ニコニコビジョンとは、PC版ニコニコ総合トップページの最上部に設けられた大型ビジョンである。
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(PC版のみ対応)
概要
2020年10月27日13時に行われたニコニコ総合トップページのリニューアルに伴って誕生した、さながら渋谷の大型街頭ビジョンかのような常設のプレーヤーである。ここでは運営がセレクトした動画や生放送の映像がコメント付きで放映されており、訪れた者に効果的に「ニコニコ」という世界やニコニコの"今"を伝えることができるようになっている。
プレーヤーの左側には縦方向に文字が流れる電光掲示板のようなものがついている。平常時は「○月○○日のニコニコ」という文字が流れているが、運営代表の栗田氏のツイートからするにおそらくここに表示される文字列は運営側でカスタムが可能であり、イベントの際などに応じて変化する仕掛けが含まれているようである。
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https://twitter.com/sigekun/status/1320959607972397061
そして2020年12月のボカコレにおいて、ついにその機能が運用された。なおこの内容は1日中変わらないわけではなく、1日の中で何回か変わったりすることもある。以下、ニコニコビジョン電光掲示板が特別内容になった例をだいたい載せておく。あくまでだいたいである。全てを網羅することは不可能なので、その点に注意されたい。(情報の更新にご協力ください)
- 2020年12月11日:
“本日ボカコレ開催中! LIVEは明日13時から”
――The VOCALOID Collection ~2020 Winter~ 1日目に伴って - 2020年12月12日0時~13時:
“本日ボカコレ開催中! LIVEは13時開演”
――The VOCALOID Collection ~2020 Winter~ 2日目に伴って - 2020年12月12日13時~12月13日:
“本日ボカコレ開催中!”
――The VOCALOID Collection ~2020 Winter~ 3日目に伴って - 2021年1月1日:
“あけましておめでとうございます”
――新年に伴って - 2021年04月24日:
“いよいよ開催します!ニコニコネット超会議2021”
――ニコニコネット超会議2021が開幕したので - 2021年4月24日:
“ニコニコネット超会議2021ただいま開催中!”
――ニコニコネット超会議2021 1日目に伴って - 2021年6月28日
“ただいま新型コロナワクチン接種中”
――KADOKAWAグループ新型コロナウイルスワクチン職域接種に伴って
(この日は総合TOPをオンライン会場とした特別仕様にし、ドワンゴ社内で行われているKADOKAWAグループの新型コロナウイルスワクチン職域接種の模様がニコニコ生放送で中継されていた。総合TOPには各放送枠の他ワクチン接種の流れについての解説なども掲載されていた。) - 2021年8月13日
“ただいま ニコニコネット町会議全国ツアー2021 1日目 開催中”
――ニコニコネット町会議全国ツアー2021開催に伴って - 2021年10月14日
“ルーキーボカロPに注目の1日! ボカコレ2021秋”
――The VOCALOID Collection ~2021 Autumn~ 開催(前夜祭DAY)に伴って - 2021年10月15日
“ボカロの祭典「ボカコレ2021秋」開催中!”
――The VOCALOID Collection ~2021 Autumn~ DAY1に伴って - 2022年 お正月
“あけましておめでとうございます”
――2022年が開始したので - 2022年4月23日
“ニコニコ超会議2022開幕しました!今日から8日間楽しみましょう”
――ニコニコ超会議2022が開幕したので
再生数加算
実装当初のニコニコビジョンの仕様では、動画が自動再生されると動画の再生数が普通に加算されるようになっており、その日の「ニコニコDAILY TOPICS」に選ばれた動画たちの再生数が著しく急増するといった現象が発生したため批判の声が出ていた。
ニコニコビジョンに掲載された動画に対して再生数工作の可能性などを疑うコメントがつけられることがあるが、工作などが起きているわけではないので安心されたい。
運営によるとこれは「仕様」であるらしく、ニコニコインフォや週刊ニコニコインフォ 第18号で以下のように説明した。
- 再生数を加算するようにした意図は、トップページに掲載されたことによって多くの方が動画を見てくれたということを反映したかったため。
- 単にニコニコビジョンで再生された数以外にも、ちゃんと視聴ページからの再生数も増えている。
- 事前の説明不足で不安を抱かせてしまい申し訳ない。
- ニコニコビジョンからそれぞれの視聴ページにアクセスしていただき、映像と音声、コメントが一体になった様子や、その作品へのコメント投稿を楽しんでいただきたい。
しかし、この様な運営の意図がありながらも、この記事の掲示板をご覧いただけばわかるように、以下のような批判の声があがった。
- 工作をしていないのにも関わらず、ユーザーから工作を疑われてしまう。
- 自分が見たくない動画でも、強制的に再生数の加算に加担させられるのはおかしい。
- 「再生数」という指標の意味がなくなる。
- そもそも自動再生されるせいでパソコンが重くなる。
運営の意図による仕様が、ユーザーに逆効果をもたらしてしまっていた。
年が明けた2021年、1月26日放送の週刊ニコニコインフォ 第27号において、運営代表の栗田穣崇が再生数自動加算仕様について認識しており検討をしていると発言した。また、2月2日には、ニコニコ窓口担当が3月上旬にニコニコビジョンの今後について発表するとツイートした。
そして、3月2日放送の週刊ニコニコインフォ 第32号において、3月4日にニコニコビジョンの仕様が変更されることが発表された。再生数は自動加算ではなく、新たに追加される「ミュート解除」機能を使うことで加算されるようになる。これによって、異常に再生数が加算されることはなくなるとみられる。
運営によると、再生数加算について批判的な意見が多く、動画投稿者へのアンケートではマイナスな意見が96.04%だった。栗田代表は、クリエイターに喜んでもらえる様に目指していたが、ユーザーと運営とに大きな認識のずれがあったと痛感しているとして、ユーザーに対して謝罪した。
ニコニコビジョンは、実装当初批判的な意見が多かった機能だったが、それだけの再生数が増えるほど実際に動画が「人の目に触れている」というのは紛れもない事実であり、ニコニコビジョンに載ることでこの強力な露出効果でもって人に見てもらえるというのは、なかなかニコニコドリームのある話である。観てすら貰えない動画がいくらあることか(血涙)
関連動画
関連リンク
関連項目
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