金玉とは、北朝鮮の最高指導者である金正日総書記の女性秘書である。現在の事実上の夫人であるといわれており、2006年の報道では金総書記と同棲していると報じられた。金総書記の3番目の夫人が歿した後に台頭してきたことから、4番目の妻であると認識されている。
※ ウィキペディアでの記事名は「金玉 (秘書)」になっていますが、秘書とはいえ事実上の夫人であり混乱の元になりかねないため、ニコニコ大百科での記事名はより一般的な「金玉(女性)」としています。異論は認める。
読み
金玉をハングルで書くと「김옥」であり、これは「キムオク」と読む。だが、かつての日本では金日成(キムイルソン)を「きんにっせい」と読んだり、金大中(キムデジュン)を「きんだいちゅう」と読むのは普通であった。国は違うが中国の毛沢東などは今でも「もうたくとう」である。だから、金玉も漢字日本語読みしても良いのではないかと思う。
もし金玉を漢字日本語読みをするならば、おそらく「きんぎょく」であろう。金日成も金大中も毛沢東も、全て音読みで構成されているからである。彼らが「きんにちなり」「かなだいちゅう」「けざわひがし」などと呼ばれることはなく、従って金玉もそれに倣うべきであろう(「けざわひがし」だけはまれにあるかもしれないが、これは全部が訓読みであり、もしこれに倣うならば「かねたま」「かなたま」である)。
日本の報道での、金玉という名前の不可解な取り扱い
何故だか理由は分からないが、日本の報道では「金玉」は「金オク」と記述されることが多い。「金ジョンイル」とか「金デジュン」などと書かれているのと同様、見ていて違和感を覚える人も多いのではなかろうか。鄧小平(とうしょうへい)の1文字目「鄧」は、この文字が表示できない日本語環境が多いという理由があり仕方なく「トウ小平」と書かれている場合もあるが、金玉の「玉」は常用漢字であり日本語環境ならばまず間違いなく表示されるのである。
このような不可解な表記は混乱の元であるから、「キムオク」(又は「キム・オク」)と全部片仮名で書くか、もしくは金正日などと同様に全て漢字で「金玉」と書くべきである。
関連項目
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