冨樫は二度描くとは、ハンターハンターで年連載中の冨樫義博先生が、週刊ジャンプで下書きを描いて連載し、さらに単行本用に書き直す行為のことである。演出も細かく変わっていたり、清書が下書きを全て上回っているとは限らない。見比べると間違いさがしをしているような感覚に陥りやすい。
私は画力で人をひきつけたいという 絵が好きな人なら誰でも少しはもっていそうな野心を極力おさえてもらっていました。 新人時代、萩原一至さんの原稿を当時担当から見せてもらったからです。 正直言って絵では絶対かなわないと思いました。 しかし「できれば全部一人で描きたい」という理想はすてられませんでした。 幽遊白書の連載中、何回か一人で原稿を上げたことがあります。 全てストレスがピークに達している時です。 理解してもらえるかわかりませんが、原稿が満足にできないことによって生じるストレスを解消する方法が「一人で原稿を上げること」なんです。 その結果 その週の原稿は惨々たるものでした。背景も人物もなぐり描きです。 読み切りのツーショット。鴉VS蔵馬。幽助VS仙水。幽助と雷禅が対面する回はほとんど一人で描きました。 後半の2話はあるハガキの批判の通り、落ちる寸前の半日で19枚上げたものです。 プロ失格かもしれませんがそれでも自己満足してました。 すでにその時「人がどう思おうがどんなに荒れた原稿になろうが一人で描きたいもんは描きたいんだ」という気持ちを抑える理由が失くなっていたのです。
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関連項目
- 冨樫義博
- 週刊少年ジャンプ
- 先生何やってんすかシリーズ
- 冨樫仕事しろ
- 冨樫休め
- 冨樫は二度描く
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