Debian GNU/Linuxとは、Linuxディストリビューションの一種である。
Debianについて
Debian とは、フリーなオペレーティングシステムである。
現在のところは、カーネルとして Linux カーネルを利用しており、これが Debian GNU/Linux と呼ばれている。
Linux 以外にも、マイクロカーネルである Hurd を使った Debian GNU/Hurd や、 FreeBSD のカーネルを利用した Debian GNU/kFreeBSD などが存在する。
Debian は、Debian Free Software Guidelines (DFSG) を満したソフトウェアのみで構成されている。
ちなみに、この DFSG を元にオープンソースイニシアティブによる"オープンソース"の定義が作られたという、由緒正しい文書である。
リリースの種類について
- 採用するソフトウェアにやや枯れた物を採用するため、保守的と言われている。
- 開発保守は、stable, testing, unstable, experimental と呼ばれる4つのリリースに分かれる。
- unstable で一定期間致命的なバグが存在しないパッケージが、 testing (次期安定版)に採用される。
- testing は Release Critical Bug が無くなった時点で、 stable としてリリースされる。
- 一度 stable としてリリースされてからは、基本的にバグフィックスとセキュリティアップデートのみが提供される。
- experimental では unstable にも入れられないようなソフトウェアの実験場として使われる。
- experimental は単独では使えず、他のリリースと併せて使う。
主な特徴
- パッケージ管理にdeb/aptシステムを採用
- 枯れたソフトが多く安定しているため、サーバに利用されることが多い(ニコニコ大百科にも用いられている模様)
- 枯れているとはいえ、インストール可能なパッケージ数は29,000を超える。ないものなどない!といいな。
- つまり全てDVDでインストールするのは不可能に近い。
- 一般にはネットワークインストールかDVD(基本セットのようなもの)によるインストールを用いることが多い
- ディスクイメージのダウンロードはトラフィックを酷使するので、「できるならば」推奨はされない。
- ネットワークインストールもしくはBitTorrentの使用が推奨されている(Arch Linux等と同様の考え方)
- 派生品として Knoppix や Ubuntu が存在する。
- 派生品はDebianの理念まで受け継いでは居ない部分もあるため、「簡単な利用」の面では優れる場合もある
- 各メジャーバージョンのコードネームは、Toy Storyからとられます。
- Woody,Sarge,Etch,Lenny,Squeeze,Wheezy...
- ちなみにSidはいつまでもunstableのままという特別なお名前なのさ!
でびあん教、またはDebian原理主義とは
Debian 6.0 Squeeze について、「初の、完全にフリーなバージョン」が作られている。
「ハードウェアメーカーによる非公開バイナリで、著作権等により守られている」などのものが初期状態で含まれない。
具体的には無線LANチップのファームウェア(たとえばintell製品なら動作に必須)など。
さて、それに対してあなたはどう考えるであろうか。
前者の場合、あなたはDebian教に入信できます。一緒に幸せになろうよ!
後者の場合は、 Ubuntu があなたの光となるでしょうが、それもdebianのおかげなんだからっ!とかなんとか。
関連動画
UbuntuでできることはDebianでできないはずがないのである。
Debian上で音作りから全て作ったshu-tPによるアイマスMAD(なぜそんな環境で作ったの…惚)
関連項目
外部リンク
親記事
子記事
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兄弟記事
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