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高二病もこの番組から出来たんだけどもう違くなってんじゃんか。
高二病(こうにびょう)は、高校2年生(17歳前後)で発症することが多い思春期特有の思想・行動が過剰に発現した病態である。 多くは年齢を重ねることで自然治癒するが、稀に慢性化・重篤化し、社会生活を営む上で障害となることがある。 特異的な身体症状や臨床所見は見出されていない。
概要
高二病という言葉は1999年に伊集院光のラジオ番組「深夜の馬鹿力」のコーナー「かかったかなと思ったら中二病」より誕生した。
本来は中二病と同じく高校二年ぐらいにありがちな行動を揶揄する言葉だった。しかし、ネットで中二病という言葉が流行ると中二病という言葉が変化して使われ始め、それと同じように高二病という言葉も変化して使われるようになった。
現在の高二病
かつては中二病の時期が終わる高校二年生頃の時期に発症しやすいとされたため、
高二病と呼ばれるようになっていったが、現在では年齢を問わずに特定の性質を指すことが多い。
本来年齢を重ねることで自然治癒することが多い中二病であるが、概念自体が幅広く認知されるようになったことで、中二病という言葉が原義を外れて次第に単なる蔑称として乱用され始め、そのような中二病に対して神経質になりすぎる層を数多く発生させることになってしまった。
現在ではネット上に最も蔓延している病の一つとも言われ、対策が求められているが、
完治には中二病以上の年月と成長が必要とされている。
症状
中二病及びその要素を嫌悪している事から、主な症状はネガティブな面が主となっているが、
自己顕示欲の発露という根本的部分は中二病と同じであるため、
類似・同一の症例も多く、区別には一定の観察期間を要する場合が多い。
- 物語やその設定のいわゆる中二的要素を必要以上に嫌悪する。
- 特に天才や美形といった派手な要素や特殊な漢字表記・ヴ行単語などに大きく反応を示す。
- 玄人・通を気取り、人気がある・有名な・流行している物や作品を嫌う。
- 理想や前向きな理屈を綺麗事・ご都合主義と嫌い、逆に悲観的な正論と妥協を好む。
- 評論家のようになり、最初から期待することをせず、前情報から粗探しに終始する。
- 努力や根性、縁の下の力持ちなどといった泥臭い・渋い要素を好む。
- ファンタジーやSFなどの話に対して現実・現代的価値観の面から突っ込みを入れ始める。
- 日常物などのいわゆる平和で明るい話よりも、病んだ状況・言動や暴力・修羅場などが多い暗く陰惨な話を好む。
- ストイックを気取り、大衆など広い対象に向けた物事を「ゆとり向け」と嫌う。
- オタク的要素を嫌う。(ただし、オタク文化内における高二病の場合はその限りではない)
- 大きな流行を避ける行為を見下す一方で、そのアンチ流行的態度をさらに回避しようとする。
- 自分は中二病なんかとは違うまともな存在だと思い込む。
ただし、症例の多くは中二病から派生してその基準が自然に定まっている状況であるため、
中二病とされる要素が変化した場合はそれを否定する高二病の症状も同じく変化するものと推測されている。
関連項目
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