概要
Macintosh(Mac)シリーズのうち、中~上級者向けのノートパソコンに属する(2015年以降のモデル)。
歴代のモデルごとに都度立ち位置を変えている製品であり、初期~2011年の取扱中止までのモデルは初~中級者向け(MacBook Airに相当)の立ち位置を取っていた。2015年に復活したモデル以降は、事実上MacBook Airの上位モデルの位置付けとなっている。一から再設計された本体に歴代Macとして初めてのファンレス構造、Retinaディスプレイを搭載し、入出力ポートがUSB Type-Cコネクタを採用したUSB 3.1端子(電源ポート兼用)とオーディオ出力端子のみと割りきった仕様となった。
2025年10月時点では、当モデルの役割は「MacBook Air」に譲り、販売は終了している。
2011年まで
iBookシリーズの後継モデル。
本体にポリカーボネートを採用した低価格ノートであり、Appleのパーソナルコンピュータ部門の主力製品であった。しかし本体をアルミユニボディに変更し、若干の仕様変更が行われたMacBookPro(13型)がデビューすると、立ち位置が微妙な存在となってしまう。
それでもしばらくは低価格エントリー機として販売が続けられていたが、2011年、その座を価格がこなれスタンドアロンでの利用も十分可能になったMacBook Airに譲り渡し、販売を終了した。
2015年以降
ところが2015年3月、MacBookはMacBook Airよりもさらに薄くて軽い12インチRetinaディスプレイ搭載ノートパソコンとして突如復活を果たす。今回の目玉は小さなコネクタが特徴のUSB3.1(TYPE-C)の搭載(有線端子はこれひとつな上に、充電とDisplayPort出力も兼用している)。これによりこれまでほとんどなかったTYPE-C採用製品が現在急増しつつある。
完全にファンレスのため動作音が全くしないという、タブレット端末に近い仕様が特徴。マシンパワーもそこそこあり、Web閲覧や普通の動画再生程度なら上位機種と遜色ないレベルで動作する。そのかわり本体が熱を持つと性能を落とすことで発熱を抑えるため、高負荷な処理には向いていない。
販売モデル
Early 2015
CPUは「Broadwell」世代のIntel Core M。CeleronとPentiumの中間の性能を持つモバイルプロセッサ。
カラーバリエーションはシルバー、ゴールド、スペースグレイの3色。
Early 2016
CPUは「Skylake」世代のCore m3、Core m5、Core m7が選択可能になった。
カラーバリエーションは基本の3色に加え、新たにローズゴールドが加わった。
Mid 2017
CPUは「Kabylake」世代のCore m3、Core i5、Core i7が選択可能となりよりパワフルに。[1]
バタフライキーボードが第2世代に進化し、より打ち易くなった。SSDも50%高速化。
搭載OS
MacBookはmacOS(旧Classic Mac OS / Mac OS X / OS X)で動作している。2017年7月時点での最新バージョンは「MacOS Sierra」。およそ一年間隔、毎秋にメジャーアップデートを行なっている。
トラックパッドによるタッチジェスチャー操作を主軸としたユーザインタフェースや、OS上にアプリケーションのダウンロード販売から自動インストール、アップデートまでの仕組みを組み込むなど、先進的な機能を多く搭載する事が特徴。一方でベースにUNIXを用いており安定性も高い。
新しさと安定性を兼ね備え、様々なユーザーに受け入れられやすいOSとなっている。
関連動画
関連静画
関連項目
脚注
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