トヨタ・アルファードとは、トヨタ自動車が2002年より製造をしているミニバン型の乗用車である。
トヨタ車のミニバンの中では最高峰にあたる。
概要
車名の由来は、星座の中で最も明るい星を意味するギリシャ語のα(alpha)に由来する造語から。
過去にはトヨタ・グランドハイエースがそのポジションにいたが、1997年にデビューの日産・エルグランドに
シェアを取られて、その対抗馬として登場をしている。駆動方式はFFと4WDの二種類が用意される。
FF駆動にしたことにより、乗り降りのしやすさをアピールをして大ヒットを飛ばした。
2008年に登場の二代目モデルからは、姉妹車としてヴェルファイアが存在をしている。
初代モデル(2002年~2008年)
2002年に登場。過去に存在をしていたハイエース派生のワゴンを統合をして登場をしている。
駆動方式をFRからFF駆動にしたことにより、乗り降りのしやすさと、日本人好みな豪華な内外装を用意することにより大ヒットを飛ばした。
販売チャネルはトヨペット店とビスタ店で、トヨペット店向けが「アルファードG」、ビスタ店向けが「アルファードV」という名称だった。ビスタ店とネッツ店の統合後はネッツ店にてアルファードVが販売されていた。
GとVの違いはエンブレムやグリルデザインなど。
エンジンはV型6気筒の3000ccと直4気筒2400ccの二種類が用意された。ミッションは3000ccが5速ATで、
2400ccが4速ATとなる。この4気筒車がコストパフォーマンスに優れていて売り上げの殆どを占めていた。
2003年にハイブリッドモデルが登場。直4気筒2400ccをベースにハイブリッド機構を組み込み、ミッションも専用のCVTとなった。これにより燃費性能をアピールすることに成功をする。駆動方式はFFと4WDが用意された。
だがアルファードハイブリッドが登場した時期が悪く、アルファードハイブリッドの生産を終了を発表された後にガソリンが高騰し、駆け込み注文、中古価格が高騰した。標準で1500WのAC100V電源が使えるのは今のところ初代アルファードハイブリッドだけである。2代目アルファードハイブリッドはオプション150W100V電源のみ。2代目のマイナーチェンジでオプションで1500WのAC電源を装着できるようになった。
当初のイメージキャラクターには、フランス人の俳優ジャン・レノを起用した。これが2011年より放送をされている
実写版ドラえもんの起用に繋がっていった。
二代目モデル(2008年~2014年)
2008年に初のモデルチェンジ。大ヒットをした先代モデルを踏襲をするスタイリングとなる。この時点でハイブリッド
モデルは廃止となった。エンジンとミッションは進化をし、3000ccが3500ccに排気量がアップがされ、2400ccの
ミッションはCVT化がされる。
この代より「V」は「ヴェルファイア」として新たに車種名が与えられ、ネッツ専売車固有のNをかたどったエンブレムを装備するデザインとなった。アルファードはトヨペット店専売モデルとなる。
2010年に初の輸出モデルが登場。最初に中国、後に台湾の各市場に投入をされた。初の左ハンドルモデルとなる。
2011年にマイナーチェンジ。ハイブリッドモデルが復活を果たす。本来はアルファードハイブリッドは先代であまり売れず(生産終了発表までは)、廃止する予定だったが、発表後に燃料高騰による予想外のヒットと先代オーナーの要望により、復活する。だが1500WのAC電源は無駄という判断により搭載が見送られていたが、東日本大震災により今後は1500WのAC電源を搭載するという発表をし、(実際エスハイ、初代アルハイは被災地で電源車として役立ったという)マイナーチェンジでオプションで1500WのAC電源が選べるようになった。
三代目モデル(2015年~)
2015年1月に兄弟車・ヴェルファイアと共に6年ぶりにモデルチェンジをする。
バリエーションは従来のV型6気筒の3500ccと、直列4気筒のガソリン仕様とハイブリッド仕様の排気量が2400ccから2500ccとなる。またリアサスペンション車軸式のトーションビーム方式から、独立懸架式のダブルウィッシュボーン方式へ新設計となり、走りと乗り心地の両立をさせた。
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関連項目
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