ブライト・ノア 単語

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ブライトノア

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ブライト・ノアとは、アニメ機動戦士ガンダム宇宙世紀(UC:Universal Century)シリーズの登場人物の一人である。

声優は「~逆襲のシャア」までが鈴置洋孝、「UC~」以降のキャスト成田剣

概要

ブライト・ノア 19歳 WBメインブリッジにて

機動戦士ガンダム機動戦士Ζガンダム機動戦士ガンダムΖΖ機動戦士ガンダム 逆襲のシャア機動戦士ガンダムUC機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイに登場するキャラクター
機動戦士ガンダム」をはじめ複数の作品にて、主人公が乗る母艦の艦長を務め、幾多の戦場を潜り抜けた軍人。
階級は当初は少尉だったが、一年戦争グリプス戦役→第1次&第2次ネオ・ジオン抗争を経て最終的には大佐へ昇格する。

率いたな艦はホワイトベースアーガマネェル・アーガマラー・カイラム

ブライトの艦の乗組員・パイロットには年少者が多く、自己中心的だったり、ナイーブだったり、斜に構えていたり、カツだったりと扱いづらい人間ばかりであるが、そんな中でも艦がバラバラにならず、厳しい戦いを勝ち抜いて行けたのは、ひとえに彼の人格、リーダーシップのおかげであろう。
作中でも基本的に、彼らと対した「大人」な人物として描かれている。

白目がないと思われがちだが劇中いくつかのシーン白目が描かれている(4話など)。
ちなみに白目のある彼はかなりつきが悪い。

妻はホワイトベースの操手だったミライノアミライ・ヤシマ)。ハサウェイ・ノアとチェーミン・ノアの二人の子供がいる。

歴代ニュータイプに関わってきはしたものの、彼自身はオールドタイプである。

来歴

一年戦争

地球連邦軍の士官補生。ホワイトベースに乗艦してサイド7へ訪れたところを、シャア・アズナブルの強襲に遭い正規軍人のどを失った結果、ホワイトベースの艦長代行を務める事になる。
この時は、19歳の若手士官であった。尉官であるため士官学校卒業生と思われるが、軍人となってわずか半年である。
実はシャアよりわずかに年下である。

素人同然の民間人のパイロットと避難民ホワイトベースに乗せ、軍の上層部には振り回され、先輩は皆戦死と言う悲惨な状況で戦い続けた彼の苦労は心身共に、筆舌に尽くし難いモノがあったと推測される。
そうしたプレッシャーや焦燥感が特に表に出てしまったのが、かの有名なアムロ修正シーンとも言えるであろう。アムロ親父にもぶたれたこといのに!」

そんな中でブライトの支えになっていたのが、自分と同じ若い職業軍人であるリュウ・ホセイの存在で、アムロたちには兄貴分として、ブライトとは戦友として接しており、ホワイトベースの潤滑的な人物となっていた。だが、第21話で彼は特攻して戦死してしまい、ブライトは膝から崩れ落ちてを流す。普段「大人」として振舞うブライトが溢れ出る気持ちを止められずに弱音を吐く、数少ない印的なシーンである。これが全に引き金となり、次の第22話以降しばし過労により体調を崩してしまい、操手のミライ・ヤシマにホワイトベース揮権を委ねた事もあった(劇場版ではこの辺はカットされている)。

連邦軍本拠地ジャブローに辿り着くと、正式に中尉劇場版では大尉)に任官。指揮官としても精的にも成長してゆきアムロとの関係もだいぶ善される。

戦争終結後は、上述の通りミライ結婚

一年戦争以後

宇宙世紀0087年。時系列としてはグリプス戦役の時代。
一年戦争の功績にも関わらずニュータイプの存在を恐れた連邦上層部の意向で左遷される。当時の階級は中佐。連絡の艦長を務めていたが、紆余曲折を経てエゥーゴ戦艦アーガマ」の艦長に就任すると共に大佐に昇進。実は周囲に知れ渡っていたことから作戦などを任され、左遷中のブランクを感じさせることはなかった。
おこの頃になると、かつて「ブライトさん」と呼んでいたアムロたち元ホワイトベースクルーとは呼び捨て・タメ口で会話するようになっていた。

アーガマは自で大気圏離脱が出来ない艦であるため、この時期は宇宙での揮に専念しており、地上の揮はかつてのホワイトベース隊の一員、ハヤト・コバヤシに任せた。
終盤、エゥーゴティターンズ・アクシズとの三つの中、コロニーレーザーグリプス2」を奪取する「メールシュトローム作戦」を成功させると、コロニーレーザーの発射命を下してティターンズ艦隊を壊滅させた。だがカミーユクワトロシャア)らのパイロットを失ってしまう。

