STEINS;GATE 恩讐のブラウニアンモーションとは、原作ゲーム『STEINS;GATE』(原作:5pb.×ニトロプラス)のスピンオフ漫画である。ファミ通コミッククリアにて2010年から2012年に掛けて連載された。作者は1巻は溝口岳史、2巻は吉田糺が担当した。
概要
ストーリーとしては完全にSTEINS;GATEの核心部分に触れており、全プレイ後かTVアニメ全話を視聴後に読むことが前提となっている。主人公は天王寺裕吾と橋田鈴で主に天王寺裕吾が帰国したα世界線の1990年代からストーリーは開始している。
漫画担当者が1巻と2巻で変更となっており(1巻分の連載後長期休載期間があった)、作画や演出も全く変更されているがストーリーは踏襲されており、2巻には1巻の担当者の溝口が構成アドバイザーとして参加している。
この話は比較的初期に描かれたものであり、STEINS;GATEシリーズの各メディアミックスに大きな影響を与えた作品であり(角川スニーカー文庫版STEINS;GATE、STEINS;GATE比翼連理のアンダーリン、STEINS;GATE線形拘束のフェノグラム)、主人公とヒロインが20代・40代にも関わらずスピンオフとしてはSTEINS;GATEファンの間で大いに評価されている一つである。人気により、吉田は『STEINS;GATE 閉時曲線のエピグラフ』のコミカライズを担当することになる
なお、本編の主人公ヒロインである岡部倫太郎や牧瀬紅莉栖、椎名まゆりなども1巻の番外編・特別編や2巻のエピローグ部分で登場する。
登場人物
- 天王寺裕吾(てんのうじゆうご)
- フランスより帰国した帰国子女。IBN5100があるという情報を求め秋葉原を訪れたが、暴漢に襲われている女性を助けた所橋田に抑えこまれた。ブラウン管テレビに目がなく、ブラウン管テレビ専門の中古販売店を開業することを決める。のちに助けた女性の今宮綴と恋仲になり結婚して綯の父親となる。
- 橋田鈴(はしだすず)
- 東京電機大学において物理学の教授を勤めている。不手際で天王寺を傷つけてしまいお詫びとして、格安家賃で住居や大檜山ビルの1階の賃貸料を使わせ、天王寺に対して開業に際しての様々な世話を図っているほど世話を焼いた。
- 今宮綴(いまみや つづり)
- 東京電機大学での橋田鈴の教え子の一人。天王寺と後に恋仲になり結婚する。本作のオリジナルキャラクター。
- 天王寺綯(てんのうじなえ)
- 天王寺と今宮の長女。天王寺が綯を溺愛する理由の一つがこの物語で描かれている。
- 岡部倫太郎(おかべ りんたろう)
- 原作『STEINS;GATE』の主人公。2009年の8月15日にとある要件で天王寺が住んでいる住居に訪ねてくる。
関連動画
関連項目
親記事
子記事
- なし
兄弟記事
- A.R.
- 劇場版STEINS;GATE 負荷領域のデジャヴ
- GATE OF STEINER
- STEINS;GATE 哀心迷図のバベル
- STEINS;GATE 暗黒次元のハイド
- STEINS;GATE ELITE
- STEINS;GATE 0
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