フラム・ナラとは、TVアニメ『機動戦士ガンダムAGE』の登場人物である。CV:寿美菜子
概要
第三部・キオ編においてゼハート・ガレットの補佐官として派遣された、ヴェイガン所属の少女。18歳。
実際はザナルド・ベイハートの命により彼の監視役として接近していた。
薄紫のツインテールとツリ目が特徴。下記の関連静画の多さにも証明されるが、非常に視聴者の人気が高い。
自他ともに厳しい実直な性格で、ゼハートにも毅然とした態度を見せることがあった。
最初はゼハートのことを内心認めていなかった節があるが、その真相は、彼女の兄が「ゼハートを庇い命を落とした」マジシャンズ8のドール・フロストであり、兄が命を賭けて守ったほどの男がどれほどのものかを見極めるため、ザナルドの命を受けたのだ。
何故が苗字が違うが、初見でゼハートに悟られないためだろうか。
軍務能力は高いがパイロットとしては未熟。しかしXラウンダー能力は相応に高く、それにより技量不足を補っている。作中ではルナベース攻略戦からパイロットとして参戦しているが、初戦ではフリット・アスノに「気合に力量が伴っていない」と圧されてしまう場面も。
やがてゼハートの人となりを知るにつれ、ゼハート・ガレットという男を認めるに留まらず、彼に惹かれていくことになる。三世代編に移行し、ゼハートが事態の核心に触れようとする頃には、彼への恋慕が明確になるのだが―――皮肉にも、ガンダムを落とすという強迫観念により狂気に堕ちていくゼハートから言い渡されたのは、実質「死んでこい」という命令。その命に殉じ、キオ・アスノを圧倒し、アビス隊のジョナサン・ギスターヴを討ち取るも、経験の差が響いてかオブライト・ローレインの捨て身の一撃を捌ききれず負傷。そのまま、ヴェイガンの放った兵器「ディグマゼノン砲」の光の中に消えてしまう―――。
最期までゼハートのことを案じ、ゼハートの幻影まで見たほどだったが、皮肉にも、誰よりゼハートを想い続けてきた彼女を喪ったことで、ゼハートは遂に最後の支えを失い、背負った重責に押しつぶされることになってしまう。
AGE版スペシャルエディションといえるOVA「MEMORY OF EDEN」では、ゼハートが描写の中心に立ったことで彼女の描写も増加している。本作ではザナルドの命ではなく自らの意思でゼハートに接触している。
また、AGE本編では描かれることのなかったキスシーンまで追加された。
なお、原案では「色目を使ってゼハートに接近する」というキャラクター性があったようだが、没になっている。
搭乗機体
ファルシアの後継となる機体「フォーンファルシア」に搭乗。追加ユニットを必要とせず、単体でオールレンジ戦闘をこなすことができる。
武器は射撃武器としても使用可能なビームバトン発生器「フォーンファルシアバトン」とオールレンジ兵器「フォーンファルシアビット」。花をモチーフとした5機のビットは、単にオールレンジ兵器として使用するだけでなく、バトンと連携することで大火力の砲撃を可能とする。
ラ・グラミス攻略戦においては、ビット使用時に彼女の幻影が浮かぶイメージ描写が挿入されている。
さあ、籠に入りなさい! 死の籠にね!
ヴェイガンという組織、フラムのキャラクター性でありながら少女趣味めいた意匠が取り入れられており、パイロットのフラムともども「魔法少女」と呼ばれていたりする。
小説版では、原型機・ファルシアがかつてユリン・ルシェルを弄んだ機体ということがあり、フリットの激情を駆り立てている。
外部出演
スーパーロボット大戦シリーズでは「スーパーロボット大戦BX」にて初参戦。PV2にて登場確定。
当然敵としての出演になるが、特にカットインをふんだんに使用した「フォーンファルシアバトン(強)」の戦闘アニメは必見。4種類もカットインが存在する。
本作では小説版の要素が取り入れられ、フォーンファルシア初登場時は自身の機体の原型機絡みでフリット・アスノを挑発している。
そして条件を満たしセリック・アビスを生存させることができれば、ゼハート、レイル・ライトの両名とセットでその生存フラグと連動し仲間になる。流石にカットインは敵時の反転だが、致し方ないだろう。
ちなみにオブライト・ローレンは本作で戦死することがないため、相打ちイベントは存在しない。
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関連項目
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