アクシズショック 単語


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アクシズショック

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アクシズショックとは、劇場版アニメ機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」の作中で起きた奇跡である。ちなみに、同作の時点ではアクシズ・ショックという名称は付けられていない。

概要

※それまでの経緯は「第二次ネオ・ジオン抗争」の記事を参照。

第二次ネオ・ジオン抗争終盤、νガンダムサイコフレームが共振を起こして謎の光を発し、限界点をえたはずのアクシズ地球から押し返されるという奇跡的な現象が起こり、物理法則無視し、世界パワーバランスを崩しかねないその現象はまさに衝撃的であり、戦後数カ後には連邦軍の上層部でその名で浸透していた。これは従来の科学技術では説明できない現象であり、「ニュータイプの可性」を示す徴的な出来事となった。

地球連邦軍調班はアクシズの落下による地球の壊滅という恐怖を前に人類全体が共有した危機感が意識的にνガンダムサザビーに搭載されたサイコ・フレームへ集積され、サイコ・フレームを依り代に膨大なエネルギーに転化したという見解を出している。
だが、アムロ・レイシャア・アズナブルという二人のニュータイプ人柱に人類の集団意識がサイコミュによってエネルギーに転化されたとする発表はジオニズムに血を与えかねかったことから、連邦政府としてはそれを否定する必要があり、当事者の一人であるブライト・ノアを抱き込み(ブライト息子であるハサウェイ・ノア不祥事脅迫材料に使っている)、「アクシズの軌が逸れたのはロンド・ベル作戦が成功したからであり、その際の発現象爆発で飛散した破片が大気の摩擦熱で焼かれ生じたもの」と発表している。

アムロの言葉を借りるのなら、「人の心の」とも呼ぶべきものを地上から可視化できるレベルまで可視化させた奇跡ではあるが、大衆にとっては大きなは与えるわけもなく、世間全体には何も変わらなかった。一応はこの出来事により「落下を阻止した事実」そのものは大きなではあるもののアムロシャアが叫んでいたほどのものは何も残せなかった。

一方で、このの正体が「ニュータイプサイコフレームに関連するのではないか?」と知る者にとっては、大きすぎるを与えた。の現象サイコフレームが関連しているのであれば、それを発展させることで「科学的に神の領域に踏み込む」ことが可なのではないか?という発想から、科学者達はニュータイプ(および強化人間)やサイコミュに関する研究を、さらに制御不能で非人的な方向へと加速させていた。

機動戦士ガンダムUC」で登場したシャアの残留思念が宿っているとされるフル・フロンタルは「地球を包んだあのを見ても、人は変わらなかった これからも変わることはない」と述べている。

ちなみに、このアクシズショックと呼ばれる現象について、原作者である富野由悠季監督福岡美術館で開催された『富野由悠季世界展』の公式図録内のインタビューにて、

サイコフレームについての摘は、厳しいですね。映画クライマックスにあれを持ち出したというのは、窮余の一策でも何でもない。「こういうことをやらなければSFっぽく見えないよね」っていうことだけです。だからその部分を拡大してシリーズを作るということは絶対にできないという自覚があった。もしそこを拡大して描いていったら、虚像を拝むカルトと変わらないことになってしまうからです。

と述べており、逆襲のシャア以降で富野監督本人が手がけた作品ではあのときアクシズで何が起きたかについて掘り下げてはいない。

富野監督が執筆した小説版「ベルトーチカ・チルドレン」では、劇場版同様、アクシズを押し返す際にνガンダムからが放たれているが、その理由が漠然としたものになっており、「サイコフレームが共振したのかも知れない」「ベルトーチカのお腹赤ちゃんが呼んだのかも知れない」「アクシズ域に集った男たち女たちの意思が、それらのを呼び寄せて、吸い込んでいるのかも知れなかった」と様々に推測するような表現をしており、はっきりと何が起きたかは言及されていない。

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