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二式砲戦車の九九式戦車砲は砲身が6口径ほど延伸されてて、更に装薬を強力なものに変えてるから砲身や薬室の厚さ、閉鎖機とかも諸々重量過多よなぁ
それでいて結局もとの四一式の装薬量で使う事になってるんだからもう泥縄式としか…

これって四一式山砲を自緊砲身に改めて撃発装置変えて戦車砲化してた方が遥かに軽量で済んだし戦車砲一個分の開発リソース無駄にした様なもんじゃねえのかね
これだったらチハに普通に乗るんで、砲戦車中隊計画ももっとマシになってたかもしれない…

ぶっちゃけ緒戦の連勝に浮かれて研究を後回しにした時点で詰んでたと思う

コイツはチハ改やホニ1、2のように部隊側から即急な戦力を望まれたわけでもないことと、自走砲は存在意義と使用法に一貫性あったのに対して
砲戦車はそれがぶれまくってていつホイが陳腐化してもおかしくなかった
また日本陸軍はチハとその車体を使用した兵器をなるべく量産を続行したくないというのが本音でもある

だから遅れたのであって決して浮かれていたわけじゃない

まぁ結局リソース不足が悪いに落ち着くんだよなぁ、旧軍戦車は(嘆息)。飛行機優先なのは仕方ないけど。おかげで最後まで能力不足としか言えないハ号チハコンビで戦争する羽目に。

リソースがあっても既存兵器の量産に吸われて
後継投入どころじゃないけどね。

ぶっちゃけリソースが少なかったというのはただの極論
艦艇はリソースだけじゃなくて時間があり
航空機はリソースだけじゃなく兵站などのその他の問題が絡みにくく技術的ハードルが低かった。

リソースだけ増やしてもチハ改がチへになるわけでも無し

ディーゼル発動機の開発リソースはトラックの方に取られたんだけどね
とりわけトラック用のDA40は派生型が誕生から50年後まで現役だった、優秀なエンジン

当時の東京瓦斯電気工業(日野・いすゞの母体になった会社)は優秀なエンジニアを揃えていた
でも三菱重工(後に子会社として発足の三菱自動車→三菱ふそうトラック)はディーゼルエンジンの技術が低くて、チハのエンジンもしょぼかった
後の戦車エンジン開発では結局は瓦斯電気工業にケツ持ってもらった形になる。
チヘ・チヌに使われたエンジンはベースが瓦斯電気工業(このときすでにヂーゼル自動車工業(いすゞ)と日野重工に分かれている)
三菱ふそうも長いこと統制発動機の系統を使ってたぐらいだよ
そして後に三菱ふそうはリコール隠しなどで信頼を失って詰み、ダイムラー傘下に。もうね、この明暗の別れ方よ。

チハを担当した三菱のエンジンの技術力がしょぼかったんで、装甲にも制約を受けた。
統制発動機の開発を主導した東京瓦斯電気工業の伊藤正男、「日本ディーゼルエンジンの父」という異名を持つ男だが
彼らの様な人材が限られていたことで、結果として人的リソースが分散された
そういう意味では、リソース云々も当たらずとも遠からず。以上、自動車業界の者より

統制型ディーゼル（一〇〇式）は企業間の規格を統一するガンダムで言うところの統合整備計画みたいなもんだからね

技術交流で日本を訪れたドイツ視察団も統制ディーゼルに大変興味を示し、統制型エンジンはドイツに向かったけど途中で撃沈され海の藻屑に

尚予断だが日ソの戦車以外みんなガソリンエンジンと思われがちであるが地味にイギリスのマチルダⅡはディーゼルエンジンだったりする

戦前日本の技術なんかにドイツが興味示すことなんかあったんだ。

>>8
日本は昭和8年に小型ディーゼルエンジンを世界で初めて実用化して開発者がドイツ発明者協会から賞金貰ってる

つーか乾電池やＦＡＸを世界で最初に実現したり、真珠の養殖法編み出したり戦前日本は技術力ってか発想力は結構やばい
インスタントコーヒー、味の素、シャープペンシル、クレパス、フェライト、常温で使えるクォーツ（水晶振動子）、航空機の落下式燃料タンク（増槽）、強襲揚陸艦（神州丸や大発動艇）等を最初に作ったのも戦前の日本だし

肝心の上層部の関心を引けなかったのと量産のための生産力が追いついてなかっただけ
八木アンテナなんかその最たる例やで

小型ディーゼルエンジンの話って、元はヤンマーのやつだね