ロックマンシリーズにおけるジョーカーとは、以下のことを表す。
本項では、1.を解説する。
概要
『流星のロックマン3』における悪の組織、『ディーラー』のメンバーで。
ボスである「ミスター・キング」に忠実な黒人風の3m近くもある大男。
性格は冷静かつ冷酷で、「弱い者に生きる価値はない」と考えている。
ウィザードの力なしで強力なノイズの力を操ることができ、一般のウィザードにノイズドカードを差し向け凶暴化させたり、人間である白金ルナをロックマンの目の前で消滅・電波化させたこともある。
ディーラーに所属するヒール・ウィザードは、彼に憧れて加入した者が多く、
ロックマンに敗れた後は、残ったディーラーのメンバーに対してすっかり呆れている様子がオービタルベースで見られる。
誕生の経緯
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圧倒的な力でロックマンの前に立ちふさがる謎の男、ジョーカー。 本編では語られていない、彼の誕生の由来が『究極ガイド バトルブラックボックス』にて 紹介されている。彼がなぜ激しく人間を憎むようになったのか、その所以が明かされている。 機密情報につき、ここから下は反転して読んでもらいたい…。 |
ニホンとアメロッパのWAXAがあるプロジェクトを合同で開始した。
ウイルスバスティングに特化した実行プログラム『バトルウィザード』の開発である。
ジョーカーはその一号機であり、暁シドウが所有するウィザード『アシッド』の前段階機である。
しかし、あまりに人間に近い外見と思考を与えてしまったため、
自我が強くなり、自分より知力・戦闘力に劣る人間への服従を拒むようになる。
これを失敗作と判断したサテラポリスは、彼の処遇について、協議を始める。
一部からは「破壊」という強硬な意見も出たが、
これに対してはプロジェクトのリーダーであったヨイリー博士が難色を示す。
「失敗作であるウィザードのジョーカーをどうするか」、長い議論が繰り広げられた。
この動きを察知したジョーカーは憤激し、施設を破壊して脱走。
人間への深い憎悪にとりつかれ、復讐を誓うこととなった。
なぜ、自分を生み出したのか?なぜ、自分は生み出されたのか?
何のために…、自分の存在する理由とは、生きる意味とは、いったいどこにあるのか?
その後、「世界の支配」を謳うミスター・キングに深い感銘を受け、
ディーラーのメンバーに加入することになる。
それは、自らを生み出した人間たちがその支配下になったときこそ、
自分の本当の存在する理由がわかるのではないか、という期待からの決断だった。
「力こそ全て」が信条で、自分より弱い者に対しては、
人間であろうと、ウィザードであろうと、一切容赦はしない。
また、『ウィザード』という言葉に対して、異常なまでの過剰な反応を示し、
「人間よりもウィザードが優れている」といった趣旨の発言もたびたび発する。
そういった行動の裏には、「人間」と「電波」のどちらでもない存在でありながら、
己の存在意義(レゾン)に悩む一面があるからだと考えられる。
戦闘の際は、ロックマン同様にファイナライズし、「グレイブ・ジョーカー」と名乗る。
その姿は、ロックマンのファイナライズの1つ「レッド・ジョーカー」に姿が酷似している。
トランスコードは「000」である。
グレイブ・ジョーカー
ジョーカーが戦闘を行う際に変身する姿。
拳で相手を粉砕する武闘派な戦闘が基本だが、
メテオサーバーからギガクラスカードをダウンロードして使用することもある。
ほとんどの攻撃に対してのけぞらない『スーパーアーマー』を備えているため、
動きを止めるには、マヒ・凍結の追加効果を持つカードを用意するか、カウンターを狙う必要がある。
使用する技
グレイブ・ジョーカーが登場するバトルカード
- グレイブ・ジョーカー(威力はV1:160 V2:190 V3:270 X:350 GA:390~450)
メガクラスカード、またはギャラクシーアドバンス(GA)によって使用可能。
ロックマンの位置にグレイブ・ジョーカーが出現し、腕を振り下ろした後、合計3本の鉄柱を発生させて攻撃する。
鉄柱は、1個目は相手のいる位置(複数いる場合はランダムに1体を選択)に出現し、
2、3個目は完全にランダムな位置に出現する。
鉄柱が敵、または障害物に接触しなかった場合、HP100の障害物として残り続ける。
なお、グレイブ・ジョーカーが腕を振り下ろす前方1マスにも攻撃判定があるため、
この位置にいる敵に対しては表記の2倍のダメージを与えられる。
GAによる組み合わせは、「エドギリブレード1」+「エドギリブレード2」+「エドギリブレード3」である。
- グレイブ・メテオレーザー(ゲーム中の表記は『Gメテオレーザー』、威力は30×14)
「レッドジョーカー」バージョンでのみ登場するギガクラスカード。
ロックマンの位置にグレイブ・ジョーカーが出現して前方にレーザーを発射し、
攻撃範囲のパネルを全てヒビパネルに変化させる(すでにヒビパネルの場所は穴パネルに変化)。
敵がインビジブルの状態でもダメージを与えられる『対インビジブル性能』を持つ。
関連動画
関連項目
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