下記の記事には、公式情報が少ないためユーザーが調査した未確定の情報が含まれますが、あらかじめご了承下さい。 なお、下記の内容と異なる事例を発見した方は、お手数ですが記事末尾の掲示板での報告を宜しくお願い致します。 |
世界の新着動画は、かつてニコニコ動画およびニコニコ生放送に存在した機能である。放送前日から当日にかけてニコニコ動画に投稿された新着動画からランダムで選ばれた動画を、各カテゴリグループごとにニコニコ生放送で流し続ける番組であった。また、このタグがつけられている動画は、世界の新着動画で紹介された動画であることが多い。
略称としては実質開発総指揮のしんのさんオススメの「セカ新」が公式とされていたが、実際には「セカチャク」または「世界の新着」と呼ばれることが多かった。「セカ着」、「SSD」と略される事もあったようだ。
2017年12月7日をもって既に終了している[1]。本記事のここより下の内容は終了前のものである。
概要
世界の新着動画は、ニコニコ動画の新着動画を紹介する公式生放送番組であり、2009年10月29日に公開されたニコニコ動画(9)と同時にスタートした新機能である。
毎日午後7時から各カテゴリグループごとに放送され、会場は最大定員が2,000人の「試写席」。会場に入るにはニコニコ生放送の番組表を経由して会場入り口に待機するのが確実だが、番組で放送中のカテゴリグループに限定して、動画再生ページの開始画面やカテゴリTOPページに会場への直接リンクが表示される。これらとは別に運営コメで番組が告知されることもある。
動画の紹介中は再生1分ごとに、引き続き視聴するかを「はい」と「いいえ」の二択で視聴者に問う「延長アンケート」が実施され、「いいえ」が多かった場合は次の動画にスキップする仕様になっている。 延長回数に特に制限はない模様。
各動画の再生終了後に、紹介された動画をマイリストに保存する「マイリストに登録」ボタン、生放送を離脱して本動画を見に行く「この動画を見に行く」ボタンが表示される。再生の終了を待たなくても、上部に表示される元動画のタイトルやプレイヤーのシステムタブ(注:上級者モード限定)の動画リンクをクリックして元動画にジャンプ、システムタブの「マイリストに追加」リンクをクリックしてマイリストに追加する方法も提供されている。
ユーザー生放送での動画紹介との最大の違いとして、この番組で試写された動画には一定期間、番組へのリンクが張られる。[2]
このリンクからタイムシフト(閲覧無料)に飛ぶことで、試写時にどんなコメントが付いてアンケート結果がどうだったかを確認できる。
動画作成者に当該放送での反応を伝える手段として、かつては「試写中についたコメントを動画コメントとして反映する」というかなり乱暴な方法がとられていた。[3]
無論この機能は数々の問題を生み、これを嫌うがために生放送引用を拒否する動画うp主も多発した。結局この機能は2010年7月1日のリンク機能リリースと共に廃止となった。
放送の流れ
- 開場後「世界の新着動画オープニング」を再生して放送の流れと注意点を説明 (5分)
- パネルで「????年??月??日 投稿 ○○○○ の再生を開始いたします」を表示 (5秒)
- 番組の残り時間が2分10秒以下なら、運営コメで「この動画で放送終了になります。」を表示
- 動画の再生 (25秒)
- 運営コメで延長アンケートの開始を予告 (カウントダウン5秒)
- 動画を再生しながらアンケートを表示 (20秒)
- 運営コメでアンケートの締め切りを予告 (カウントダウン5秒)
- アンケートの結果を表示 (5秒)
- 「はい」が50.0%以上であれば4.に戻る
- 動画の再生を終了
- 「再生を終了いたしました」パネルを表示 (カウントダウン10秒)
- 最後の動画でなければ2.に戻る
- パネルで「以上で世界の新着動画 ○○○○ のカテゴリを終了いたします」を番組終了まで表示
- 上記の秒数はあくまで目安であり、状況次第で数秒程度のズレが発生することがある
-
