ディガーノート(Diggernaut)とは、メトロイド サムスリターンズに登場するゲームオーバー量産マシーンである。
キャラクターの名前自体は欧州のみで発売されたLEGACY EDITION付属の公式アートブックが初出だが、日本語表記での正式名称は大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIALのスピリッツで判明した。
概要
メトロイドⅡには登場しない追加ボスの1体で、エリア3の背景に特に多く存在する掘削ロボットの超大型版である。
メトロイド以外の数少ないボスの一体であり、3つのエリアにまたがって遭遇することになる。
名前はDig(掘削)とJuggernaut(圧倒的な破壊力)を組み合わせたもの。
1回目
初めて遭遇するのはエリア3の暗い通路。道を塞ぐ巨大なガレキがあり、埋まっているグラップルポイントを引っ張るとガレキを突き破るように埋まっていたDiggernautが起動し、サムスをカメラで捉えて去っていく。(暗い為シルエットしかみえない)
ここで起動させてしまった結果ああなったと考えると、進行上仕方ないとはいえ起こさなければよかったとプレイヤーに思わせてくれる。
2回目
エリア4では鳥人像を破壊しており、その場所から下へ降りると突然採掘アームとの追いかけっこが始まる。アームに接触すると一撃死である。
その追いかけっこのコースが初見殺し、スルーブロックやグラップなどの焦る要素の満載の入り組んだ地形であり、しかも3段階に分かれたロングコースなこともあって屍の山を作るプレイヤーも少なくない。
最後は障害物なしの全力疾走ゾーンになっており、逃げ切ることができればサムスを見失って取り込んだ岩石とともに先の破壊された鳥人像が所持していたと思われるスペースジャンプを吐き出して去っていく。
追いかけっこの通路にパワーアップアイテムが落ちているが、掘削アームで破壊された後の通路に残っているのでアイテムが取得不能になることはない。
3回目
エリア6にて今度はサムスの目の前で鳥人像を破壊してパワーアップアイテム(Pボム)を持ち去っていく。(鳥人像になんの恨みが…)
そこから少し進んだところにある部屋に入ると奥の隔壁が開きDiggernautが現れてついに正面対決となる。
どうやら小型掘削機(と言ってもサムス並の大きさ)を追いかけていたらしい。
戦闘は他のボスのようなシンプルな攻撃の応酬ではなく、「メトロイドプライム」シリーズに見られる謎解き的要素の強い戦闘となっている。特にプライム2の「クアドラアクシス」戦を思い出した経験者は多いのではないだろうか。
攻撃は慣れるまで避けにくいものが多いうえ、いずれも当たると非常に痛い。(エネルギータンク1個分程度は軽々と消し飛ぶ)
攻略方法もすぐには気づきにくく、初見殺し要素が強いボス戦のため、2回目のチェイスと同じくかなりの難所になっている。
なお、メレーカウンターが有効な場面のない唯一のボスでもある。
倒した後はPボムを吐き出して崩れ落ち、壁に埋もれていたゲートが露出する。
最終的に道を塞ぐアームごとパワーボムで跡形もなく消え去った。
余談
- ノーダメージこそ不可能だが、倒すだけなら一番最初に遭遇した時のパワーアップだけでも理論上倒せるようになっている。(故意的な設計だろうか?)
そこにスペースジャンプかフェイズドリフトさえあればノーダメージも可能。 - ディガーノート戦はメトロイドプライム式の「ボールトラック」が登場する唯一の場面でもある。やはりスタッフもプライムを意識しているようだ。
- 背景に多数存在する掘削機だが、サムスと戦闘するのはDiggernautのみである。
- アイテム回収率で解放されていくチョウゾメモリーでもその姿が確認できる。
- 戦闘時の音楽はメトロイドプライム3のバーサーカーロードのものがベースになっていると思われる。
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関連項目
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