うきわ(浮き輪)とは、
概要
主にドーナツ状の形をした、円形の浮き袋を指す。玩具の一種とされる場合もある。
近年では人命救助用とは違いレジャー用として様々な形の浮き輪があり、「輪」とも限らずイルカやバナナなどの形を模した上に跨って遊ぶものもあったり、泳げない子供のために腕用の浮き輪も存在する。
水面に安定して浮遊しやすいことから、ゴーグル・シュノーケルを用いて顔だけ着水し水中風景を楽しむものもある。(シュノーケリング)
水泳が得意な人、積極的に泳ぎたい人には邪魔な抵抗となってしまうためあまり用いられない。
販売・取り扱い
売店・海の家などで販売している場合も多い。
しぼませると持ち運びやオフシーズンの収納に便利であるが、エアーコンプレッサーなどの自動で空気を入れる手段がないと膨らませるのが大変といったデメリットもあり、お父さんなどが雑用として押し付けられる場合もある。
事故・トラブル
もっとも浮き輪に乗ったまま転覆して溺れたりなど、浮き輪が原因となる水難事故も少なくないため、子供が(浮き輪が無いと)溺れてしまうような水深の場所で子供を遊ばせる場合は必ず大人が付き添うべきであろう。
また、人が多いプールやレジャー施設では浮き輪の使用が他の来客・利用者の邪魔になってしまうとして浮き輪の使用を禁止している場所もあるので注意したい。
浮き輪や水泳能力の有無にかかわらず離岸流の起きる海岸や、水深や水流の大きく変わる河川といった危険への知識・情報を知らずに亡くなる方も多いので注意。(人がいない=穴場ではなく、危険場所の可能性もある)
救命用・代用品
船舶の壁などに備え付けられている救命用の浮き輪は、沈没時など水面の浮遊物に接触して穴が開いてしまわないためレジャー用と比較し硬質。目立ちやすいオレンジ色であったり、引き寄せやすいよう紐がついている場合も多い。
いざという時には通常の浮き輪でも救命に使用できるが[1]、中身を捨てたペットボトル等も簡易な浮き袋として使用できるためアイデア次第である。
単純に乗員・乗客全員に救命胴衣(ライフジャケット)を着せてしまうといった安全対策[2]が取られる場合もある。
創作作品では
漫画などの中ではカナヅチな人物が海やプールに行く際に必須のアイテム。有名な愛用者として『ドラえもん』の野比のび太がいる。
海の真ん中で浮き輪をなくしておぼれたり、あるいは浮き輪につかまったまま沖や無人島に流されてしまったりなどトラブルの原因となることも多い。
水着でのんびり水面に浮かんだり、尻だけ通して船のように浮かぶだけでなく、陸上であっても胴体を通す、脇に抱える、前に抱える、ちょっと掲げる、持ち運ぶなど様々なシチュエーションが映えるアイテムでもある。
輪でない浮き輪などは作者やキャラクターのセンスが映える。(サメやシャチ型など)
浮き輪 - ニコニコ静画 (イラスト) (nicovideo.jp)
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関連項目
脚注
- *誰かが溺れている時に都合よく浮き輪なんて持って通りかかる方が稀だが…
- *川下りなどで衝突・転覆し大勢が落水すると浮き輪が足りない、全員に手が回らず落水者と生存者で人数が違うといった見落としも起こりうる。
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