1. 2. 11. 13.の間に書き込まれたコメントは元動画に反映されない仕様だが、タイミングが前後することがあるのでギリギリのタイミングを狙うと確実に失敗する。(2010/07/01変更) - 4.〜10.の間は動画が継続して再生されているので合計で60秒、以後は延長ごとに60秒追加再生。
- 11.で「マイリストに登録」と「この動画を見に行く」ボタンが表示される
- 再生時間の残りが60秒以内の場合はアンケートを取らないので、5.〜9.が省略される
- 動画が最後まで再生された場合は再生時間が5秒追加され
、その間に書き込まれたコメントも元動画に反映される。(2009/11/13変更) - 延長再生中でも番組の残り時間が2分10秒以下ならアンケートを取らずに番組終了時刻の40秒前まで再生される。
- 上記の判定の元になっている再生時間は元動画のサムネイルで表示される再生時間であり、動画再生ページのプレイヤーの下に表示される再生時間ではないことに注意。
放送枠
レギュラー枠
放送時間 | 対象カテゴリグループ | 所属するカテゴリ |
---|---|---|
日曜の17:00~19:00 | 週刊 世界の完走動画 | 前日までの1週間分試写のうち、「完走」した動画 |
19:00~19:30 | 政治 | 政治 |
19:30~21:30 | エンタメ・音楽 | エンタメ 音楽 歌ってみた 演奏してみた 踊ってみた VOCALOID ニコニコインディーズ |
21:30~22:00 | 科学・技術 | 科学 ニコニコ技術部 ニコニコ手芸部 作ってみた |
22:00~23:00 | 生活・一般・スポ | 動物 料理 自然 旅行 スポーツ ニコニコ動画講座 車載動画 |
23:00~24:00 | 「ニコニ広告」 | 新着ニコニ広告対象動画 |
24:00~25:00 | アニメ・ゲーム・絵 | アニメ ゲーム 東方 アイドルマスター ラジオ 描いてみた |
25:00~26:00 | その他 | 例のアレ 日記 その他 |
26:00~26:30 | R-18 | R-18 |
- 放送枠は特別番組等によって変更されることがある
- 30分番組の終了時刻が公式には35分と記載されていた時期があったが、実際には30分で閉場となっていた(現在は公式表記も修正済み)
- 2009年12月2日までは21:00~21:30の枠が政治カテゴリグループ単独での放送であったが、12月3日より現殿堂入りと複合の1時間枠となった
- 2010年2月24日までは23:00~24:00がエンタ・音楽・スポ枠であったが、ニコニ広告枠の増設により2月25日より19:00~20:00へ移動となった
- 「ニコニ広告」枠の試写で再生される動画は、広告ポイント順をもとに決定される。
特別番組としての世界の新着動画
上記レギュラー枠の他にも、通常の選出範囲にとらわれない番組が特番として放送される場合がある。過去の特番としては以下のようなものがあげられる。
なお、特番開催の際には上記レギュラー枠の時間帯繰り上げ/繰り下げ/休止が予告なく行われることがある。
放送日 | 放送時間 | 放送枠 |
---|---|---|
概要 | ||
2009年11月17日 | 22:00~23:00 | 新国際ニコニコ映画祭 作品上映会 in 【世界の新着動画】 |
2009年11月24日 | 22:00~23:00 | 新国際ニコニコ映画祭 作品上映会 in 【世界の新着動画】第2回 |
2009年12月21日 | 17:00~18:00 | 【直前スペシャル】新国際ニコニコ映画祭 作品上映会 in 世界の新着動画 ※以上3つは『第12回新国際ニコニコ映画祭』の一環として放送 |
2010年3月26日 | 18:00~19:00 | 【直前スペシャル】新国際ニコニコ映画祭 作品上映会 in 世界の新着動画 ※『第13回 新国際ニコニコ映画祭in沖縄』の一環として放送 |
新国際ニコニコ映画祭に投稿された作品を試写する特番。コメント反映ありの設定で放送された。 | ||
