| 略符 | Scl |
| 象徴 | the Sculptor |
| 起源 | ニコラ・ルイ・ド・ラカーユ |
| 概略位置 | 赤経:0 赤緯:-30 |
| 正中日時 | 10月22日21時 |
| 広さ | 475平方度(36位) |
| 3.0等以上の恒星数 | 0 |
| 最輝星 | ちょうこくしつ座α星(4.30等) |
| メシエ天体数 | 0 |
隣接する星座 |
くじら座 みずがめ座 みなみのうお座 つる座 ほうおう座 ろ座 |
概要
1756年にラカーユによって作られた、比較的新しい星座。彫刻を制作する彫刻室がモデル。
彫刻する部屋の星座というなんともユニークな、というかパッとしない星座名である。
現代風に”アトリエ座”とでも言い換えればインパクト増すかもしれない。(というか作られた当初はアトリエ座という名だった模様。後述)
明るい星のない星座だが、広い領域の中には銀河南極(銀緯-90°の点)が存在する。星間物質の少ない領域で、遠方の銀河を観測しやすい。
ちょうこくしつ座から東へ進むと、似た名前を持つちょうこくぐ座がある。
主な天体
恒星
ちょうこくしつ座には固有名を持つ恒星は存在しない。
データ
| 名称 | 視等級 | 絶対等級 | 距離(光年) | スペクトル型 | 変光星型 | 変光幅 | 備考 | |
| α | ちょうこくしつ座α星 | 4.30 | -2.27 | 672 | B7IIIp | 回転変光星 おひつじ座SX型 |
ごく僅か | 青色巨星 |
| β | ちょうこくしつ座β星 | 4.38 | 0.69 | 178 | B9.5IVMNpe. | |||
| γ | ちょうこくしつ座γ星 | 4.41 | 0.72 | 179 | K1III | |||
| δ | ちょうこくしつ座δ星 | 4.59 | 1.37 | 143 | A0V | |||
| η | ちょうこくしつ座η星 | 4.86 | -1.27 | 548 | M2/M3III | |||
星団・星雲・銀河
ちょうこくしつ座の領域では、多くの銀河が観測できる。
歴史
フランスの天文学者ニコラ・ルイ・ド・ラカーユが1756年に設定した14の星座のうちの1つ。
当初は「彫刻家のアトリエ座(l’Atelier du Sculpteur)」という名前が付けられ、彫刻室の内部をイメージして作られていた。星座絵では、三脚台に乗った胸像やノミなどの彫刻用具が描かれている。
その後ラテン語に直されApparatus Sculptorisという名前になった。さらに省略されてSculptorisが正式名称となった。
ただしSculptorisを直訳すると「彫刻家」という意味になるが、日本語では相変わらずちょうこくしつが正式な日本名とされている。
関連静画
関連項目
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