闇鍋(やみなべ)とは、以下の言葉を指す。
- 親しい人同士、多人数がそれぞれ自分以外には不明な突飛な材料を持ち寄り、暗中調理して食べる鍋料理の一種、または体の中から何かを召喚する儀式でもある。
- ソーシャルゲームにおけるガチャで、ピックアップ(特定景品の排出確率が上昇している状態)がされていない状態、もしくは同一のガチャで複数種類のアイテムのピックアップがされている状態。
1.の概要
闇鍋は、その昔、中世ヨーロッパの錬金術を行う魔導師が
「食べ物から金が作れるのではないか?」という疑問を元に行われたことが発端と言われる。
当時、金が起こると光り輝くことから夜(主に深夜)に行われ
各自、材料を持ち寄って煮立った鍋に突っ込むことが基本のルールとされていた。
しかし、魔導師の一人があまりの空腹に耐えかねこの鍋を食べてしまった。
この魔導師は「旨い」という一言の後、テーレッテレーという謎なファンファーレとともに魔法を習得した。
これを見た他の魔導師が、続けて鍋を食べ魔法団を結成した。
この魔法団が遠征先でも魔力の回復に闇鍋を作り世界各地に広まった。
現代においては、魔力を習得する事や、魔力を回復することは無くなったが
当時の闇鍋を再現するべく、ありとあらゆる食材が投入され研究が進められている。
その熱狂ぶりは学園祭の打ち上げなどに行われ、救急患者を出すほどである。
2.の概要
ソーシャルゲーム(以下「ソシャゲ」と表記)におけるガチャでは、一定の期間において特定景品の排出確率が上昇する「ピックアップ」と呼ばれる設定(以下「PU」と表記)がある。
それは、新しく実装されたキャラ・カード・アイテムなどや、過去に実装されたものの低い排出確率のために入手困難な景品を、PUによって少しでも有利に入手できる可能性を高めるという、ソシャゲ運営のやさしさにおける販売促進施策の一つである。
このPUがない状態では、最高レアリティが確定している場面でも「なにが出るかわからない」「欲しい景品ではないかもしれない」という思考から、ガチャを回しにくくなり、運営としてもガチャによる売上が立たないため、今日のガチャのあるソシャゲのほとんどは、PUを必ずと言っていいほど設けている。
一方、複数種類の景品が同一のガチャに於いて同時にPUされる可能性もあり、「一点狙い」をしたいユーザーにとっては、「目当てではないPU対象の景品が出てしまうかもしれない」という思考からガチャを回しにくくなる(一方で、新規ユーザーなど「なんでも良いのでPUされるような魅力的なキャラが欲しい」人にとっては、十分に選択肢の一つとなる)。
以上のように、「何が出るかわからない」というより「目当ての景品が引きにくい」PUがごちゃ混ぜのガチャを総じて闇鍋ガチャと呼ばれており、ユーザーには歓迎されにくい傾向にある。
また、ガチャの目玉となりやすい魅力的な「キャラクター」と、キャラクターなしでは使えない魅力的にも劣る「武器・防具(もしくはそれらに類するもの)」を同一のガチャから排出する場合も、同様に闇鍋ガチャと呼ぶ。
こちらに関しては、最高レアリティ排出率をよく見せるため(例:最高レアリティ5%[キャラ1%:武器4%])だったり、そのソシャゲ本来の経営的・採算的に必要だから闇鍋になっているため、将来的にキャラと装備別々のガチャに分けられるようになる可能性は低い。後出しでガチャ確率や単価周りを変更する場合、マネタイズに失敗している可能性がある。
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関連項目
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