2010年3月16日 | 23:00~24:00 | 【世界の新着動画】「ニコニ広告」一周年記念放送 |
2009年宣伝ptランキング上位の広告動画を試写する特番。ニコニ広告1周年を記念して開催。 | ||
2010年6月18日 | 21:00~23:00 | (RC)時代の世界の新着動画 |
ニコニコ動画(RC)時代に投稿された動画を振り返る特番。運営感謝の日の特番として開催。 | ||
2010年8月13日 | 26:00~27:00 | 世界の怖い動画 |
2010年8月14日 | 26:00~27:00 | 世界の怖い動画 第二夜 |
2010年8月15日 | 26:00~27:00 | 世界の怖い動画 第三夜 |
これまでに投稿された恐怖・心霊・オカルト動画を試写する特番。 | ||
2011年3月6日 | 18:00~19:00 | (γ)時代の世界の新着動画 |
ニコニコ動画(γ)時代に投稿された動画を振り返る特番。ニコニコ復活祭の特番として開催。 | ||
2011年10月10日 | 22:00~23:00 | 世界の(RC2)動画~山頂2007~ |
ニコニコ動画(RC2)時代に投稿された動画のうち再生数上位のものをランダムで紹介する特番。ニコニコ動画(RC2)がリリースされた記念日として開催。 | ||
2011年10月10日 | 23:00~24:00 | 世界の(RC2)動画~深海2007~ |
ニコニコ動画(RC2)時代に投稿された動画のうち2011年9月時点で再生数が3桁以下のものをランダムで紹介する特番。ニコニコ動画(RC2)がリリースされた記念日として開催。 |
仕様
- 公式生放送であるが、「ニコ生日誌」の対象外となっている。ただし「タイムシフト機能」は12月24日より終了後のアーカイブ公開に対応した(URL公開期間は過去7回分)。
- 「試写席」という会場で放送され現在の最大定員は2,000人(2009/11/5変更)。表示される他の視聴者のコメントは、席番で500区切りの範囲のみ。ただし、公式生放送のニコ道館のように部屋名で分けているわけではなく、どの座席も「試写席」という名称である。また「試写室」と誤記されることもあるが、正しくは「試写席」である。
- 「世界の新着動画オープニング」のBGMと背景映像の詳細については、該当記事を参照。
- 動画の再生時間は 60×(n+1)秒[nはアンケートで選ばれた回数] だが、動画が最後まで再生された場合は画面が止まったままで再生時間が5秒延長される。これが放送事故と間違えられる場合がたまにある。
- 延長アンケートに参加できるのは動画が再生されているユーザだけであり、何らかの理由で動画の再生に失敗したユーザーには延長アンケートは表示されない。
- 次の動画の読み込みは現在流れている動画が表示された時点で始まっている。視聴履歴から次に流れる動画の確認が可能。
- 番組の最後の動画が延長された場合は、読み込まれた次の動画は再生されないが元動画の再生数に反映される。この仕様のために、いきなり増えた再生数を見て事情が分からずに戸惑う投稿者が後を絶たない。
- 番組途中で不具合が起こった場合や事前に選ばれた動画が尽きた場合などに、番組の最初に試写された動画から順番に試写しなおされることがある。
- この番組からマイリストに登録した動画は「とりあえずマイリスト」に追加され
、「この動画はニコニコ生放送(【世界の新着動画】○○○○○ - lv???????)から登録されました。」のコメントが自動的につけられた上でマイリストコメントに登録される。 - 元動画の再生で『「世界の新着動画」のコメントを表示しない』設定を有効にした場合、受信したコメントの中で、放送中に書き込まれた「_live」コマンドつきのコメントを非表示にするだけであり、結果的に表示されるコメント数が減っても過去のコメントからは補充されない。なお、2010年7月1日以降の投稿動画については、コメント反映が廃止されたため、この設定自体、意味をなさない。
