ニコニコ大百科

アンチ優勢な作品の主人公の場合、読者目線では明らかに歪んでたり分不相応な言動してるのに作中で称賛されたり、それに対立した方が悪役として倒されたりする。
それに対し鬼丸の場合、刃皇、柴木山親方、レイナみたいに明確に今の状態を良くない・見ていられないと断じたり、大典太みたいに共感しかかるもやはりこうなってはいけないと踏みとどまったり、ナレーションにすら『どす黒いもの』と表現されたりで作中でも四面楚歌、でもその実ほぼ全員が主人公を慮っているという複雑な状態だからな。
要するに、作中の人物と読者がほとんど同じ心情で鬼丸の事を見ていると言うわけだ

むしろみんな火ノ丸に好感持ってるから、見ててつらくなるんだろうね。
それはそれで、相当ハイレベルなキャラ描写をしてると思う。

「苦しいやろなあ、かわいそうに」
「君ほど辛そうに相撲取る奴もおらんよ」
「君の相撲は痛々しくて見てられへん」
高校時代の個人戦で天王寺さんと当たったときに天王寺さんが火ノ丸に抱いた印象が↑なんだが、今の火ノ丸見てると天王寺さんマジで何者だってレベルで的確すぎる。

苦言を呈したいとすれば蜻蛉切戦の後に言った「親方や弟子たちに恥じ入ることのない相撲」では決してないことか。

柴木山部屋の面々は割と分別ついてる（バト君ですらも）とはいえ、
中卒入門の星野君に対しては、火ノ丸が未成年であろうと関取として模範とならなきゃならんし、
テレビの前にいる小学生力士が「あれなら勝てる」と思ったらどうするんだと。

>>782
天王寺は「客にどう見られてるか」まで加味して相撲取ってるからなぁ
勝ち負けを疎かにするわけではなく、ただスポーツがエンターテイメントでもある事をちゃんと理解しているプロの鑑
それだけ余裕があるって事でもあるが、原点は火ノ丸と同じはずなんだよな･･･

火ノ丸の場合
・両親が早逝(小柄さで母親にも負い目を感じさせてしまう)
・理解者でライバルな辻が肺の障害で長い間相撲から離れてしまう
・中学時代の監督がコテコテなテンプレ思考で小兵は小兵らしい取り口しか認めない
と最初からベリーハードモードだし…
あと>>783の言うように火ノ丸に影響を受け過ぎると首藤戦の蛍みたいになってしまうのだろう
一方天王寺の場合
・技を磨いた後に急激に身長が伸び始める
・中学時代からエースとして華々しい活躍
・高校の監督が柔軟な思考の持ち主で外国人留学生まで含めたバラエティ豊かな部員がいっぱい
これは相撲の神に愛されてますわ(刃皇的な意味でも)

天王寺さんは身長が急激に伸びたといってるが
このデータマンなら技を磨くだけじゃなく、身長を伸ばす方法も可能な限り調べ上げ実践してそう。

完全な妄想だけど当時の天王寺さんは食生活や睡眠時間はメッチャ気をつけてたと思う

>>786
将来的には断食とかヨガとか取り入れそうやね。
決して無根拠なわけではなく、横綱白鵬が実際に取り入れて成果を出してる。

体調維持と栄養摂取に青汁飲んでるらしいな、白鵬。

あと、健康法と似た話なのだが、先場所引退したロシア人力士の阿夢露（アムール）は、給料のほとんどを医者代や体調管理に使っていたらしい。

その阿夢露関、確か体重130kgあるかないかの軽量力士だったっけか。
やっぱり小兵となるとそのくらいしなきゃ持たないのかな、と思ってしまう。

90kgの火ノ丸も身体のメンテナンスに相当お金をかけてるんだろうな...
あの性格じゃ無駄な出費とか一切なさそうだし、趣味も高つかないやつだから、
お金を使うとしたらそこだろうね。それと親方株を買うための貯金か。
(あれだけ勉学ができたんだから、通信制の大学でも出てほしくもあるが...)

アニメキャスト公開

潮火ノ丸：阿部敦
小関信也：落合福嗣
五條佑真：熊谷健太郎
國崎千比路：佐藤拓也
三ツ橋 蛍：村瀬歩
辻桐仁：寺島拓篤

今週の刃皇格好良すぎだろ
狂ったり、傍迷惑な愛ではなく、ど直球の正道な(相撲)愛を持って
主人公を救おうとするラスボスとか最高かよ
ヒロインのレイナさんに対しては由美さんと両親みたいな事やってるし…

これまで見てきた漫画のなかでも「底(本性)が見えない・わからない」という不気味さでは刃皇はめちゃくちゃインパクトのあるラスボスだわ
その不気味さがそのまま恐怖に繋がってるから素晴らしいボス描写だと思う

