キース・シャーディスとは、漫画・アニメ『進撃の巨人』の登場人物である。アニメのCVは最上嗣生。
概要
来歴
847年にエレンやミカサ、アルミンが訓練兵団に入団した際、教官として登場。850年の卒団まで第104期訓練兵団に関わる。
エレンの父、グリシャ・イェーガーとは知己であると描写されている。
訓練兵団の教官になるまえは、第12代調査兵団の団長を務めており、第1話から登場していたことがのちに判明した。
人物
新兵の教官として、厳格な人物として描かれている。入団時の新兵への誰何は、過去を断ち兵士に向いた人材を育てるための通過儀礼として、読者、視聴者に某鬼軍曹を彷彿とさせたことだろう。
マルコやコニー、サシャらに対する対応と違い、845年のシガンシナ区陥落時の地獄を見たとされるものに対しては、上のやりとりは行っていない。
エレンの適性検査時の動きから、器具の不調を見抜くなど、観察力には優れている描写が見られる。
また作中では、104期訓練兵団所属者に対する解説など、教官らしい人に対する認識の正確さが描写されている。
物語中盤で判明したこと
王政への反乱を経て、エレンは巨人の能力を父親から継承した記憶を取り戻した。さらにその後、巨人の継承の直前にキースがいたことも思い出し、調査兵団はキースのもとを訪ねる。
調査兵団に問い詰められたキースは、エレンの父親のグリシャ・イェーガーとの出会い、エレンの母親カルラとのつながりなどを明かす。かつての調査兵団団長だった際には、自分の後をエルヴィン・スミスに託していたこともここで読者に示された。エレンの巨人の継承の際には、父親を食って人に戻ったエレンを何事もなかったかのように避難所に連れ戻したことも告白した。
さらに、調査兵団には伝えなかったこととして、エレンを調査兵団に入れないためにエレンの適性検査の際の工作を行っていたことも明らかとなった。カルラのエレンに対する愛情を知っていたキースは、エレンを壁の外に出して殺させたくなかったのである。
しかし、キースが変えたいと願ったことのほとんどは実現せず、調査兵団にもとがめられることなく放置されたキースは自らをただの傍観者だと自嘲するのであった。
調査兵団時のキース
調査兵団の団長を務めていた際には、兵士の被害を顧みず巨人に戦いを挑むほどに猪突猛進だった。後任のエルヴィンの代になって調査兵団は極力巨人との戦闘を避ける戦法にシフトし、被害は大きく減ったことを考えると、やはり団長としての能力はエルヴィンに劣るだろう。
しかし、読者からは自ら率先して巨人に突っ込み、それでも生き残り続けたキースの個人戦闘能力の高さに注目され、団長としてはともかく、一兵士としては飛びぬけているのではないかといわれていた。
物語終盤の活躍
シガンシナ区奪還、そして島の外に敵がいることが判明したのちも訓練兵団の教官としての指導は続けていたが、すでに敵は巨人ではなく人間の国であるのに立体機動装置での訓練を続けていたため、訓練兵からは不満が上がっていた。
しかし、ジーク・イェーガーによって多数の無垢巨人が発生した際には、訓練兵を助けるために自ら立体機動装置を身に着け、無数の無垢巨人を倒し、多数の訓練兵を助けている。
さらに、エレンが地鳴らしを発動させ、パラディ島がイェーガー派に制圧されると、アルミンたちが地鳴らしを止めるために島を出るのをサポートする。
その際には、イェーガー派の鉄道による増援を単独で爆弾を使って吹き飛ばし、さらに旧式の立体機動装置で改良された対人立体機動装置を身に着け、銃で武装したイェーガー派の兵士を切り倒すという、やはり非常に高い戦闘能力を見せてくれた。
最期は、アルミンたちを乗せた船を追撃させないために、マーレのテオ・マガトと協力して武装した巡洋艦とともに自爆した。
キース語録
- 「お前の心臓は右にあるのか!」
- 「王はお前の体など求めていない」
- 「わからないな……」
- 「なんの成果も!!得られませんでした!!」
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関連項目
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