プロキシ(TCG)とは、トレーディングカードゲーム用語である。
概要
辺りを使うのが一般的。
公式が配布している物はフリーペーパーやフリーカードなどと呼ばれる。
注意点として一部を除いて(後述)公式使用は認められていない偽物のカードという事。トレーディングカードという商品の面を尊重してプロキシの存在自体が嫌いという人も多く、一人回しは兎も角、身内などカジュアル場限定で使う前には必ず相手にプロキシ使用の確認・同意をとるべきである。
対戦動画でプロキシが使用されていたり非公認な大会では容認されていたりもするが、公式が得る利益を払わず利益を得ているという印象も強く、プロキシ容認派でも嫌う人が多い。
勿論公式大会には出られず、販売などもってのほかである。海賊版カードの使用・販売として著作権法第30条に該当する可能性がある。
使用例
- レアカードが手に入らない、枚数が足らない時
だけどカードの能力を体感してみたい時の代理として。
別のカードを使う場合は間違えないように似たカードや近い能力のカードを使ったり、付箋などで目印を付けると良い。コピーしたり紙に書いたりする場合は裏からわからない様に他のカードと一緒にスリーブに入れると良いだろう
- 高額シングルカードを買うか悩んでいる時
買ったけどやっぱ要らなかった!とならない様にプロキシを入れたデッキのテストプレイで確認してみる為
- 発売前のカードの研究をする時
大抵のTCGでは発売前にカードリストがでているので印刷してプロキシを作れば発売前のカードを体験できる。
これで収益動画を上げる人は特に否定的に見られる
- テストプレイでカードを傷つけたくない時
ショットガン・シャッフルもやり放題だぜ!昔はむしろ大会以外でのフリーバトルではトラブル回避の為、推奨されてたんだとか
- そのカードを持ってる雰囲気だけでも味わいたい時
本当に価値の無いただの紙なので完全に自己満足
- 新しいカードを作る時
実際、カードゲーム開発において紙に簡単な情報やイラストだけ書いたプロキシを用いてテストプレイをする方法が取られている
- 大会中にカードが破損した時
プロキシで大会にでる事は認められていないが、大会中にアクシデントでカードが破損した時はプロキシの使用が認められているTCGもある。各TCGの大会ルールを参照しジャッジに要相談
- デジタル版(オンラインカードゲーム)オリジナルカードをリアルで使いたい時
TCGの幾つかのタイトルにはデジタルゲーム化されているものがあり、そこでしか使えないカードというものもある。
逆にバランス調整やプログラム上の制約でデジタル版には実装されないカードがあるのでそれと組み合わせて使ってみたい時に使われる。
紙と同名カードでもデジタル版で強化されていたり、まるで別カードのように変更されている場合も同様
- 本物のカードを使うと相手を殺してしまう時
うっかり闇のゲームを始めないように
各TCGでの扱い
ZX
初期キャッチコピーでは「無料で始められるTCG」を謳っており、公式サイトなどで配布されているフリーペーパーのレアリティが“F”のフリーカードはコピー可能で大会にも出られる。ただし、能力が実際のカードの劣化版だったり、期間をすぎると使用不可や能力が使えなくなるなど制限はある。
また、雑誌にも付属したりもしていた。
現在は役割を終えたのか新たな配布はされていない。
WIXOSS
フリーペーパーは配布しない方針だったが、開始当初の予想以上の盛り上がりで品薄状態になったので急遽導入。現在は使用出来ないが、レベル0ルリグはフリーペーパーでの代用でも大会に参加できる。
また、漫画では本物のカードを使うと「セレクターバトル」が始まってしまう為、プロキシを使うという場面もあった。
デュエル・マスターズ
闇鍋弾「超ブラック・ボックス・パック」にて開発者がカード制作段階に使っているプロキシ風のカードが収録された。公式大会でも使える。
マジック:ザ・ギャザリング
《Black Lotus》を筆頭とする高いカードが本当に高い(1000万以上)のでプロキシの使用やプロキシOKな非公認大会も盛ん。
「30th Anniversary Edition」として裏面が特別使用(つまり大会使用不可)のプロキシとして《Black Lotus》などが旧枠・新枠収録されている。
…ただしお値段4パック(13枚入り)999ドル(当時約14万)と高額で批判も噴出した。1枚2700円程だがシングルカードはやはり10万以上にもなり一般人には手が出しづらい。
余談だが、『デュエマ』の特殊弾で《Black Lotus》や《ニコル・ボーラス》などマジックの有名カードが制作されており、それをプロキシとして使用してるプレイヤーもいるとかいないとか。
遊戯王
海馬が《青眼の白龍》を盗む際にカタログからカラーコピーしたのもプロキシに近いが、状況的には海賊版使用による窃盗。
《プロキシー・ドラゴン》というカードがあるがパソコン用語からと思われるので語源は同じだがあまり関係は無い。
関連動画
関連静画
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関連項目
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