デキシーランドとは、「銀河英雄伝説」に登場する宇宙母艦である。
概要
デキシーランド Dexieland |
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所属 | 地球統一政府宇宙軍 第四方面総監部 |
艦種 | 宇宙母艦(宇宙空母) |
艦長 | アーノルド・F・バーチ大佐 |
乗員 | 102名以上 |
西暦2520年代、宇宙暦で言えば-470年代に地球統一政府宇宙軍、第四方面総監部に所属していた宇宙母艦。
艦長であるアーノルド・F・バーチ大佐が、専用看護婦を必要とする病人であるにもかかわらず非人道的な人事で指揮を取ることを強いられていることが、西暦2527年の地球統一政府統一議会軍縮・軍備管理部会において話題に上がった。
武装は不明ながら、宇宙母艦である以上、少なくとも艦載機に類する小型艇をある程度の数、搭載していると思われる。
艦長バーチ大佐は病人であるため、デキシーランドには副官以外にも艦長のためだけに仕える従卒が六名、コックが二名、女性秘書一名、そして前述の専用看護婦が一人乗艦している。彼らの給料は市民の収める国税で賄われていることを考えれば、事は艦長の健康だけにとどまらない大問題になりそうなものだが、それを言うと「つまらん皮肉」扱いされてなかった事にされるので、政治生命が惜しかったら何も言わないのが賢明というものである。
病人のための艦長室
解説することが可能なデキシーランド内部の唯一の特徴は、240平方メートルにも及ぶ広大な艦長室であろう。艦長室は執務室、居間、寝室、バスルームに分けられ、すべて艦長一人が使用するためのものとなっている。
なお、艦長室の真下には兵員用の居室があるが、そこには同じ240平方メートルに90名が居住している。
石黒監督版におけるデキシーランド
帝国巡航艦との相違点としては、下部の突出部がデキシーランドでは中央部付近にあること、中央上部から後部にかけて艦橋設備と思われる張り出しがあることなどが上げられる。
登場シーン
そんなものはない。OVA本編第56話「地球へ」(創元版第六巻飛翔編冒頭に当たる)は、ほぼ全編にわたり、かの一三日間戦争から地球統一政府の樹立、地球の腐敗とシリウス戦役、そして銀河連邦の成立までを解説している回だが、デキシーランドはこのうち宇宙軍の腐敗を糾弾するシーンにおいて図面で登場している。直前に同形状と思われる宇宙軍艦船が登場するが、その中にデキシーランドが含まれるかどうかは定かではない。また、シリウス戦役は西暦2690年のことであるため、デキシーランドが参加していた可能性は低い。
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関連項目
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