概要
もとは上手者(じょうてもの)の対義語で、粗雑で大衆的な品のことを意味する言葉であったが、
現在では、一般的な価値観から外れた珍奇なことをあらわし、また食の分野で、ふつうの人が
食べることをためらうような食材を意味することが多い。
ゲテモノ食い
世界各地にはそれぞれ独時の食文化が根付いており、他の地域の人から見るとゲテモノとみなされてしまうものも
少なくない。
日本の食べ物を例に挙げてみると、納豆やクジラ、いくら、うに、白子など日本人にとっては当たり前のように
食べているものでも、外国人からはゲテモノ扱いされてしまうこともあるのである。
逆に日本人にはゲテモノにしか映らない海外の料理にはどういったものがあるのだろうか、少しだけ紹介しておこう。
見た目に反して味はおいしいものが多い(らしい)ので、もし気になったものがあればチャレンジしてみてはどうだろうか。
・バロット
フィリピン・ベトナムをはじめとした東南アジアの広い地域で食べられる、孵化直前のアヒルの卵を加熱したゆで卵。
・鼠仔酒
中国の広東省の伝統的な漢方の一種。
生まれて間もないネズミの赤ちゃんを生きたままアルコール度数の高いお酒に漬け込み、そのもも一年間ほど発酵させたもの。
・カース・マルツゥ
イタリア・サルデーニャ地方のチーズで、チーズバエに卵を産み付けさせた羊乳チーズを3カ月ほど熟成させて作る。
チーズにナイフを入れた瞬間、波のようにうじ虫が飛び出すという。
・クモのフライ
カンボジアではクモはメジャーな食材。
ヒトの手のひらほどの大きさのタランチュラの一種を使い、味付けしたクモをにんにくと一緒に油で揚げて作る。
加熱することで毒は抜けるという。
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関連項目
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