アカンバロの恐竜土偶 単語


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アカンバロノキョウリュウドグウ

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アカンバロの恐竜土偶(Acámbaro figures)とは、20世紀中葉にメキシコ地方都市アカンバロ近郊で発見された小偶像の総称である。その一部の形が現在広く知られている恐竜の復元図のそれとよく似ていることからこの名がついている。

概要

1945年7月ドイツ人実業ヴァルデマール・ユルスルート(Waldemar Julsrud、1875-1964)がアカンバロの町外れにあるエルトロ山(El Toro; the bullの意)の麓で奇妙な土器を発見、土偶は日々大量に出土しその数は最終的には七年間で32000体にのぼった。ユルスルートらによる採掘は1952年に中断するがその後も発掘は続き、現在までに約37000体の土偶が発見されている。

土偶の製作された年代は紀元前4500年〜前1000年頃と測定によってバラつきがあり、またそれらの計測結果に対して疑問を投げかけるも多い。また発掘現場に埋め戻しの形跡があったと考古学者による摘が為されており捏造の疑いが深まっている。
南米ではこの恐竜土偶の他にも1960年代にペルーで発見されたイカストーン(カブレラ・ストーン)と呼ばれる彫刻石に恐竜の復元図とよく類似した絵が記されており、恐竜土偶と並んでオーパーツとして知られているがこちらも捏造説が浮上している。
両者に共通しているのはその膨大な遺物の点数で、イカストーンも15000体がこれまでに確認されており、捏造であるとすれば個人または少数による製作であるとは考えられず、一定以上の規模をもつ集団の手よって計画的に行われたものと予想する他ない。

発掘された土偶は現在メキシコのヴァルデマール・ユルスルー博物館にて一部展示されている。

年代測定

恐竜土偶の年代測定には放射性炭素年代測定法と熱ルミネセンス法が用いられている。

先述の紀元前45世紀から同11世紀という結果は放射性炭素年代測定法によるもので、3500年の開きがある事から今度は「熱ルミネセンス法」で調、結果は紀元前2500±200年というものであった。

これらの測定はアメリカ大学教授チャールズ・ハプグッド(Charles Hapgood)が1968年ニュージャージ州の年代測定専門会社アイソトープ社に依頼して行ったもので、彼はユルスルートの友人であった。

土偶の特徴

恐竜土偶と訳されているが、恐竜(またはその復元図)を模したものと思われる物はあくまでその一部であり、他にもワニのような現地にいる動物モデルとしたものや、地球上に存在したのが確認されていない架生物と思しきものをモデルったものなどが含まれている。
また人の土偶も多数発見されており、それらの中には古代エジプト人やシュメール人、コーカサス人などの予想図とよく似通っているものが多数あるという。
土偶の保存状態は全体的に極めて良好で、その事も捏造説が強まる一因となっている。

捏造説

捏造説はかなりい段階から訴えられており、米国Amerind Foundation博物館に勤めていた考古学者ディ・ペソ(Charles C. Di Peso)はこれらの土偶は地元農夫らによって近年制作された贋物であるという結論を出している。彼には地元農夫らが当時アカンバロで入手可だった怪獣映画コミック新聞メキシコ国立博物館の展示品などを参考に拵えた贋物をユルスルートが購入しエルトロ山に埋設しただけである、と語っている。

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