ミリオンゴッドとは、アルゼ(現:ユニバーサルエンターテインメント)グループの企業である株式会社ミズホが2002年に発売したパチスロ機である。通称「ミリゴ」。
この記事では本機種の後継となる「ゴールドX」「ゴールドXR」「CRミリオンゴッドプレミアム」「CRミニオンゴッド」についても解説する。
5号機「ミリオンゴッド~神々の系譜~」についてはそちらの記事を参照のこと。
概要
ミリオンゴッドはビッグボーナスやレギュラーボーナスを一切持たず、AT機能だけで出玉を増やす機種である。
3枚掛け専用で有効ラインは並行上段・並行中段・並行下段の3つ。
リール下には7.77インチの液晶が備えられており、リールと連動したパチンコ風の液晶表示が行われる。1~8までの数字があり、偶数揃いなら15枚役確定。777以外の奇数揃いはAT突入、777揃いはプレミアムAT突入となる。
この機種では通常時順押しが義務付けられており、無視すると5ゲーム間はAT抽選を行わない。
コイン持ちは非常に悪い。順押し15枚役がなかなか落ちてこないのでわずか16ゲームで1000円(50枚)を使い果たすこともしばしば。「借金製造マシン」とも言われ、一部の者は「自殺者製造マシン」と呼ぶこともあった(某パチンコ屋でミリオンゴッドのせいでトイレ内自殺が発生したと言われている)。
登場すると瞬く間に日本中のパチンコ屋の出玉記録をあっさりと塗り替え、1日で5万~6万枚というとんでもない記録を出すこともあった。2003年秋にはそのあまりにも過激なギャンブル性が原因で検定取り消しを食らいパチンコ屋から消えていった伝説の機種である。
現在ハンゲームのななぱちとサミーネットワークスの777town.netで遊戯可能である。
ゴッドゲーム(GG)とは?
ゴッドゲーム(GG)は50ゲーム1セットのAT。15枚役・リプレイの押し順の指示が表示される。1ゲームあたりの純増枚数は10枚程度と非常に俊足。つまりATゲーム数×10枚が見込める獲得枚数となる。基本的には777以外の奇数が液晶で揃うことが条件だが、稀にそれ以外の条件でも突入することがある。また、内部リプレイ4連続でも突入する。
天井は前回GG終了後1500ゲームを消化し、その後順押し15枚役を獲得したときに到達となる。天井到達時の0.4%でストック全放出となる。
スーパーゴッドゲーム(SGG)は、液晶上に777以外の奇数が揃い、なおかつ右リールに赤7出現で突入する。成立確率は全設定共通で1/4096。SGG成立でGG3連チャン以上が約束される。もしGG中に成立した場合は残りAT数に50ゲームが上乗せされ、その後残り権利を消化することとなる。
プレミアムゴッドゲーム(PGG)は、液晶上で777が揃うorフリーズ順押しナビ+中段にGOD図柄揃いで突入する。成立確率は全設定共通で1/8192。PGGはAT数が500ゲームも貰える。GG中のGOD揃いは残りAT数に500ゲームが上乗せされる。
全てのGG終了後には必ず5ゲームのG-ZONE(チャンスゾーン)に突入する。ここでうまく連チャンさせられるかどうかが出玉の鍵を握ることとなる。G-ZONE終了後も期待度は低くなるがチャンスゾーン50ゲームが用意されている。もしG-ZONE中にPGGが成立した場合はストック全放出(最大16384個)というジャックポット的特典を得られる。
ゴールドXとは?
ゴールドXは検定取り消しを食らったミリオンゴッドのスペックダウンバージョンとして2003年に登場する。
GGが50ゲーム→30ゲーム、PGGが500ゲーム→300ゲームに減らされている他、順押しリプレイが出現するようになり通常時のコイン持ちが少し改善した。しかし液晶演出の盲点をつく攻略法が発覚したことで2003年10月に撤去されてしまう。
ゴールドXRとは?
ゴールドXRは2003年にゴールドXのバグフィックスバージョンとして登場する。
登場当初は人気がなかったが、デビューして1年後ぐらいに当時人気まっしぐらだった北斗の拳の入れ替わりとしてじわじわ設置を増やし一応のヒットを収めた。
CRミリオンゴッドプレミアム・CRミニオンゴッドとは?
CRミリオンゴッドプレミアムは2010年に登場したパチンコ機。大当たり確率は1/399.25(確変中1/48.39)、確変突入率は83%。演出はこれまでのミリオンゴッドシリーズの演出に加え、新キャラクターも登場している。
CRミニオンゴッドはCRミリオンゴッドプレミアムのミドルスペックバージョン。大当たり確率は1/180.875(確変中1/22.609)、確変突入率は72%。
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関連商品
関連項目
外部リンク
※ミリオンゴッドシリーズ(ゴールドX・XRも含む)は黒歴史扱いのため、公式サイトに製品ページは無し。
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