トラマナとは、ドラゴンクエストシリーズに登場する呪文である。
概要
ダンジョンにある溶岩、毒沼、トゲ、バリアーなどによるダメージを無効にする呪文。
攻略本では幕を張ってダメージをなくしているイラストがあるが、実際のゲーム内ではどのようにしているのかは不明。作品によってフロアにいる間、パーティー全員が出るまで効果は続くなどとまちまち。PS2版のDQ5では敵とエンカウントすると効果が切れる。
主な使いどころ
DQ1では呪文は登場しないが、ロトのよろいがトラマナと同じくバリアを無効にする。要するにトラマナのルーツ的存在。ロトのよろい自体は後述のトラマナと同じ効果を持つどうぐに分類されているが、呪文の原点的な立ち位置という事なので、便宜上ここで触れる。
DQ1は主人公のみの一人旅なのだが、当然ではあるがロトのよろいも一品物で、鎧を装備した時点で結果的にパーティー全体に呪文が掛かったのも同然となる。
ちなみに、同作における各バリアは、実はロトのよろい無しでも通過する事ができるのだが、同作のバリアの被ダメージ量はプレイヤーの体力を半分以上持っていく物という事で非常に多く、結果的にロトのよろい無しでは難易度が跳ね上がってしまう。
初登場となるDQ2では毒沼はともかく、海底洞窟の大半を占めている溶岩やハーゴンの神殿などに存在しているバリアで受けるダメージは非常に多く、この呪文を使う事が必須となる。
FC原作ではサマルトリアの王子、ムーンブルグの王女共に使える呪文だったが、リメイク版では覚えるキャラがサマルトリアの王子しか存在していない。このため、彼が倒されてしまった場合は、例によってそれらダンジョンの難易度は跳ね上がる事になる。
ちなみに、DQ2でもロトのよろいにトラマナの効果が付加されているのだが、DQ1同様に一品物である関係で装備者がローレシアの王子のみになっているので、せいぜい特定のエリアでしか効果を発揮させる事ができない。
以降の作品もこの呪文の有無でダンジョンの難易度が変動する作品が多くなっている。
しかし、取得の際に転職条件が厳しい上級職を得なければならないDQ6がきっかけになったのか、バリアのダメージ量が低く攻略の際にこの呪文が必須ではない作品も増加しているようだ。
DQ8のニンテンドー3DS版では奈落の祭壇というダンジョンが追加され、5のダメージを受ける毒沼が追加されているが、トラマナを覚えられる者がいない。
トラマナと同じ効果を持つどうぐ
前述の通り、DQ1及びDQ2ではロトのよろいがトラマナと同じ効果を持っている。
DQ9ではようせいのくつ、オベロンのくつもトラマナと同じ役割を果たす。
DQ10では呪文は登場しないが、魔法使いの職業クエストで「トラマナ石」というアイテムが登場する。またナドラガンドの道具屋ではトラマナミストという使うと60分間毒の沼など地形ダメージを受けないアイテムが売られている。
習得者
シリーズ | 消費MP | 習得者 |
---|---|---|
DQ2 | 1 | サマルトリアの王子(Lv.17)、ムーンブルクの王女(Lv.21、FC版) |
DQ3 | 2 | 魔法使い(Lv.19)、賢者(Lv.19) |
DQ4 | 2 | マーニャ(Lv.21)、ピサロ(最初から) |
DQ5 | 2 | ビアンカ(Lv.17)、フローラ(Lv.15)、男の子(Lv.15)、 スライム(Lv.25)、オークキング(Lv.9)、 しびれくらげ(Lv.25)、デボラ(Lv.18) |
DQ6 | 2 | レンジャー(★3) |
DQ7 | 2 | 海賊(★4、PS版) 盗賊(★2)、勇者(★1) |
DQ9 | 3 | 魔法使い(Lv.13)、 レンジャー(Lv.3) |
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関連項目
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