なないろリンカネーションとは (ナナイロリンカネーションとは) [単語記事]

『なないろリンカネーション』とは、シルキーズプラスより発売されたPC アダルトゲームである。

概要

**なないろリンカネーション（PC）**
発売日	2014年 9月26日（PC） 2017年 9月17日(PS Vita)
対応機種	Windows XP/Vista/7/8/8.1 PS Vita
発売元	シルキーズプラス WASABI（PC）シルキーズプラスアルファ(PS Vita)
ジャンル	涙あり笑いありのホームコメディ ADV
原画	すめらぎ琥珀
企画・シナリオ	かずきふみ
レイティング	ソフ倫：18歳未満販売禁止（PC） CREO:D(PS Vita)
価格（税込）＊PS Vita版は税別	8,800円（PC） PS Vita版 8800円(初回限定版) 6800円(通常版) 6000円(DL版)

2014年 9月26日に発売された。

2014年 6月、美少女ゲームブランド「エルフ」、「シルキーズ」の開発スタッフ一同が独立して新会社を設立し「シルキーズプラス」という新ブランドが誕生。本作は新ブランドのデビュー作として発表された。
本作のクリエイター陣はガンナイトガールやもっと姉、ちゃんとしようよっ！のかずきふみとすめらぎ琥珀のコンビ。

本作のジャンルは涙あり笑いありのコメディ ADVではあるが、
グロもあるので注意である←（若干ネタバレなので文字反転）

萌えゲーアワード 2014にて9月の月間賞、萌えゲーアワード準大賞を受賞した。

2015年 9月17日には新規エピソードを追加し、
PS vita版にも移植された。

あらすじ

大学三年生の夏。
加賀見真は亡くなった祖父から譲り受けた家に移り住み、かねてからの念願だった一人暮らしを始める――はずだった。

祖父の家にやってきた真を出迎えたのは、座敷わらしの少女と自らを鬼と称する女性。
彼女らは鏡に映らず、自分以外の人間の目には映らない不可思議な存在だった。
真は知る。
自身が『霊視』という特別な力を持つことと、祖父から受け継いだのは土地と家だけではなかったことを。

鬼を従え、町に彷徨う霊魂を現世から解き放ち、常世へと送ること。
それが代々受け継がれ、祖父から託された加賀見家の『お役目』であった。

あまりに突然すぎて理解が追いつかない真であったが、実際にお役目を果たしていくことで少しずつ加賀見家当主としての自覚が芽生えていく。
そしてこの小さな町の平和を揺るがす、とある事件に巻き込まれていくのであった…。

登場人物(CVはPC版/PS Vita版)

加賀見真
- 本作の主人公。エロゲでは珍しい大学３年生
  『霊視』という特別な力を持っており、幽霊や鬼など普通の人間には視えないものを視ることができる。
  亡くなった祖父の遺言で家を譲られ移り住んだが、その家に昔から住んでいる座敷わらしの伊予から『お役目』などさまざまなことを知る。

メインヒロイン

滝川琴莉（CV:秋野花/あさみほとり）
- 付近の学園に通う少女。本作のメインヒロインの１人
- 真に助けてもらったことがきっかけで、お役目を手伝うようになる。
- 不完全ながら霊視の力を持っており、真が視ているものを琴莉も視ることができる。
  また、そばにいる霊の存在を感じることができるという、真にはない力を持っている。
- とても明るく快活な性格で笑顔が絶えないがまっすぐすぎて時折周りがびっくりしてしまうような行動をとることも。
  真を兄のように慕っており、常に身を案じている。
土方由美（CV:星咲イリア/咲乃藍里）
- 真と同じ大学に通い、学年も同じく３年生。本作のメインヒロインの１人。おっぱい若干メシまず
- 大学以前からの知り合いであるようだが、真との関係はどこかよそよそしくぎこちない。
  気が強そうに見えるが実際には晩生でかなりの人見知り。
  喫茶店でアルバイトをしているが、接客態度は少し硬め。
- 霊感が一切なく、それが真との間に認識のずれを生んでしまうが、本人は真との関係を
  改善したいと思っている様子
伏見梓（CV:かわしまりの/瑞沢渓）
- お役目を通して知り合った新米刑事。本作のメインヒロインの１人。
- 加賀見家は少なくとも先代から警察と協力関係にあり、警察から依頼を受け、
  それを解決することで報酬を得ている。
  梓は加賀見家への依頼――霊関係の事件を専門に取り扱う、刑事十三課に所属。
- 真と会うまでは霊の存在を信じていなかったため、窓際部署に飛ばされたとかなり腐っていた。
伊予（CV：真宮ゆず/柏木美優）
- 見た目はあどけない少女だが、その正体は長い年月を生きる座敷わらし。本作のメインヒロインの１人
  お役目に不慣れな真をその豊富な知識でサポートする。
- 座敷わらしの特性から加賀見家に福を呼ぶ存在ではあるが、性格はねじくれており
  他人（特に真）をおちょくる天才。（伊予のいたずらで梓は加賀見家に入るのがトラウマになっている）
  また重度のゲーマーで、食事時以外は自室に引きこもっている。
  主にネトゲを好み、もちろんトップクラスの廃人である。

真の鬼たち

鬼とは『お役目』を行う当主が従えることができる存在で、普通の人間には見えない。
鬼を生み出す際にはあるものが必要で、当主が生きている間はそのあるものを適度に与える必要がある。
また、鬼の見た目や性格は生み出す前の当主の想像である程度決めることができる他、能力も与えることができる

桔梗（CV:御苑生メイ/小山さほみ）
- 先代である真の祖父に仕えていた鬼。
- 本来、鬼は死を迎えた主と共に常世へと赴くが、桔梗は真のサポートをするために加賀見家に留まっている。
- 鬼は人の目には見えず、人知を超えた不思議な力を持つが、桔梗は特別な個体で特殊能力を持たない
  姿も人と見分けがつかないが、怒ると・・・・・・？
葵（CV:桜川未央/小林眞紀）
- 真のためだけに生み出された最初の鬼。
- 桔梗と同様に角はなく、代わりに猫耳と尻尾が生えている。
- 人や物に宿る思念を読み取るという特殊な力を有し、お役目で大いに活躍する・・・・・・のだが。
  猫らしく天真爛漫でわがままな性格をしており、主を主と思わない言動をとるため、たびたび真を困らせる。
  語尾に「にゃー」をつけるがこれは真からつけろと言われているかららしい（公式ご挨拶 voice）
芙蓉（CV:御苑生メイ/小山さほみ）
- 真のためだけに生み出された二番目の鬼。
- 桔梗に似た容姿をしており、性格もとてもよく似ている。
  家事に長けた鬼であり、買い物などに不都合がないよう芙蓉は例外的に霊視の力を持たないものでも
  普通に視ることができる。その影響で、葵のような特殊な力は持っていない。
  容姿が似ていることもあり、やはり芙蓉も怒ると・・・・・・？
アイリス（CV:藤咲ウサ/桜咲千依）
- 真のためだけに生み出された三番目の鬼。
- 他の二人違い洋服を身に纏っており、いつもぬいぐるみの「ウーパくん」を抱いている。
- テレパシー能力を持っており、複数の相手と言葉を声に出すことなく会話が可能。
  あまり範囲は広くないが、遠くにいる人物にもテレパシーは届く。
  その能力のためか本人は肉声で喋るのがとても苦手で、普通に話そうとすると激しくどもってしまう。