※放送初期に、リロードせずに長時間視聴しているとブラウザが落ちる不具合があった。11/2の変更で解決されたようだが、問題がある人は過去リビジョンを参照。
選ばれる動画の条件
共通事項
- 枠の放送開始時間の3時間前(以下、「締切時刻」と呼ぶ)の情報を元に内部的に再生リストが作られ、それを元に番組は進行する。
- ニコ割動画及びビットレートの高い動画は選出の対象外となる。
ビットレート制限の詳細については、現在報告されている中では2009/11/04に放送されたこの動画の1,048.6kbpsが最高であるため、ニコニコ動画(ββ)時代のプレミアムユーザーの上限ビットレートが境界ではないか?と推測されているが、紹介を狙ってこの条件を満たすように作成された動画が再生0秒で弾かれた事例も報告されており、弾かれた原因がビットレートであったかを含め、詳細は未だ不明である。
「高ビットレート動画が掲載されない、という動作でとりあえず運用」されていることは、運営側の非公式コメントで明らかになっているが、同時に「ただし条件は流動的」とのコメントもあったため、将来的には条件が緩和される可能性がある。
主要なジャンルの中では特にアイドルマスターの高画質動画が制限にかかって弾かれることが多い。 - 締切り時刻時点で削除されている動画, 非表示にされている動画, 生放送での引用を拒否されている動画は選出の対象外となる。
ただし、試写に選ばれたが締切時刻を過ぎたあとに削除/非表示されたという場合、代わりに公式削除動画が試写されてしまうことがある。この場合も削除前の動画の長さ分試写が行われ、1分を超える場合にはアンケートも行われる。場合によってはなぜか完走してしまうケースすらある。 - 稀に、タイトル表示後に再生0秒で終了する動画がある。視聴履歴に残るし、再生数も加算される。
この現象はとくに生放送での引用を拒否されていない時も起こるため詳しい条件は不明であるが、ニコニコ動画が重い時に発生しやすいようである。 - ニコニコチャンネルの動画も紹介対象に含まれる(2009/12/11変更)。紹介される動画の投稿日時の範囲はユーザー投稿動画と同一条件の模様。
2009年11月28日に、ニコニコチャンネルに所属する、投稿日時が極端に古い動画が数本紹介されたが、何らかのトラブルだった模様。以降、2009年 12月11日の正式告知ま で、チャンネル動画が紹介された事例は報告されていない。
カテゴリグループ内新着動画試写枠の場合
- 選ばれるのは動画の所属カテゴリが設定されている動画のみであり、締切時刻時点でそのカテゴリグループのカテゴリが設定されている動画が選出の対象となりうる。
逆にいうと、所属カテゴリなしの動画はどの枠でも選出の対象外である。 - 基本的には、投稿日時が放送当日(ここでは24時以降の放送も当日とする)か前日の動画が紹介される。
- 投稿日時が所属カテゴリ番組の当日締め切り時刻(放送開始3時間前)ょり新しい動画が、その日の番組で紹介された事例は今まで報告されていない。
- 以前は、投稿日時が所属カテゴリ番組の前日締め切り時刻(放送開始27時間前)より古い動画も紹介されていたが、最近の報告例はない。
また例外的に一日2回放送される、殿堂入りカテゴリグループにおいては、番組単位で上記の条件に従っている模様。重複はチェックされていないらしく、2つの番組で別々に紹介される動画が稀に存在する。
「ニコニ広告」枠の場合
- 動画の所属カテゴリが設定されていない動画も、初広告が入れば試写される可能性がある。
- 前日締め切り時刻(前日20時)~当日締め切り時刻(20時)までに初めてニコニ広告が入稿された動画が選出の対象となる。
- 当日締め切り時刻(20時)時点での広告額が高い方から順に、再生順序が決定される。
締切時刻をすぎたあとで広告額を積んでも順序の変更は行われない。 - 締切時刻を過ぎたあとにニコニ広告を拒否する設定にしても試写対象外となることはない。
