爆誕とは、
・爆発的な衝撃や強い印象のある誕生。本項で記述する。
・大槻ケンヂ率いるバンド「特撮」のファーストアルバム。
概要
1999年に公開された『劇場版ポケットモンスター 幻のポケモンルギア爆誕』のために用意された造語として認識されがちだが、ルギア爆誕公開前のコロコロコミック誌(例:『爆球連発!!スーパービーダマン』など)では使用が確認されており、元々コロコロコミック語としてよく使われていた言葉である。最古は1991年「ビックリマン」の関連記事内に使用されているもの…と思われていたが、これについてコロコロコミック編集部の公式YouTubeチャンネルであるコロコロチャンネルにおいて、検証企画の動画が公開された。
上記動画によると、最古は1988年(昭和63年)8月号のミニ四駆の記事で確認されており、当時の編集者に確認を取った所 爆発+誕生=爆誕 ではなく 爆走+誕生=爆誕 の認識だったと記している。なお、この編集者の造語か他の場所から参考にしたかは記憶がないとしている。
コロコロコミック誌以外では次のような古い用例が見付かっている。
- 1983年、ジェイムズ・P・ホーガンの小説を小隅黎が邦訳した『未来からのホットライン』で、「大爆誕」に「ビッグ・バン」とルビを振る形で使われている。
- 1991年、ジェイムズ・ジョイスの小説を柳瀬尚紀が邦訳した『フィネガンズ・ウェイク』で、「爆誕」が使われている(Iの147ページ、原典ノンブル135)。
なお、ルギア爆誕の脚本担当の首藤剛志は、「hm3」のオタク放談で自身で作ったと発言していたようだ。真偽はどうであれ、ルギア爆誕をきっかけにこの言葉が広まったのは間違いない。
辞書には載っていなかったが、俗語もそれなりに収録する『デジタル大辞泉』(追加時期未詳)や『三省堂国語辞典』(第八版、2021年)には収録された。
関連動画
関連項目
- 0
- 0pt