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野心家かどうかは分からないよ？
曹操を主としてエン州に迎え入れるよう地元民に説得したのは陳宮だから、曹操が青州兵とかいう荒くれ者たちを連れてきて評判悪くなったら、
曹操を推薦した責任を取るべき立場になるわけで。
だからむしろ道義に則ろうとして積極的に曹操を除こうとしたとも考えられる。

青州兵が関わってるのはほぼ確実だろうな
河北を安定させるまではとても曹操軍が兵糧にも困窮してたのは明白だし
青州兵の略奪を半ば放置してたんだろ、そうでなきゃ本拠地であるエン州反乱で
領土の九割が離反するなんてありえない

要は青州の飢えた流民がどっと兗州に押し寄せてきたわけで、元々兗州に住んでた人らからしたらたまったもんじゃない
おまけに流民を迎え入れた曹操は兗州とは縁のない人間だし
更にはこの頃はまだ曹操の屯田制は始まってない（軌道に乗ってない）し、飯を用意するには略奪でもするしかない
俺が兗州人でも嫌だわ

美濃のマムシはどうじゃろ

少なくとも本人から見て悪事だと思っている行為をあえてやって、それゆえに負けたときは死ぬのが当たり前だと思っている
そんなキャラを日本の戦国時代で探して見つかったのが、陶晴賢の辞世の句だった感じ

蒼天航路にあった「もし呂布の死後に劉備に仕えていたら」
ほんとどうなってたんだろうな

水と油もいいとこ
劉備は軍師の助言なんて聞ける奴じゃないし、諸葛亮さえも実際の活躍は劉関張が死んで好き勝手やれる権限を得てから

兗州を獲る気が無かったら陳宮にとって劉備はどうでもいい人なんじゃないか？

蒼天航路の話は後世の人間だから出てくる発想であって
この時点の劉備は曹操の手下に過ぎないんだから「曹操がいやなら劉備」って発想自体がまず成り立たない

なぜか吉川三国志とその事実上コミカライズ版の横山三国志では、曹操を殺すのを止めた後去らずに、董卓打倒の檄文を発する場面まで一緒にいる（その後いつの間にか消えて、再登場時は呂布の軍師になってる）。
正史では実はこの頃、曹操に仕えていたことを、時代的に吉川先生が知っていたわけもないから、なぜ演義と違う展開にしたのか気になる。ちなみにアニメ版横山三国志では演義の展開に戻っている。

『吉川三国志』の篇外余録を読めば分かるが、吉川英治は史書『三国志』（注含む）や『晋書』からもエピソードを引いてる。
何故「時代的に吉川先生が知っていたわけもないから」などと適当なことを言うのか。

曹操に仕えては張邈を煽って曹操に反逆させ、呂布に仕えては袁術の謀略で郝萌・曹性を煽って呂布に反逆させ、その罪の重さから呂布が曹操に投降したがった時にはせっせと妨害までしている
ゆえに曹操に捕まった時には己の罪の大きさを理由に堂々と死んでいった「飾らない悪党」という風な正史の陳宮のキャラを思うと、演義はかなり改変が激しい（というか陳宮のそっち系のエピソードを丁寧に取り除いている）

>>160

「吉川英治が漢文を読めるはずないから、正史が未邦訳だった時代に正史の記述を知っていたわけない」
という大変な侮辱を見た。

正史だと正直何がしたかったのか分からん奴
反曹操かと思いきや呂布にも反乱起こしてるし

何したかったというか、「呂布が自分の言葉に従わなかったから負けた」と言い残して死ぬあたり、自分の謀略を縦横無尽に使える君主のもとで働きたかったんじゃないかな。
曹操は関羽を殺すころには謀略も覚えるけど、陳宮がいた頃は「殺すなら真正面から」の武将タイプで裏から謀略はあまりやらないタイプなので合わない。でも呂布もそういうタイプで大して変わらなかった。
当代一の謀略好き君主である袁紹に出会えなかったのが不運。