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rkgk |
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rkgkとは、「落書き」のことを指すインターネットスラングで、同語のローマ字表記「rakugaki」で子音字のみをとった省略語。
らくがきと同義を有し、主にイラストを投稿する際などに用いられる常套句となっている。二次創作絵である場合が多いがそれに限ったものではなく、一次創作や絵でない文章など書く系の創作であれば用いられる。
「描いてみた」のように、イラストを投稿する際に用いることで謙遜のニュアンスを含め、投稿のハードルを下げるなどの効果がある汎用的な語。意味は「らくがき」と相違ないが、アルファベットを使用していることから、近年では「kawaii」「hentai」などと同様に日本語圏にとどまらない、国内外の多くの絵師が用いる言葉になっている。「落書き」と直接書くより更に婉曲的で柔らかい表現となることも、使用母数を増やした一因であろう。
その絵が「rkgk」であるかは「落書き」の用例と同様に本人の認識に委ねられるので、短時間で描かれた線画からよく書き込まれた絵など様々。そもそも神絵師ばかりで「rkgk」といって上げられる絵が全然落書きでないとの声も(本項掲載のツイートのように)あるが、もちろんrkgkである以上貴賤はないので自由に投稿したい。でも、俺の知ってる落書きと違う!
インターネット上では往々にして、「kwsk(詳しく)」「ksk(加速)」「wktk(ワクワクテカテカ)」「w(笑い)」などと、タイピングの手間を省くようにローマ字表記の省略語表現が行われてきており、rkgkもその一種といえるが、この言葉が広く使われるようになるまでの歴史は他の単語と比較すると意外にも浅い。
インターネット上に2022年1月時点で現存しアクセス可能な投稿サイトをみると、筆者で確認できた中での最も古い用例は2008年7月12日にPixivへ投稿された作品であった[1]。次いで「手書きブログ」の2009年2月2日[2]、「Twitter」の2009年8月22日[3]と続く。Twitter上においては2010年頃に完全に定着、2022年現在ではほぼ毎分という勢いになっている。
ニコニコ大百科での用例は2010年3月20日のお絵カキコが最古で、また「ニコニコ静画」での現存最古は2010年11月22日のものであった。
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ニコ百最古のrkgk (小鳥遊陽木さん) |
ニコニコ静画最古のrkgk (城蔵 代さん) |
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脚注
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