- カテゴリグループ内新着動画試写枠で既に試写された場合やこれから試写される予定の場合でも、除外されたりすることはない。
週刊 世界の完走動画枠の場合
- 動画の所属カテゴリが設定されていない動画も、前日までの1週間分の試写で完走していれば選出される可能性がある。「ニコニ広告」枠や(開催があった場合は)特別番組として放送された枠も、例外ではない。
ただし、週刊 世界の完走動画枠(前週分)での完走はいくらなんでも選出対象外である。
世界の新着動画に選ばれない方法
上記の選ばれる動画の条件を参考にすれば回避する時間を更に絞り込めるが、保証はないことに注意。
これらの方法は「ユーザによる生放送(リクエスト生など)で使えない期間が生じる」「ランキングから除外される期間が生じる」などのデメリットがあるため、選ばれない価値があると思った時以外は無理に回避しようとしないのもひとつの選択である。
「生放送での引用」を拒否に設定する
2009/11/12よりうp主側の設定で生放送での引用の拒否/許可を設定できるようになった。
ただし、生放送での引用の拒否をすると世界の新着動画だけでなくすべての生放送で配信することができなくなる。
世界の新着動画には紹介されたくないが、他の生放送での引用まで拒否したくないという場合、SmileVideo投稿直後の動画情報登録時は「許可しない」にしておき、投稿日の翌日の番組終了後に「許可する」に手動変更するのが最も確実である。
※厳密には、登録した所属カテゴリタグの"世界の新着動画"生放送開始時刻を覚えておいて、その1時間前後を見計らって「許可しない」にする、もしくは、所属カテゴリタグの生放送終了直後に投稿するようにすれば丸一日空ける必要は無いのだが…
- 設定変更をする生放送時間帯や、変更行為そのものをド忘れする可能性
- 単純に手間がかかり面倒くさい シリーズ物など動画を大量に投稿する人ほど煩雑になる
- 世界の新着動画のスケジュールに、投稿者側がいちいち都合を合わせなきゃいけないのは心理的にストレス
…など、感じ方に個人差はあるもののうっとうしい要因があるため、拒否せずに紹介される/面倒だから投稿動画は一括で拒否のままにする/新着時だけ拒否して後から許可に変更する のどれを選ぶかは投稿者自身が判断する必要がある。
やり方は、動画投稿後、SmileVideoの動画情報登録ページで「生放送での引用」の設定を「許可しない」にする。
NMMから直接投稿する場合は設定項目が存在しないので、別途SmileVideoの動画情報登録ページで設定が必要となる。
所属カテゴリを設定しない
所属カテゴリを設定されていない動画は、カテゴリグループ内新着動画試写枠で選出されることはなくなる。カテゴリが設定されている場合、動画上のタグ編集画面で「カテゴリ解除」ボタンを押せば解除される(カテゴリ用のタグを付けてロックするだけなら選ばれることはない)。
ただしこの場合、公式のカテゴリランキングなどに載らないため、ランキングの対象になりたい場合は世界の新着動画の後で各自所属カテゴリを設定する必要がある。
また、「ニコニ広告」枠, 週刊 世界の完走動画枠, および不定期に開催される特別枠はこの方法では回避できない。
特定のタグを付ける
問題点
世界の新着動画の視聴ユーザーは数百人から最大2,000人と多く、またそのユーザー全てが同じ動画を同じタイミングで見ており、かつユーザーは自ら選択してその動画を見始めている訳ではない。このことから以下の問題が発生しやすい。
独特の内容のコメント
生放送により発生するコメントは、他の多数の視聴者が一覧から自らクリックして視聴し始めた場合と雰囲気が大幅に異なる。世界の新着動画特有のコメントとして、運営によるコメントに対する反応、動画読み込みエラーによる反応、前の動画と関連した反応、「延長アンケート」の投票結果に関するコメント、カテゴリに関連するコメント(例:御三家枠でのジャンル論争)、世界の新着動画というシステム自体に対するコメント、などが挙げられる。
誹謗中傷