宇宙世紀0088年、グリプス戦役闘の末制したエゥーゴハマーン率いるネオ・ジオンとの戦いに突入しブライトも引き続きアーガマの艦長を務める事になる。
しかし当初、正規パイロットはファしか残っておらず、機体もZガンダムメタスなんとか動かせるという状況であった。そんな中で修理のために立ち寄ったシャングリラコロニーにおいてジュドー・アーシタらと出会うと、彼らを成り行きからパイロットとしてスカウトし、ガンダムチームを結成する。
途中「ラビアンローズ」艦長代理のエマリー・オンスに近づかれて不倫疑惑が立ったりした。
終盤はガンダムチームに最新鋭の戦艦ネェル・アーガマ」を預け、自らは異動させられたネェル・アーガマへの援助に尽ジュドーガンダムチームの原動となった。
しかし肝心の増援は決戦に間に合わず、ガンダムチーム単独でネオ・ジオンとの戦いは終結。後からのこのこやってきた大人たちを見てジュドーの怒りが爆発しそうになると、自ら「情けない大人」の一人としてジュドー鉄拳制裁を受けてみせた。

宇宙世紀0093年。シャア率いるネオ・ジオンによる地球へのアクシズ落下を阻止するためにロンド・ベル旗艦「ラー・カイラム」を持って第二次ネオ・ジオン抗争に向かう。
作戦前に遺書を書かせるなど軍人としての生き方を垣間見せる(実際地球には彼の妻子が居た為、アクシズ落下=家族を失うことと同義)。
作戦終盤では極限状況な為自分もおかしくなっていたのは気付いていたが、艦長であるのに自らプチモビを駆りアクシズ内部での破壊作業を行うなどアグレッシブに活躍した、が頑り過ぎでアクシズの破片が地球に落ちそうになった。しかしアムロシャア二人のニュータイプが起こした奇跡でアクシズ地球から逸れそのを見届けた。

宇宙世紀0096年。ロンデニオンにて指揮官を務める。ジオン残党のトリントン基地襲撃に速に対応してみせた。
これを機に後にラプラス事変と呼ばれる騒動に巻き込まれることとなる。非常事態を理由に揮下のネェル・アーガマへ特命を下し、実質的にユニコーンガンダムバナージ・リンクスの逃亡を手引きすると同時に、自身も独自に行動を開始。後に参謀本部においてマーサ・ビスト・カーバイン拘束する。

宇宙世紀0105年。地球で実戦をした経験を見込まれ地球に降下する命を承諾する(代わりに退役する約束を取り付けた)。
退役した後はのあるロンデニオンコロニー内で、の近くでレストランでもしばらくやった後、気力を養ったら政治に出する考えを持っていた。レストランをやる時は妻も一緒で、も誘おうと思っていた。クッキング学校に通う計画も立てていたが通えてはいない。
息子ハサウェイテロリストマフティー・ナビーユ・エリン」である事実は処刑時点でも知らず、子殺しにならないよう気を遣った前任者のケネススレッグがハサウェイを処刑した。
しかし新聞一方的事実を捻じ曲げ、息子を処刑したのはブライトであったと発表、そこで初めてブライトハサウェイマフティーという事実を知る。その後は軍内ではいくらでも事実を隠蔽出来るのでブライト単独でマフティーの正体を調べ事実関係を調しようとしても、もう手遅れな状態であり相も分からぬまま退役になったと予想された。

ちなみに階級はグリプス戦役の時代から最後まで大佐のまま変わっていない。当時19歳で最新鋭艦の艦長を務めたにも関わらずニュータイプを恐れる連邦上層部からよく思われていないためである。
本人もそれを自覚していたが、閃光のハサウェイでは軍内ではニュータイプが反乱を起こした時用の人質扱いが噂として流れていた。

搭乗艦

ホワイトベース 0079年9月から12月
強襲揚陸艦。「宇宙に出るのは今回が初めて」と言うセリフから、揮経験どころか実戦経験も持たなかった可性がある。
歴代搭乗艦の中では意外なことにもっとも短期間の在籍と思われる。
テンプテーション(?~0087年5月
連絡。旧世紀のスペースシャトルに近い形をしている。脆弱な印だが、自衛用の武装は確認できる。
立たないものの、本に乗ったブライト艦長をファンであるカミーユ・ビダンが追っかけて来たのがZガンダムの始まり。
アーガマ(0087年5月から0088年11月
強襲巡洋艦ヘンケン・ベッケナーの後任であり2代目艦長。ミノフスキークラフト搭載艦だが、宇宙への単独帰還は持っていない。
「Z」では終始宇宙で運用されたが、「ZZ」で地球降下命が下り、ブライトたちが再度宇宙に上がる際はカラバに委託された。
ネェル・アーガマ(0088年11月から0092年12月
機動戦艦宇宙に帰還後、直ちにビーチャ・オーレグが艦長代理に就任したためブライトの艦と言う印は薄いが、0092年12月ラー・カイラム工までは実質的な乗艦であった。
確認できる限りではラー・カイラムに次いで長い期間在籍している。
ラー・カイラム0092年12月から01055月
機動戦艦。後続のアニメゲーム作品のもあり、ブライトの艦と言うとこちらをイメージするファンも多い。また、軍歴上もこの艦がもっとも長い。
105年にはビームバリアーを装備し地球に降下した。

弾幕との関係

ブライトは「弾幕」という言葉を劇中で何度か口にしており、日常生活で使う機会がそうあるとは思えない「弾幕」を世に広めるのに一役買ったといって良いだろう。ニコニコ的にもある意味重要な役割を果たしていた人物かもしれない。

またブライトは弾が疎らであるときには「薄い」と形容すべきだという針も示した。
しかしその反対の状態をどう形容するかについてはついぞ言及しなかったため、薄いの反対を使った弾幕が厚い弾幕が濃いが存在し統一した表現は生まれていない。

『左舷!弾幕薄いよ!何やってんの!?

