盛岡冷麺とは、
ここでは、両方について解説している。
1についての概要
内外的に広く知られている、いわゆる盛岡冷麺の事である。
盛岡市内では、じゃじゃめん、椀子蕎麦(これは競技的な色合いが強く、料理としての感覚ではあまり食べられていないが)に並ぶ盛岡3大麺として、広く地元の人々に親しまれている。
歴史
1954年に青木輝人(ヤン・ヨンチョル:양용철)氏が、当時北朝鮮でたべられていた、平壌冷麺を参考に作られたもので、この頃は
- 麺にそば粉が入っていた(=麺が白くなかった)
- つゆが全くなかった
といった点で現在とは若干異なる物であり、本場の平壌冷麺に近いものだった。どの時期に現在の冷麺の雛形ができあがったのかは定かではないが、それから改良を重ねた1970代初頭ではないかと思われる。
その後、1979年(昭和54年)に南大橋の袂に開業した郊外型店焼肉ガーデン ペコ&ペコを初めとする多くの冷麺店の台頭により、盛岡冷麺の知名度はより広範囲に知れ渡るようになる。
最もメジャーとされているぴょんぴょん舎は市内でスクラップ工場を経営していた邊龍雄(ピョン・ヨンウン)氏が岩手県の新事業転身の補助金制度を利用し1987年に創業。県外に冷麺を売り出すために「盛岡冷麺」という呼称を初めて使ったことで有名。店は瞬く間に大繁盛店となり、盛岡冷麺の名前が全国に知れ渡る要因となった。現在は東京銀座にも支店が存在し、そちらでも盛岡冷麺を味わうことが出来る。生麺とレトルトパックになったスープがセットになったお土産用もあり、家庭でも本格的な冷麺を楽しめる。
他には 焼肉冷麺ヤマト、大道園、やまなかや、盛楼閣 等が有名で、いずれも焼肉店に併設される形で冷麺を提供している事が大きな特徴である。このため、盛岡人が県外に出ると一番驚くことの一つがこの「焼き肉屋に冷麺がない」事であったが、焼肉店のメニューに冷麺があるところが増えている(だからと言って盛岡冷麺とは限らない)。
特徴
冒頭でも述べられているとおり
といったことがあげられるだろう。味は甘辛く、とろりとした独特のつゆが生み出す他は類を見ない味わいが特徴で、これにキムチを加えることで、味にしまりと均整が与えられ、調和の取れた味になる。
独特の歯ごたえとコシのある麺は、初めて食べた人は「まるでゴム」と感じるほど。子供に食べさせる場合は注意。
キムチは、カクテキという大根キムチを使用するのが一般的。もちろん普通のキムチを用いても何の問題もない。
注文するときに店ごとに数段階用意されている辛さを指定する。「別辛」と頼むと辛味が別皿でくるため自分好みの辛さにすることができる。最初に何も入れずにスープを味わい、キムチを足して好みの辛さで食べると通っぽい。初めて食べる人や辛いものが苦手な人には別辛がおすすめである。
盛り付けは店によって差があるが大抵はキュウリ・ゆで卵・牛肉。
口直しのための付け合わせとしてスイカや梨といった果物が入っていることが多い。酢豚のパイナップル同様強烈に嫌う人もいる。
2についての概要
ドラマ「ネコナデ」内から派生した新人歌謡歌手。詳細プロフィールは公表されていないが、盛岡冷麺をこよなく愛していることから岩手県の出身と推測されている。
高橋直純そのままと外見が酷似していることからか親交が深く、同氏のラジオ番組「TroubleMaker」内にてハコ番組「冷麺の食の花道」というコーナーを担当し、日本各地のマイナーな食材を紹介している。
初めて公の場に姿を現したのは2008年夏に行われた高橋直純のライブ内であり、まさ川クリステルとの対談の後、デビュー曲「けもの道」を熱唱した。
2009年にはドラマ「幼獣マメシバ」からのスピンオフ作品「ことなかれヒーローじんじゃーまん」の主題歌「じんじゃーまんの唄」、ED曲「かくしあじぶるーす」を歌う。
2011年10月-12月ドラマ「マメシバ一郎」でエンディング「スブタにパイナップル」を歌う。
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関連項目
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