Telegramとは、テキストやチャット、ビデオチャットなどが可能なインスタントメッセージアプリである。本来の単語の意味は「電報」「電信」。
概要
アラブ首長国連邦、ドバイに拠点を置くロシア人のプログラマーの兄弟、ニコライ・ドゥーロフとパーヴェル・ドゥーロフによって2013年に開発されたアプリ。現在の運営はTelegram Messenger LLPが運営している。スマートフォンやPCなどで使える無料アプリで、メッセージは暗号化され、一定時間立つと消える機能があるため、匿名性が高い。また、すべてのファイルフォーマットが送受信できる。APIも公開されているため様々なユーザーたちが非公式のクライアントを作成可能。
ロシア連邦では2018年に政府によって使用が禁止されるも、2020年に規制が解除されている。ロシア国内では、2022年3月での利用者の割合は63%と次点のMetaのメッセージアプリ・WhatsAppの32%を引き離し、圧倒的なシェアを獲得している。2022年からのロシアによるウクライナ侵攻の際も、ロシアとウクライナ双方が情報発信に使っている。
機能
- 多くのプラットフォームで対応
- Windows、iOS、Android、macOS、Linuxなど幅広いプラットフォームで使える。
- ファイルの送受信、多くの人を集められる
- 音声や、画像など色々なファイルを送受信でき、全てのファイルフォーマットにも対応している。また、グループでは20万人まで集めることが可能。
- チャットの自動削除
- チャットの自動削除によって過去のチャットが消えるので、他人に覗かれたくない内容のものがあるときに便利。
犯罪行為への利用
匿名性が強固であるため、闇バイトや薬物・児童ポルノの売買などの犯罪行為に使われることが多く、世界的に問題となっている。
闇バイトのグループに入ってしまったら、個人情報は書かずに、すぐさまグループを抜けるべきである。
関連リンク
関連項目
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