その時歴史が動いた(そのときれきしがうごいた)とは
NHKにて2000年から2009年にかけて放映していた歴史番組である。
番組の内容としては歴史のターニングポイントを取り上げ
それに至る時流を主要人物の紹介、合戦などの出来事を交えて特集するというものである。
ターニングポイントを紹介する前の松平氏の言葉「今日のその時がやって参ります」のフレーズが特徴的である。
司会・ナレーションは旗本(久松松平家傍流)の子孫であり徳川家康の異父弟、
松平定勝の子孫にあたる松平定知アナウンサーが担当。
松平氏は収録のたびに東京から大阪のNHKスタジオまで新幹線で駆けつけている。
最終回では松平氏が番組での口上を毎回、新幹線の中で考え暗記している様子が取り上げられた。
ゲストは歴史研究家、大学教授、歴史漫画家、歴史作家、博物館長など一名が登場し毎回変わる。
日本史以外にも世界史、スポーツ史、技術史、女性史も取り上げた。
最終回では取り上げた回数が多い順に昭和、戦国、幕末明治だとされている。
主題として選ばれたもののうち最古の人物として
日本史は卑弥呼(弥生時代)、世界史はカエサルとクレオパトラ(紀元前1世紀)がそれぞれ取り上げられた。
織田信長、モーツァルト、項羽などメジャーな人物を取り上げる一方、木村安兵衛などマイナーな人物も幅広く取り上げられている。
映像としてはNHKで使われた大河ドラマを使用し纏めることも多かった。
「葵徳川三代」の関が原の合戦シーンはその例である。
それ以外は新たに風景などの取り直した映像や松平氏自身がその地に赴いた映像などが流された。
歴史のターニングポイントとして不適切なものもある、纏め方が不自然などと一部から指摘される場合もあった。
しかしNHK独自の高技術なCGが使われていることや
当時の新聞の投書など詳細な資料を集め纏めるなどは高く評価される面が多くあった。
また谷川賢作氏が手がけたテーマソングと共に流れるED、主人公たちの遺した言葉、
辞世の句などは感動を誘い多くのMADにも使われた。
9年にも及ぶ人気番組となったが2004年から司会の松平氏が定年となりフリーで出演しており、
いずれ後番が必要であると検討されていた。
そのためにNHKはいくつかの歴史特番を放送したがそのうち2008年7月に放送した『歴史秘話ヒストリア』が相応しいと結論付けられた。
そして2009年3月18日、『その時歴史が動いた』は最終回を迎え約9年間355回の放送に終止符を打った。
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最終更新:2024/11/09(土) 09:00
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