RPG-29とは、ソ連・ロシア軍が開発した対戦車兵器であり、RPG-7の後継機である。
パンツァーファウスト250を元とするRPG-7に対し、パンツァーシュレックのような筒の中から弾頭を発射するスタイルである。
概要
RPG-29はRPG-7の後継として、1989年からロシア軍に配備されている最新型の対戦車兵器である。
全長1.85m、重量18.8kg、口径105mm、弾頭直径は65mmと105mmである。
貫通力は爆発反応装甲付きでRHA換算600mmを誇り、無だとRHA換算750mmで、RHA換算260mmのRPG-7から大幅に進歩しており、第3世代の戦車でも正面以外は危険なレベルとなった。後まっすぐ飛ぶようになった。
なお、RPG-7用弾頭も改良されており、大型化した弾頭ではRHA換算500mm、タンデム弾頭はRHA換算750mmとなっている。
また、標準でタンデム弾頭となっておりロシア戦車でお馴染みの爆発反応装甲を無効化する設計となっている。
このため爆発反応装甲で対策したメルカバや第2世代戦車には撃たれるだけでオワタ\(^o^)/物である。
スコープはしょっぼいRPG-7のモノから進歩した暗視スコープが付いており、全天候対応型。
最近武装勢力に出回り始めた事から新たな脅威となっている。
メディア初のデビュー戦である2006年のレバノン紛争で初めてベールを脱ぎ、イスラエルが誇る対RPG対策ばっちりのメルカバMk.4を撃破するなど、その真価をいかんなく発揮した。
この時同時にロシアの最新型ATMである9M133Kornet(ジャベリンのそっくりさん)も初登場しており、ゲリラ勢力がいつまでも旧式装備ではない事と爆発反応装甲が時代遅れである事が証明されてしまった。
その後イラクに置いてチャレンジャー2の車体正面がRPG-29にぶち抜かれるという事件まで発生し、関係者に衝撃を与えた。
まあ、チャレンジャー2の車体がチーフテンそのままというのが原因ですけど…。
ちなみに、第三世代戦車が真正面から対戦車兵器に敗北した唯一の事例でもある。
関連動画
動画では側面に当たっているが、装備品にあたっているように見えるし、何より砲塔内部にはメタルジェット対策としてスポールライナーが張り巡らされているので砲塔側面に当たった程度では完全撃破は無理である。
関連商品
関連コミュニティ
関連項目
- 2
- 0pt