IZUMO零とは、Studio e.go! 制作の日本神話をモチーフにしたアダルトSRPGゲームである。
概要
舞台は明治12年(1879年)の横浜。悪霊退治のために立ち上げられ桐谷五郎が長を務める「警視庁特別班」またの名を「内務省悪霊対策班」に永峰和人ら6名は集められる。そして6名は悪霊による事件を解決していくことになるが、そのうち悪霊を悪用し政府転覆を企む勢力と戦うことになる。
2005年発売。IZUMOシリーズの他作品と違い、続編の特別版には収録されていないので注意。
エンディングでは主な登場人物のその後の生涯が簡単に語られる。
PC版は別製品「でぼの巣箱」の拡張パッチを当てると和人・陽子のカップルも成立可能になるなど追加要素がある。
プレイステーション2へも「IZUMO零 ~横濱あやかし絵巻~」の名でアダルト要素を除いて移植されている。
登場人物
[ ]は声優
永峰和人 武器:刀 [木島宇太]
一応主人公(というのもこの作品は群像劇的面がありメイン6人全員が主人公と見なせるので突出して目立つわけでもない)。幕末の騒乱で両親を失い長州の祖母に引き取られた。その祖母の遺言で桐谷五郎の元へ行く。
山田虎之助 武器:棒術 [空野太陽]
仙台の山奥出身で美園と同郷。武者修行していたところ桐谷五郎に完敗し押しかけ弟子になった。
沢木宗一郎 武器:サーベル [ワッショイ太郎]
地元横浜の材木商出身。海軍兵学校から警視庁特別班へ転任してきた。一見キザっぽい割に実はウブ。
永峰陽子 武器:弓 [木村あやか]
和人の実の妹。両親の死後は神戸の叔父夫婦に引き取られ洋食店で働いていたが、兄が横浜へ行くと知り桐谷五郎の元へやって来た。
玉城萌夕 戦闘手段:唐手 [水野江麻]
ボーイッシュなボクっ娘。琉球を出て父を探しに横浜へ密航したが、間違えて仙台へ行ってしまい、そこで道連れにした美園と共に横浜へ行き、その際に船長の伝手のお陰で警視庁特別班へ入ることとなった。
上杉美園 武器:薙刀 [榎津まお]
仙台の古武術の名門の生まれのお嬢様。婿捜しをしようと旅立とうとしたら萌夕の密航騒ぎに巻き込まれて横浜へ行く羽目になり、結果的に萌夕と共に警視庁特別班へ入った。IZUMOシリーズ恒例の料理の天災。
桐谷五郎 [田仲欽三]
塔馬六介本人。この時代は警視庁特別班の長となっている。
藤田五郎 [一一]
元新選組の斎藤一。幕末の時点で桐谷五郎と交友があったこともあり警視庁から出向して特別講師として戦闘訓練を担当する。
柳鉄舟 [高岡政人]
鍛冶職人。ゲーム的には勾玉を消費して武器防具の性能を上げてくれる。彼の作った作品はIZUMO2学園狂想曲でも登場する。
桐崎芳乃 [黒崎猫]
警視庁特別班の女医。ゲーム的には勾玉から道具を作ってくれたり、装備品を強化してくれたりする。
富田兵馬 [鉄滝次]
不平士族の指導者。有能だが手段を選ばないため不知火厳斎と対立する。
桐崎綾乃 [萩原五月]
芳乃の生き別れの姉で不知火厳斎の配下。忍術に長ける上にイワナガから方術を学んでいる厄介な人。
不知火厳斎 [馬並硬太]
誇り高い侍であったと同時に明治という時代に適応できない士族。反政府のため動くも、一般人を巻き込まないという信条がある。
花山春輔 [九条忍]
一見飄々とした軽い男で、警視庁特別班の男達を芸者遊びに付き合わせるほどだが、正体は明治政府の要人・伊藤博文。警視庁特別班の創設者として関わる。桐谷五郎とは幕末からの知人。
イワナガ [高奈ゆか]
永遠の命を持つ八百比丘尼。不知火厳斎の勢力に方術を教える。
玉城茂雄 [濱屋喜助]
萌夕の父で、やはり唐手使い。不知火厳斎の盟友のため萌夕達と敵対してしまう。
士郎 [黒崎猫]
盗みに遭ったところを宗一郎・陽子に助けられた少年。後に警視庁特別班にも出入りするようになる。
守護精霊 / タギツ [彩世ゆう] タギリ [如月美琴] サヨリ [仁藤桜] ウズメ [柏木リナ] キジムナー [雅] ミシャグジ [九条忍]
それぞれ精霊との戦いに勝てば召喚できるようになる。
SRPGとしての特色
- 複数の味方ユニットを一度に動かして連携攻撃が出来る。例えば1人目が敵を空中に投げ2人目が突き飛ばす、など。
- 既にクリアしたステージで再び戦闘し経験値積み・勾玉回収などすることが可能。
- 守護精霊の勾玉を装備していれば、1名に限り召喚できる。
アダルトゲームとしての特色
関連動画
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関連項目
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