ニコニコ大百科

記事ありがとう！
映画4回観て、今BD観てる！

This is Meに全部持っていかれた
大好きだこの映画

オープニングの二十世紀フォックスや制作会社のロゴが出てくる時点でコーラスが入って、これがミュージカル映画か！　という気分にさせてくれる。バーナムが歌ってる最中に周りがブラックアウトしていくシーンと、最後のオルゴールアレンジが流れる場面がとてもいい対比
スウェーデン歌姫オンステージの視線の運びだけで不穏な空気を醸し出すのも上手い

映画自体は面白いけど評論家と一般客による嗜好の違いが露呈してしまったな
前作のララランドは評論家には大絶賛だったけど後味悪いビターエンドだっただけに一般客には賛否両論
今作は評論家にはウケが悪いがミュージカル要素を増やしたからララランドを超える大ヒットとなった
評論家はドラマ性・芸術性を優先するけど一般客は映像美・エンタメ性を求めているという大きな違いが出た例であった

＞＞4
作中でも劇評家が「こんなの偽物。芸術じゃない」
バーナム「楽しけりゃいいのさ。アンタ最近笑ったか？」

みたいなやり取りがあって、この作品そのものを暗に示してる（予言的な）よね。

これについて、「小人プロレスは誰によって潰された」とか政治の話してくる連中のせいで、バーナムがただの無法者にしか見えなくなってきた

無法者ってのもまぁ間違いなく一つの側面ではあるししゃーない

高評価してる人も大体、評論家に批判されるのもわかるっていうのも面白い話

we are warriors!と高らかに叫びたい人生だった

歌とダンスは最高だしストーリーはミュージカルだからこんなもんよねと思うんだけどただ一点だけ
主人公の身勝手さに対する周囲の対応が甘々すぎると思った
嫁さんかフィリップかフリークスから一発ぶん殴られて叱られるシーンくらいはあってもよかったなあ

嫌われているような映画でも、楽しく見れちゃう人種だが、
自分の人生で、見て終わって初めて悪い意味でブちぎれた映画。
逆にそれが面白いと思える。

結局は家族愛と黒人と白人の恋愛。
フリークスが出てるんだから普通じゃない美しさとかもっとそっちに振るべきところを無難にまとめちゃう感じとか。
うまい歌が聞きたいだけだったらCD買うよ。なところとか

なんで自分がこの映画をそんなに嫌いなのか謎すぎて面白い。

>>10
バーナムの見世物小屋が火災に遭った時に出演していたフリークス達の募金で復興したのは実話だし、
ナポレオンにも扮した通称親指トム将軍は実在したが、
「自分達に人間らしい生活をくれたのはバーナムだけだった」
とコメントを残していたり

史実のバーナムはかなり詐欺師臭いが、それでも居場所をまともに稼げる職を提供したのは事実で
フリークス達にとっては作中でも史実でも恩人ではあったから

フローレンス・ジーグフェルドの映画はないのかなあとふと

個人的にはめちゃくちゃ好きだったけど物語性に難を示す人がいるのはまあ納得するって感じ
良く言えばテンポがよくて余計な困難がないからストレスなく観られるエンタメ特化の映画、悪く言えば登場人物が多いわりに深掘りがされていなくて感情移入がしづらい映画だなという印象
主人公の言動に対してフリークスたちや相棒、嫁がもっと怒っても普通じゃないか？という意見も分かる

ただこの映画ってミュージカルシーンに多くの時間を費やしている通り映画そのものがショーじみているというか、劇中で語られている通りの人々を笑顔にするというショーだと思って観れば困難や壁みたいなものは極力省く（もしくはすぐに立ち直る）というのは正解というかあえてそういう構成にしているのかなと思った
登場人物に感情移入をさせて観客の感情を上下させるというよりはずっと楽しませるのが目的の映画なのかなと思った
実際自分は観ているときずっと楽しかったよ
勿論コメントを見る限り悪い意味で怒ってる人もいるみたいだし、全員が楽しめるかはまた別の話だけども
その辺含めて劇中でのサーカス集団みたいだなと感じた

2025年3月28日の金曜ロードショーから来ました。