衣食住とは、最も生活に必要な3要素である「衣服」「食事」「住居」を指す言葉である。
概要
- 体を温め、大切な部分を覆い、服飾でそれぞれの個性を表現することのできる「衣」
- まず生命の維持に欠かせない上、味やにおいを感じることで人生を豊かにする「食」
- 寒さや暑さをしのぎ、敵や他者に脅かされることなく睡眠をとることのできる「住」
からなっている。「衣食住を与える」と言えばその相手を世話してあげることになるし、「衣食住を失う」と言えばまともな生活が送れなくなることを意味する。「衣食住の一部」ともなれば、それはその人にとって非常に重要なものを指すことになる。
衣→食→住という順番になっている理由は不明。ただし、「衣食足りて礼節を知る」ということわざがあるように、もともと「衣食」という言葉があり、そこに「住」が後からくっつけられた可能性がある。
漢字文化圏を中心に見られる表現であり、英語では「衣食住」に当たる言葉は「food, clothing and shelter」とう直訳した言葉になる。ちなみに中国語では「衣食住行」となる。「行」は「交通・インフラ」の意味。
日本の学校教育では家庭科を中心に衣食住の知識や手段が学ばれている。また、地理で各国の文化を学ぶ際も、言語や宗教に加え「衣食住」の特徴が扱われる。
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関連項目
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