カラカルとは、ネコ目ネコ科カラカル属のネコの仲間である。
学名はカラカル・カラカル(Caracal caracal)。ネコ科レプタイルルス属のサーバルとは、分類上はかなり近い関係となっている。
概要
大きな耳を持ち、その先端に黒く長い房毛があるのが特徴的なネコ。この大きな耳はサーバル同様、獲物の音を聞き取る能力が高い。体長は55~90cm、体重は8~23kgで、茶色系の色の毛で覆われていて、腹部は白い。体毛は短く、長くほっそりとした四肢を持ち、尻尾はスリムで長い。飛んでいる鳥をジャンプして捕まえることがあり、跳躍は3mにも及ぶ。
アフリカやアフガニスタン、イランやインド北西部などに生息しており、主に草原や丘陵地などのサーバルキャットが生息する環境よりも乾燥した地域に生息している。茂みや岩の割れ目に巣をつくることが多く、また、ツチブタやキツネ、ヤマアラシなどが使った古巣の穴を使うこともある。主に夜行性で、昼間は茂みや木の上に潜んでいることが多い。
夕方から狩りに出かけ、ネズミやハイラックスといった小動物や、鳥などの他、小型のレイヨウやサル類なども襲うことがある。足も速く、レイヨウの仲間になら走って追いつける。
日本においてはサーバル同様特定動物に指定されており、逃げださないような檻といった、ちゃんとした飼育環境を用意することができればペットとして飼育することができる。
参考として、カラカルを飼うのに必要な情報が載っているところを載せておく。
動物園では、東京都の羽村市動物公園や福岡県の福岡市立動物園、兵庫県の姫路市立動物園で観ることができる(JAZA公式サイトによる、カラカルがいる動物園を検索結果より)。
冬場といった寒い時期には展示公開されない場合もあるので、注意が必要。
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関連項目
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