みらいのねいろとは (ミライノネイロとは) [単語記事]

『みらいのねいろ』とは、国際ボランティアサークル「D.P.H.」が実施する海外や国内にボカロ文化を紹介する非営利イベント。開催国はアメリカや台湾、ドイツ等複数にわたる。

概要

主宰の正木が1人で立ち上げ、2008年にアニメエキスポにてファン交流会を開催した後は、アメリカ、台湾、ドイツ等で開催。2012年現在、海外で開催される数少ない(唯一？)非企業ボカロイベント。
特に2009年からは北米最大のアニメ・コンベンションであるアニメエキスポに毎回参加し、その度に1,000人近くの参加者を集める。

発表内容は、会場を借りてのVOCALOID-PVの上映やVOCALOIDの紹介、日本と海外のファン同士の交流会。さらに、MMD作品の紹介やアミッドスクリーンの上映、VOCALOIDプロデューサーをゲストに招待する等ボカロ文化周辺までを含めた多岐にわたる。開催はアニメエキスポ等海外のアニメや漫画のイベント内やその近辺で開催。

平仮名で書かれているのは、日本語初心者の外国人の方が読めるようにしたため。「みらい」は、初音ミクのミクと未来をもじっている。英語の名称は「The Sound of the Future」

主宰の正木は、北米最大のAnime Expoに2006年より参加しており、現在はスタッフ兼アドバイザーも務める。サークル名の「D.P.H.」の正式名称は「Delu sion Production House」、意訳すると妄想を具現化する場所。

なお、非営利団体のため、サークル参加にかかる各経費は基本的に自腹。

開催暦

2008年
日	国	イベント	内容
7月	アメリカ	アニメエキスポ	「日本語でおＫ」　第一回日米文化交流会を開催。アニメエキスポ会場近くのホテルで開催。現地ファンと日本人との交流会を開催。30名程度の参加者を集める。
2009年
7月	アメリカ	アニメエキスポ	「みらいのねいろ－The Sound of the Future 2009－」を開催。正木が個人で企画を行い、日本人として初めてファンパネルに採用開催される。VOCALOID-PVと、北米ファンへのクリエイターからのメッセージを翻訳し上映する。700人以上の参加者を集める。
7月	アメリカ	アニメエキスポ	「日本語でおＫ」　第二回日米文化交流会を開催・アニメエキスポ会場近くのホテルで開催。現地ファンと日本人との交流会を開催。40名程度の参加者を集める。
2010年
7月	アメリカ	アニメエキスポ	「みらいのねいろ－The Sound of the Future 2010－」・同人ＰＶを多く紹介し、PVのメイキングビデオを紹介する。約900名の参加者を集める。
			「日本語でおＫ」　第三回日米文化交流会を開催・アニメエキスポ会場近くのホテルで開催。現地ファンと日本人との交流会を開催。50名程度の参加者を集める。
9月	ドイツ	コンニチ (Connichi)	「みらいのねいろ－The Sound of the Future 2010－」欧州初のイベントを開催する。日本からゲストとしてクリエイターのZANEEDSを紹介する。
9月	ドイツ	コンニチ (Connichi)	「日本語でおＫ」　第一回日独文化交流会を開催コンニチ会場会場近くのホテルで開催。現地ファンと日本人との交流会を開催。20名程度の参加者を集める。
2011年
7月	アメリカ	アニメエキスポ	「みらいのねいろ－The Sound of the Future 2011－」日本から、3名のVOCALOIDプロデューサーを招待。すんzりヴぇrP PENGUINS PROJECT ZANEEDS またスペシャル・ゲストとして、ヤマハ社の剣持氏を招聘。 1,000名以上の参加者を集める。
7月	アメリカ	アニメエキスポ	「日本語でおＫ」　第四回日米文化交流会を開催アニメエキスポ会場近くのホテルで開催。現地ファンと日本人との交流会を開催。80名程度の参加者を集める。
9月	ドイツ	コンニチ (Connichi)	「みらいのねいろ－The Sound of the Future 2011－」日本から、ヤマハ社の剣持氏、AHS社代表の尾形氏をゲストとして招聘する。
11月	日本		「ボーカロイド文化祭」国内初のイベントとして開催、ニコニコ学会でも人気の高いアミッドスクリーンの上映システムの紹介や、トークショー、VOCAJAZZ ライブを開催する。トークショーのゲストにAHS社代表の尾形氏、三原龍太郎氏をゲストに招聘
2012年
5月	ドイツ	ニッポンコネクション(NipponConnection)	日本映画祭Nippon Connect ion（会場フランクフルト大学）に協力。上映会、講演会が開催されAHS社尾形氏が参加。80名程度の参加者を集める。
5月	台湾 (台北)		「みらいのねいろ in 台北」アミッドスクリーンの上映やVOCALOID 調声法、アミッドスクリーンシステムの紹介を開催。日本から、下記の3人を招待。参加者230名（内日本からの参加者15名） ※ニコニコ生放送を台北から行う（日台両国で生放送）来場視聴者数：36621人コメント数：33440 <ゲスト> 青木敬士（アミッドP）／日本大学藝術学部文芸学科准教授福岡俊弘／デジタルハリウッド大学情報編集科教授三原龍太郎／ポップカルチャー研究家かごめP ／ VOCALOIDプロデューサーざにお（パイパンP）／ VOCALOIDプロデューサー剣持秀紀／ヤマハ・VOCALOID開発　※ビデオレター特別参加
6月	ドイツ	ヴィー・マイ・カイ(Wie.MAI.KAI)	ヘッセン州都ヴィースバーデンのアニメ・コンベンション。アミッドスクリーン上映会、日本語教室「ボカロファン交流で使える日本語講座」を開催。上映会はメイン舞台イベントとして開催され、300人以上を動員。日本語教室にはゲストに在フランクフルト日本総領事が参加。
	アメリカ	アニメエキスポ	「みらいのねいろ－The Sound of the Future 2012－」 2部に分けて開催。(1部はアニメエキスポ内で2回実施) 第1部（VOCALOID-PV紹介、アミッドスクリーン上映会を2回）第2部（ゲストのVOCALOIDプロデューサーによるトークショー） <ゲスト> アゴアニキかごめP デッドボールP Dixie Flatline ぼーかりおどP
			VOCALOID ワークショップ。ヤマハ・VOCALOID開発　剣持秀紀氏による講演
			「日本語でおＫ」　第五回日米文化交流会を開催・アニメエキスポ会場近くのホテルで開催。現地ファンと日本人との交流会を開催。60名程度の参加者を集める。
7月	ドイツ	コスデイ (Cosday)	フランクフルト市のアニメ・コンベンション。アミッドスクリーン上映会と日本語教室を開催。上映会は300人以上を動員。
8月	ドイツ	フランクフルト	AHS社尾形氏と秋葉系プロレスラーの菊タロー氏を迎え、ドイツ人ボカロファンとボカロ交流会を実施。会場はフランクフルトのコスプレショップ「コスチューム・シュピール（Kostuemspiel）」30人程度の参加者を集める。同会場ではAHS社の公式生放送も行われた。（当時の放送：AHS公式生放送第25回(フランクフルトより)
9月	ドイツ	コンニチ (Connichi)	アミッドスクリーン上映会とパネルを開催。上映会では350人以上を動員。パネルではゲストに福岡俊弘氏とボカロPのさつきがてんこもり氏を招き200人程度を集める。どちらの会場も満員になるほどの盛況となる。