T2Vプレイヤー(ティーツーブイ プレイヤー)は、平書きの台本を打ち込んで再生ボタンを押すだけで、CGのキャラクターや音声合成などを用いたアニメーションを、誰でも簡単に作成できるソフトウェアです。
また、T2Vプレイヤーは作成した映像をキャプチャーする機能も持っていますので、映像を動画ファイルとしてディスク上に保存することができます。これをニコニコ動画などの動画共有サイトなどにアップロードすれば個人で制作した映像を簡単に公開することもできます。
T2Vプレイヤーは文章読み上げ+簡易的な機能を持つ3Dソフトの一つ。フリーウェアとして公開されている。
当然だが歌を唄わせるためのソフトでは、ない。
概要
T2Vは「テキストを映像に自動的に変換する技術」です。この技術を使うと、パソコン上で物語りの台本を書くだけで CG映像を作ってしまったり、Webページをコンピュータで自動的に映像に変換したり、さまざまなサービス展開ができます。私たちは、この類のないユ ニークな技術を通して、未来的なコンテンツ世界の実現を目指しています。
T2Vはテキストから自動的に映像を作り出す技術です
T2Vは「Text-To-Vision」の略で、その名の通り、テキストを映像に変換する技術です。映像の台本にあたるテキストを用意するだけで、パソコンがこれを読み取り、コンピュータグラフィックス(CG)や音声合成といった技術を使って、即座に映像を作り出します。
この台本から映像を作り出すソフトウェアを「T2Vプレイヤー」と呼び、当所では独自にこのプレイヤーの開発を行い、当ホームページでフリーウェアとして公開し、配布しています。
まずは、このT2Vプレイヤーを試していただき、テキストを書くだけで映像ができてしまう面白さを、ぜひ体験していただければと思います。
T2Vプレイヤーは平書きテキストとTVMLスクリプトを再生します
T2Vプレイヤーは平書きのテキストを映像に変換することができます。技術的には、テキストはまずTVMLスクリプトと呼ばれる特別な形式に変換され、それが映像化されるのです。
このTVML (*)はTV program making Languageの略で、映像を記述する特殊な言語として十年以上の長い歴史を持つ優れた技術です。当所のT2Vプレイヤーは、このTVMLスクリプトを再生するプレイヤーを独自開発し、さらにそれにプレーンテキストを映像化する技術を組み合わせてできあがっています。
コンシューマーによる映像作成から自動映像制作まで
T2Vプレイヤーの一番ダイレクトな使い方は、テキストエリアにテキストを打ち込んでアニメーションを作り、これをムービーファイルに落して動画サイトなどにアップロードすることです。パソコンがあれば誰でも手軽にムービーを作成してそれを公開できるのです。
さらに、このプレイヤーを「テキストを映像化するエンジン」として使用することで、さまざまな展開が可能になります。たとえば、Webページを記述しているHTMLを解析して、T2Vの台本形式に変換すれば、そのまま人手をかけることなくこれが映像になります。たとえば、ニュースサイトを自動的に次々とニュース番組映像に変換してしまう、ということができます。
T2Vプレイヤー紹介
特徴
T2Vプレイヤーは、テキストを映像に自動変換する特殊なプレイヤーです。内部的には、TVMLスクリプトを再生するTVMLコアエンジンと、プレーンテキストをTVMLに変換して再生するFIL (Flexible Interpretation Loader)と呼ばれるモジュールが組み合わされて出来ています。テキストエディターエリアを持っており、文字を打って再生ボタンを押せばすぐに映像が作れます。また、ムービーファイルにキャプチャーする機能も内蔵しているので、手軽にアニメーションを作って公開することができます。
T2Vプレイヤーの主な特徴は
- プレーンテキストまたはTVMLスクリプトが再生可
- テキストエディターエリアによるユーザーの台本編集可
- プレーンテキストに対する演出が複数用意されており選択可
- ムービーファイル(wmvフォーマット)で保存可
- 豊富なキャラクタ、セット、小道具を同梱
- 9種類の合成音声を同梱
- Microsoft SAPI対応のTTSエンジンが使用可能
- Webブラウザ(Internet Explorer)でのプラグイン動作可能
- TVML言語仕様Version3.0準拠
- C++によるオブジェクト指向アーキテクチャー
- ドローイングルーチンにはマルチプラットフォームなオープンソースIrrlichtを使用
- コンパクトで高速
- 移植性に優れる
- Windows XP / Windows Vista で動作
利用ライセンスについて
フリーウェア版 T2Vプレイヤーは、使用許諾契約に定めた条件のもと、無償にてご利用いただくことができます。
また、以下の機能を実現した商用版についてはお気軽にお問い合わせ下さい。
キャラクタの作り方
T2Vプレイヤーで自分で作った新キャラクタを使うことができます。
作った新キャラを使うときもTVMLスクリプトの中で使うことになりますので、TVMLの知識がどうしても必要です。
TVMLキャラクタを作成する手順は以下の通りです。
1. キャラクタのモデリング
CG製作ツール(例えばメタセコイヤ)で、キャラクタの各部品(頭、胴、手、脚など)を個別にモデリングします。
2. OBJファイルで保存
各部品のモデリングデータをOBJフォーマットで保存します。
3. bmoファイルの作成
各部品のOBJデータファイル名を、TVMLの中で使われる部品名に割り当てます。テキストエディタで作成することができます。
4. bmファイルの作成
TVMLからコールできるbmファイルを作成します。これには、関節の長さや、その他アニメーションに必要な数値が記述してあります。テキストエディタで作成することができます。
5. TVMLからコールしてチェック
以上です。
主な更新履歴
- T2VプレイヤーVersion 2.1β をリリースしました![2010.10.21]
- T2Vな Twitterガジェット TVitcher リリースです![2010.08.02]
- T2VプレイヤーVersion 2.0β をリリースしました![2010.07.27]
- T2Vプレイヤー 英語版をリリースしました![2010.06.01]
- T2VプレイヤーVersion 1.9β をリリースしました![2010.05.20]
- T2VプレイヤーVersion 1.8β をリリースしました![2010.03.16]
- T2VプレイヤーVersion 1.7β をリリースしました![2010.01.15]
- T2VプレイヤーVersion 1.6β のbugfix版をリリースしました[2009.11.26]
- T2VプレイヤーVersion 1.6β のbugfix版をまもなくリリースします[2009.11.25]
- T2VプレイヤーVersion 1.6β をリリースしました![2009.11.19]
- T2VプレイヤーVersion 1.5β をリリースしました![2009.10.16]
- T2VプレイヤーVersion 1.4β をリリースしました![2009. 9.16]
- T2VプレイヤーVersion 1.3β をリリースしました![2009. 8.06]
- T2Vプレイヤー Version 1.2βをリリースしました![2009. 6.08]
- T2Vプレイヤー Version 1.0βをリリースしました![2009. 3.10]
関連動画
関連項目
外部リンク
- 1
- 0pt
- ページ番号: 4488827
- リビジョン番号: 966909
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