ビギナーズラックとは、物事の初心者が持っているとされる幸運のことである。
ビギナーズラックの例
- 麻雀をはじめたばかりの初心者が四槓子を和了
- ポーカーのルールを覚えたばかりの初心者がロイヤルストレートフラッシュ
- ロールプレイングゲームをはじめたての初心者がいきなり激レアアイテムゲット
- 初めて馬券(競馬)・舟券(競艇)・車券(競輪・オートレース)を買った公営ギャンブル初心者がいきなり当てた
一例:2019年有馬記念にて初めて買った馬券で当てた尾形春水
ビギナーズラックは本当に存在するか
上の例を見て、あなたの周りで当てはまる事象が起こったことはないだろうか?あなたが物事のベテランであった場合、「自分は大して運が良くないのに、どうしてあいつはいとも簡単に運を引き寄せてしまうんだろう」と思ったことはないだろうか?
そもそも運というものは、我々人間の力ではどうしようもないめぐりあわせのことを言うのであるから、幸運を引き寄せる具合に初心者もベテランも関係ない。もし幸運というものに、物事の初心者へと引き寄せられやすい性質が仮にあったとするならば、それは「初心者の状態であることで意図的に運をコントロールできる」ことを意味するから、運という言葉のそもそもの定義と矛盾してしまう。
しかし同時に、運という言葉の定義からは、いつどんな形でやってくるか誰にも予測できない予測不可能性が導き出される。それはつまり、我々人間が見つけ出した数多ある法則や周期性にとらわれない動きをするということであり、幸運の波が「たまたま」初心者に集中して押し寄せてくるという事態も考えられる。よってビギナーズラックを「初心者が持っている幸運」と定義した場合、その存在は「有り得ないことはないが、証明する方法はない」としか言いようがない。
上の麻雀の例のように、運以外の要素が絡んでくる事柄の場合は、初心者を取り巻く環境がある程度結果に影響を与えている可能性もある(同卓していたベテランが「相手は初心者だから」と油断していた、初心者なので初心者同士で打っていた、など)。ただ、これによって好結果を得たのをビギナーズラックのおかげと言うのは、言葉の定義からして苦しいものがある。
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