週刊誌とは1週間に1回発売される雑誌である。
概要
週刊誌は基本的には週に1回刊行される雑誌のことを指すが、隔週刊のものも週刊誌と呼ばれることがある。
報道・ルポルタージュを中心にした総合週刊誌、写真報道を中心にした写真週刊誌、女性向けの女性週刊誌、漫画を掲載する週刊漫画誌、特定の分野に特化した週刊誌(週刊ファミ通、週刊ベースボール、週刊TVガイドなど)などがあるが、単に「週刊誌」とだけ言う場合には、報道を中心にした総合週刊誌を指すことが多い。本項も以下、基本的には総合週刊誌を中心に記述する。
週刊誌が広まったのは1922年に創刊された朝日新聞社の「旬刊朝日」(誤字ではなく、最初は月3回の上旬・中旬・下旬発行だったため。5冊目から「週刊朝日」に改称し週刊になった)と、毎日新聞社の「サンデー毎日」がきっかけとなっている。
1950年代には大手出版社が続々と総合週刊誌に参入し始める。50年代末から60年代にかけては「少年マガジン」「少年サンデー」「少年ジャンプ」「少年チャンピオン」の4大週刊少年漫画誌が登場。その後、週刊誌という形態は女性誌、写真誌、専門誌などにも広がっていった。
総合週刊誌や写真週刊誌は、真偽の怪しい情報も含めて、政治・芸能・スポーツなどのスキャンダルを扇情的に書き立てるイエロー・ジャーナリズムの代名詞的な扱いを受けることが多い。現代ではインターネットの普及などで週刊誌全般が苦戦を強いられているが、現在でも「週刊文春」のいわゆる〝文春砲〟が大きな影響力を持っているように、新聞が扱わない・扱いにくいネタに関しては週刊誌の力というのは大きなものがある。
ちなみに3月17日は漫画週刊誌の日とされている。1959年3月17日に少年サンデーと少年マガジンが創刊されたことに由来する。
大百科に記事のある週刊誌
総合誌・写真誌・女性誌
漫画誌
- 週刊少年サンデー (小学館、1959年-)
- 週刊少年マガジン (講談社、1959年-)
- 週刊漫画ゴラク (日本文芸社、1964年-)
- 週刊少年ジャンプ (集英社、1968年-)
- 週刊少年チャンピオン (秋田書店、1969年-)
- 週刊ヤングジャンプ (集英社、1979年-)
- 週刊ヤングマガジン (講談社、1980年-)
- ビッグコミックスピリッツ (小学館、1980年-)
その他の雑誌
- 週刊ベースボール (ベースボール・マガジン社、1958年-)
- ファミ通 (KADOKAWA Game Linkage、1986年-)
- 週刊アスキー (角川アスキー総合研究所、1997年-) ※2015年からデジタル化
- Weeklyぴあ1998年9月14日号 (記事があるのはこの1号のみ)
関連動画
関連項目
- 雑誌
- 2
- 0pt
- ページ番号: 5519512
- リビジョン番号: 3115874
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