有名な台詞だが実は原作では言っていない。初出は第3次スーパーロボット大戦である。「言っていない台詞」の項も参照。元の台詞は下に書かれているZガンダムでの台詞で、左舷も「さげん」ではなく「ひだりげん」と読む。

スーパーロボット大戦シリーズの場合

恐らく、上記の弾幕関連の台詞を一躍有名にしたと思われるゲーム作品。
ゲーム中でも、作品によっては乗艦が被弾すると上の台詞を喋る事がある。)
アムロ共々、大抵のシリーズに艦長として出演している。原作では乗っていないトロイホースアルオンリーンホースJrに乗ることもあるが、最終的にはラー・カイラムに落ち着くことが圧倒的に多い(終始アーガマ、もしくはネェル・アーガマという作品もある)。

もっとも作中では、他作品から出演している母艦や艦長がブライトより優遇されている(ステータス精神コマンド的な意味で)ケースが少なくなかったためか、プレイヤーからはイマイチな評価を下されている場合が多かった。
(寧ろブライトが冷遇されている、といった方がいいのか。)
近年ではステータス精神コマンドも強化され、サブパイロットとして「Z」のトーレス&サエグサや「逆シャア」のメランがついてきたり、さらに周囲のユニットサポートできる「指揮官」が導入された事もあり、前線で充分活躍できるようになった作品も多い。例えばスパロボDの「核ミサイル」などはとなっている。

ちなみに「スーパーロボット大戦α」では、プレイヤーの立ち回り方によってはブライトが乗艦で使徒イスラフェルを倒す、という活躍を見られるミッションがある。(達成すると熟練度やボーナスも獲得できる。)
「う、うむ。まさか私もリーンホース使徒を倒せるとは思わなかった・・・」

鈴置洋孝が務めていたが、2006年に逝去。その後の作品ではトーレスやサエグサの掛け合い台詞を新録することで対応していたが、第3次スーパーロボット大戦Z2014年)で「ガンダムUC」が参戦して以降は成田剣に交代。サブパイロットトーレス&サエグサからメランに変わった。

初期の作品「第3次スーパーロボット大戦」では必中と幸運(当時は経験値も2倍)を覚え、アーガマ以降の戦艦に広範囲のマップ兵器が搭載されているため、運用次第でとんでもないレベルにまで上げることも可

左:リーンホース使徒を倒す。右:マップ兵器レベル59まで上げる。

名台詞

機動戦士ガンダム

  • 憎んでくれていいよ。ガンダムの整備をしておけ。人を使ってもいい。アムロ!君が中心になってな!
  • 殴ってなぜ悪いか?貴様はいい、そうして喚いていれば気分も晴れるんだからな!
  • それが甘ったれなんだ!殴られもせずに一人前になったがどこにいるものか!
  • ガンダムを任されたからには貴様パイロットなのだ! このを守る義務がある!
  • それだけの才があれば、貴様シャアを越えられるだと思っていた。残念だよ
  • か、勘弁してくれ、リュウ、勘弁してくれよ。な、お・・・俺達これからどうすりゃいいんだ?
    え?リュウ、教えてくれ。 教えてくれんのだな、もう・・・
  • 何を言うか!ザビ独裁を論む男が何を言うのか!

機動戦士Zガンダム

  • 反感を育てておいて何を言うか!
  • 左舷撃手、弾幕薄いぞ!何やってる!
  • こんな時に反対だ、反対だと喚かれてみろ!士気に関わる!!

機動戦士ZZガンダム

  • 気になる・・・あの子
  • お別れだな、アーガマ
  • 分かっている。気に入らないなら、を殴って気を済ませろ!

逆襲のシャア

機動戦士ガンダムUC

  • その時、君のの前にガンダムがあったのは偶然かもしれない。今までガンダムに乗ってきた者も皆そうだった。だがガンダムに乗るかどうかは自分で決めたことであって偶然ではないはずだ。違うか?
  • かつてガンダムに乗った者たちと同じく、君もガンダムに選ばれたのだと思いたい。いつもそれは、結果的に必然だった・・・良くも悪くも、だがな。
  • 状況に潰されるな。絶望を退ける勇気を持て。君がガンダムパイロット・・・ ニュータイプであるなら

機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ

  • みたいな武を持っていながらも、のようにまとわりつかれたら、自分のをどう制御したらいいのかは、難しい問題だよ
  • フム……ガンダムらしいが、このなんというかな、マシーンとしては、複雑になっていく一方なのが、気にいらんな
  • そして、ガンダムの最後は、いつもこうだ。首がなくなったり、機体が焼かれたり、バラバラになったり……。しかし、反は、ガンダムがなくなったあとでも、健在だったものだ

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