Wastelandとは、直訳で「荒れ地」を意味する英単語。戦争や災害などによって荒廃した社会・環境・時代のことも意味する。
- カードゲーム「マジック:ザ・ギャザリング」の登場カード「不毛の大地」の英語名。
- ゲームの舞台となる土地の名称。「Wasteland」「Falloutシリーズ」や「RAGE」など、社会が滅んだあとを題材とするポスト・アポカリプス系のゲームの舞台としてウェイストランドが出てきている。
- 1988年に発売されたRPG。後のFalloutシリーズの土台となった。続編として2014年にWasteland 2、2020年にWasteland 3が発売されている。
本記事では(3)のゲームについて記述する。
Wasteland(ウェイストランド)とは、1980年代に発売されたInterplay開発のポストアポカリプス系ゲームである。
後の「Falloutシリーズ」の元となったゲームとして知られている。
概要
ゲーム情報 | |
---|---|
ジャンル | RPG |
開発元 | Interplay Productions (無印) inXile Entertainment (Re) Krome Studios (Re) |
販売元 | Electronic Arts inXile Entertainment (Re) Xbox Game Studios (Re) |
機種 | コモドール64 Apple II DOS |
発売日 | 1988年1月2日 (無印) 2020年2月26日 (Re) |
価格 (税別) |
? (無印) ¥ 1,512 (Re) |
対象年齢 | -- |
その他 | -- |
ゲームソフトテンプレート |
Interplayが開発しエレクトロニック・アーツがパブリッシャーを手がけた、ポストアポカリプスのゲーム。1988年に発売された。
ゲーム ディレクターでInterplay共同設立者のブライアン・ファーゴ(Brian Fargo)によると、ゲーム作業を開始したのは1986年であり、「『ウルティマシリーズ』と『The Bard's Tale』(1985)のハイブリッドに加えてマッド マックス(映画)に似た黙示録的な設定」であるという構想を持っていたとされる。
Interplayはこのゲームを自社のタイトルとして販売することをエレクトロニック・アーツに交渉したが権利を保有したまま手放そうとしなかったエレクトロニック・アーツに断られたため、それをバネとして、精神的続編となる「Fallout」が生み出されたとされる。
のちに、Interplayの後継にあたるInXile Entertainmentが2003年にフランチャイズの権利を取得、自社でWastelandが出せるようになった。
第1作目については、2020年にビジュアルとオーディオの刷新やバグ修正およびゲームコントローラー対応した、リマスター版が出ている。
シリーズ
タイトル | 発売日 | 機種 |
---|---|---|
Wasteland | 1988年1月2日 | コモドール64 Apple II DOS Macintosh (2013) Windows (2013) Mac OS X (2013) Linux (2013) |
Wasteland 2 | 2014年9月19日 | Windows Mac Linux PS4 XB1 Switch |
Wasteland Remastered | 2020年2月26日 | Windows Mac Linux PS4 XB1 |
Wasteland 3 | 2020年8月28日 | Windows Mac Linux PS4 XB1 |
Interplay時代はエレクトロニック・アーツの販売にて出していたが、のちのinxile Entertainmentの頃に版権を獲得することに成功。以降は正式な自社タイトルとして販売を続けている。「1」も2013年に当時のPCに適応したバージョンが発売されている。
「2」以降の開発はinxile Entertainmentに変わっているが、どちらも「Wasteland」と「Fallout」を作ったブライアン・ファーゴによる会社である。
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関連項目
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