大相撲は15日の合計勝ち星を競うからスポーツ漫画で多く扱われるトーナメント戦とは流れが違うせいで今後の展開が全然読めんね、刃皇戦はまあ負けるんだろうけど

相撲漫画だから仕方ないけど、
ヒロインが真剣な顔で飯食ってる半裸のおっさんと一緒に居座す構図はシュールだわ。

I LOVE相撲Tシャツのせいでめっちゃ真面目な話ししてんのにシュールすぎる
どこで買ってきてんだあのダサいTシャツ・・・・・・

「てめぇが死にたい理由に俺を使ってんじゃねぇ」って駿海さんが考えるのはそりゃ当然だろ
恩に報いるどころか逆に余計なこと言った責任感じてるじゃないか・・・
誰ひとり喜ばない勝利ってむなしすぎる当の火ノ丸すら全く喜んでないし

ずっと勝利を応援してきたけど
今回ばかりは横綱に勝ってほしい「火ノ丸に負けてほしい」と本当にそう思う

>>795
横綱ゆえ特注の贈り物という可能性も高いが、買ったのなら買う店は間違いなく一つしか存在してない。
両国‥‥つまり国技館のすぐ近くに、「ライオン堂」なるキングサイズ専門の服屋さんがあるのだ。
HPのトップからして力士御用達と堂々と言ってるし実際その通りなのだが、ググって商品を見てみるといい。サイズ表示の割り切りっぷりが漢らしすぎるぞ。

よくみると刃皇の食事、唐揚げらしきもの？も小さく書いてあるし、また大包平はがいにされたのだろうか……

あとやっぱりゴルフに付き合ってた四方田は刃皇の付き人なんだろうか。横綱ともなると付き人も大勢いるらしいけど

>>797
同じ部屋な以上投げ飛ばされ続ける運命だからしゃーない

主人公は今後どうなるんだろうな。
①強さに飲まれて本当の鬼になる、というかハゲて角が生える
②夢破れてストリートファイター
③愛の力で赤の、明鏡止水に目覚めて青の相を獲得して、黒い相の上から纏う
④両手両足がクラッシュして相撲ができない絶望から発狂しかけた結果、繋ぐ力に目覚める
⑤鮫島さん登場。似た者同士ということで己を省みる。

刃皇めちゃくちゃかっこよくてほんと頼むから鬼丸を救ってくれって思ったけど
それはそれとして次回煽り文の「愛の戦士…土俵入り!!」がじわじわくる

勝てる気がしねえ……と思ったのは久しぶりだぜ
まぁ、今の鬼丸にはあんまり勝ってほしくないんだけどさ

今の火ノ丸に対してあんだけ余裕と安心感を持って対峙出来る横綱マジパねぇ！
しかしだからこそ刃皇にも闇堕ちの相があるのが信じられん…
この人が火ノ丸並みに追い詰められる事なんてあるのか？

怪我の影響だろうなぁ…。ただでさえ体格に恵まれず3年先の稽古をしろといわれてたし。

これほどまでに主人公に勝ってほしくないし絶対勝てないだろうな、と思うことはそうそうないな…

>>802
今週号で10年ぐらい前（22のころ）には横綱になってたって判明したし
苦労したのは高校卒業～幕下ぐらいのころなのかねぇ。で、何かが刃皇を変えて幕内では全盛期を過ぎたとはいえ大和国を破るほどの力士になったと……

「君にこんな顔をさせるならば、やはり彼は間違っている」
「女の子を泣かせるような悪い男は懲らしめてやらないとな…！」の説得力が凄まじい。
こんなの今の火ノ丸がどんな反論したって屁理屈にしかならないじゃないか…
レイナとのラブコメ展開いる？って思ってたけどこの展開とその後を考えると絶対に欠かす事のできないパーツだったんだな

相撲の取り方自体はまあ良いのよね
体が足りず技も壊れてる以上、捨て身だろうが命を削ろうがそれがスタイルなら仕方ない
でもそれはそういう相撲にやり甲斐を、楽しみを、愛を持っているならの話
だけど今の潮はいろんな物に追い立てられて命懸ければ良いんじゃろみたいになってるのがね…
今の潮の境遇でああなるなってのが無茶でもあるんだけど

火ノ丸のせい、誰か一人のせいってわけじゃなく、運命が悪い方へ悪いほうへ巡ってドツボにハマったからな……。

蜻蛉切相手に無道スタイルの取り口で勝ってなければ。
丸さんが怪我していなければ。
駿海さんがまだまだ健在であれば。
刃皇が勝ち逃げ宣言をしなければ。
腕が壊れてなければ。
国宝世代がもっと早くに世に出ていれば。
大和国引退から現在に至る10年のうちに、日本人横綱が誕生していれば……。

バチバチの鮫島もというかはじめの一歩とかスポーツ物漫画全般に言えるけど破滅に向かって突き進むのを称賛するのは正直不快だったしバシッと言ってくれたのはスッキリした

>>808
蜻蛉切がやらかすまでは、鬼丸も今ほど追いつめられていなかったことを考えると、品がないけど体格に恵まれて滅法強いアイツが薫丸の足を壊した一件も、
（丸さんはまだあきらめていないとはいえ）才能がない人間が長く角界に居続けることも、上に行くことも難しいってことを鬼丸に痛感させてしまったのかもな……