カテゴリ違いやゲーム実況、続き物、同じ題材(歌、曲、ゲーム等)を対象とした動画が既に流れていた場合、同一の動画が二回流れた場合(削除→再うp、あるいは総動画数が極端に少ない場合の二巡目)などに、ネガティブコメントや誹謗中傷が溢れかえる事が多い。また、動画の出来が良くない場合に、動画投稿者を中傷するようなコメントをつけるユーザーが多い。尚、ボカロと混同されがちなUTAUについてはニコニコ動画での立ち位置やUTAU≠VOCALOIDを参照のこと。
カテゴリグループ内での動画割合
世界の新着動画ではカテゴリグループ単位で時間が区切られて放送されているが、カテゴリごとの紹介量はグループ内の各カテゴリの新着動画量に比例する。例えばアニメ・ゲームカテゴリではアニメ関連動画とゲーム関連動画のそれぞれの新着動画数の割合で決まるため、実際に紹介されるのは新着動画数の圧倒的に多いゲーム関連動画が9割以上を占めることになる。このためアニメ関連動画の紹介を見ようと集まった視聴者が満足できず、不満の矛先として動画のコメントが荒れてしまう。
コメントの反映による問題
ここまでの問題点だけならばいわば番組内のいざこざであり、乱暴な言い方をすれば「嫌なら見なきゃいい」ことである。
しかし、2010年6月30日試写までは試写中につけられたコメントを元動画に反映する制度があり、その結果として「荒れて」しまい、動画を自ら削除してしまう動画投稿者も少なくない(改めて投稿し直すだけの場合もあれば、動画投稿自体、あるいは動画制作自体を断念する事もあるようだ)。「世界の荒らし動画」「世界の爆撃動画」「世界の公開処刑」などと揶揄される事がある。
紹介されるのを拒否できる、もしくは紹介された際に起こる再生数の増加・コメントは動画に反映しない、などの対応を望む声も多く挙がった。
元動画に元々存在したコメントが押し流される問題については、2009/11/13の修正で、反映するコメントの量を調整しつつ、コメントが1ヶ所 に集中しないようにする仕組みが導入された。
コメントの反映については、2009/11/12に運営長の中の人が「自分の動画に生放送からのコメントを「反映する/しない」という項目を選択で きる機能」を提供する予定であることを公表した[4]が、その後コメント反映機能を廃止することが発表され、2010年7月1日分試写より廃止となった。
場違いなコメント群
動画に直接つけられるコメントと生放送の雑談混じりなコメントとではその性質が全く違うことは容易に予想できる。その「場違いなコメント」がつけられることで動画が荒れてしまい、中にはそれが原因でうp主が削除に至った動画も多く存在する。
閲覧者がそのようなコメントを見ることを回避するには、動画プレイヤーの設定メニュー(注:上級者モード限定)より『「世界の新着動画」のコメントを表示しない』にチェックを入れる必要がある。
また、外部ブログで使用されるプレイヤーにおいては『「世界の新着動画」のコメントを表示しない』設定を有効にできないため、世界の新着動画から反映されたコメントを非表示にするためには視聴者がコメントを全て非表示にしなくてはならない。
コメントの押し流し
2009/11/13までは、放送中に書き込まれた多数のコメントの全てが元動画に即反映されていたために、再生時間に応じたコメント数の制限によって、放送前に元動画に存在したコメントが押し流され、場合によっては放送中のコメントも押し流されて特定の再生時刻にコメントが集中してしまう問題があった。
放送前に多数のコメントが存在していた動画においては、視聴者がプレイヤーで『「世界の新着動画」のコメントを表示しない』設定を有効にしても、上述した仕様のために今でも「押し流し」による影響が避けられない。
世界の新着動画での動画の好みの傾向
世界の新着動画で受け入れられやすい動画
世界の新着動画で受け入れられにくい動画
- カテゴリが合ってない動画。
- 「カテ違い」と断ぜられ、動画そのものを疎んじるコメントをされる事が多い。
