寺とは、寺院のことである。また以下のことを表す。
漢字として
- 意味
- 役所、近侍の役人、宦官、雑用をする小役人、仏教の宗教施設、という意味がある。〔説文解字・巻三〕には「廷なり。法度有る者なり」とある。
- 字形
- 之+寸の会意説、之声の形声説がある。
- 金文では持つ、待つ、保つ、の意味で使われている。
- 音訓
- 音読みはシ(漢音)、ジ(呉音)、ス(唐音)、訓読みは、てら。
- 規格・区分
- 常用漢字であり、小学校2年で習う教育漢字である。JIS X 0213第一水準。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。
- 声符
- 寺を声符とする漢字には、侍、庤、待、恃、持、洔、邿、時、歭、特、畤、痔、詩などがある。
- 語彙
- 寺院・寺宇・寺格・寺観・寺館・寺監・寺卿・寺庫・寺舎・寺主・寺署・寺丞・寺人・寺正・寺前・寺僧・寺庭・寺壁・寺門・寺楼
異体字
- 䦙は、〔集韻〕に或いは門に従うとある異体字。
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