迷いの竹林とは幻想郷の地名である。
概要
人間の里から見て妖怪の山とは正反対に位置する広大な竹林。元々幻想郷に存在していた竹林ではなく、伝承では大津波によって幻想郷に流れ着いたと語られている。
かつては高草郡と呼ばれていた土地であり、その頃から竹林に棲んでいる因幡てゐは、迷いの竹林の所有権を主張している。
この竹林では単調な風景と深い霧、地面の僅かな傾斜で斜めに成長している竹等によって方向感覚を狂わされるという。また、竹の成長が著しい為すぐに景色が変わり、目印となる物も少ないので、一度入ると余程の強運でない限り抜け出せない。妖精でさえ道に迷うと言われており、事実チルノは「何時来ても迷う」と語っている。
妖怪となった獣が好んで棲み着く土地であり、多数の妖怪が棲息しているとも言われているので、竹林に迷い込んだら早い内に脱出した方がよいとされている。迷いの竹林にいる事が多い因幡てゐに出会う事ができた人間は、彼女の授ける幸運によって容易に竹林を脱出できるようだ。
幻想郷の人間に伝えられている伝説のひとつに、迷いの竹林には妖怪退治を専門とする忍者集団が隠れ棲んでいるというものがある。しかし自身も長年迷いの竹林に隠れ棲んでいた藤原妹紅でさえ忍者集団の実在を裏付けるような情報は持ち合わせておらず、近年この伝説は否定される傾向にあるらしい。
永遠亭はこの竹林の奥深くに隠れるようにして建っているが、上述の通り迷いやすい土地という事もあって永遠亭に辿り着けた者は少ない。藤原妹紅は竹林の地理を熟知しているようなので、彼女に案内を引き受けてもらえれば迷う事無く永遠亭を訪れる事ができる。
噂
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関連項目
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