また、複数のカテゴリに該当しているような(「東方」の曲を「演奏してみた」など)動画の場合「これは御三家だろ」「いや、やってみた系でいいだろ」など と視聴者の間で揉めることがある。 - 投稿時のアス比設定が間違っている動画。
- 動画投稿時に選択するアスペクト比率の選択を間違えると、生放送内で引用する際にそのアスペクト比いっぱいで動画が伸長されるため、場合によっては非常に無様な状態で再生されてしまう。(これはセカチャクに限らずユーザが引用した時も起こる現象である)
- これを防ぐ方法は「アス比」項目を参照のこと。
- 音量が大きすぎたり、耳障りな音成分が多い動画。
- 動画ごとに音量に差が出来るので、普段より視聴者が音の大きさややかましさに敏感になってしまう。
- 投稿者コメントが必須の動画。
- 生放送での引用時には投稿者コメントが無効になるので、字幕やニコスクリプトで投稿者コメントを用いる動画が台無しになる。
- 映像、音源の丸上げ動画。
- ただし、ネタ要素が強い場合など化ける可能性もある。
- 動画冒頭での文章表示による説明や注意書きが長く、本編がなかなか始まらない動画。
- 30秒で視聴を継続するかどうかを判定しなければならないので、前置きが長いと内容を把握できないまま継続拒否の判定をせざるを得なくなってしまう。イントロが長い楽曲も近い傾向がある。しかし、動画の再生が中断される寸前に本編が始まって実は面白そうな動画であったことが判明することもあり、「ああああああああああああ」のコメントで画面が埋め尽くされることも。
- 実況プレイ動画や作業用BGM、車載動画、続き物など、世界の新着動画や生放送と相性が悪い動画。
- 「長時間かけてじっくり視聴する」タイプの動画は生放送で視聴するには向いていないため。また、続き物は途中から見ても仕方がないため。
- 平均レベルかそれ以下の「歌ってみた」動画。
- 「ズコー」などの定型コメントのネタにされやすい。しかし、上手い場合はネタ抜きで評価される場合も。
- 女性向け動画・腐向け動画
- 視聴者層の中心層とずれているため。いわゆる女性向けとされる作品を題材にしていると無条件で叩かれる傾向がある。
- パチンコ・パチスロ動画
- こちらも視聴者層の中心層とずれているため、無条件で叩かれる傾向がある。
- クリスマス・バレンタインデー等
- リア充爆発しろ!的な理由で内容を問わず好意的な反応が少なく、壮絶な不支持率を叩きだす傾向がある。
- ディズニー(リゾート関連)
- こちらも好意的な反応が少ないため。「ディズる」「ネズミーランド」といったディズニーを揶揄したコメントが目立つ。
- 余談だが「ニコニコディズニーツアー」などのタグがあるように、ディズニーのニコニコ動画に対する規制は非常に甘い模様。
関連動画
関連コミュニティ
関連項目
- ニコニコ動画(9)
- ニコニコ生放送
- カテゴリグループ
- 世界の新着動画完走組
- 世界の新着動画スルーリンク
- ニコニコ動画(9)の問題点
- 世界の新着動画関連用語の一覧
- 世界の新着動画:運営NGワード一覧
- 世界の新着動画被害者の会
- セカ着ハイジャック事件
- 異世界の新着動画
- ニコ生クルーズ
- 無自覚な荒らし
- 糞運営
関連リンク
- 世界の新着動画完走組 @Wiki
- ニコニコ生放送-世界の新着動画
- ニコニコラム‐世界の新着動画について
- 【ニコニ広告】世界の新着動画に登場!‐ニコニコニュース
- 世界の新着動画について。(実質part3) / 過去ログ part 2 1
(ニコニコ動画への要望掲示板。運営への要望等はこちらへ。)
脚注
- *出典:「世界の新着動画」最終回のお知らせ|ニコニコインフォ
- *また、動画うp主のニコレポにも同様の案内が投函される。
- * ただし「ニコニ広告」枠と週刊 世界の完走動画枠は除く。
- * 出典:ニコニコラム「世界の新着動画について」
- 36
- 1000pt
- ページ番号: 4192731
- リビジョン番号: 2553609
- 編集内容についての説明/コメント: