ブライト・ノアとは、アニメ『機動戦士ガンダム』宇宙世紀(UC:Universal Century)シリーズの登場人物の一人である。
声優は「~逆襲のシャア」までが鈴置洋孝、「UC~」以降のキャストは成田剣。
機動戦士ガンダム、機動戦士Ζガンダム、機動戦士ガンダムΖΖ、機動戦士ガンダム 逆襲のシャア、機動戦士ガンダムUC、機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイに登場する主要キャラクター。
「機動戦士ガンダム」をはじめ複数の作品にて、主人公が乗る母艦の艦長を務め、幾多の戦場を潜り抜けた軍人。
階級は当初は少尉だったが、一年戦争→グリプス戦役→第1次&第2次ネオ・ジオン抗争を経て最終的には大佐へ昇格する。
率いた主な艦はホワイトベース、アーガマ、ネェル・アーガマ、ラー・カイラム。
ブライトの艦の乗組員・パイロットには年少者が多く、自己中心的だったり、ナイーブだったり、斜に構えていたり、カツだったりと扱いづらい人間ばかりであるが、そんな中でも艦がバラバラにならず、厳しい戦いを勝ち抜いて行けたのは、ひとえに彼の人格、リーダーシップのおかげであろう。
作中でも基本的に、彼らと対比した「大人」な人物として描かれている。
白目がないと思われがちだが劇中いくつかのシーンで白目が描かれている(4話など)。
ちなみに白目のある彼はかなり目つきが悪い。
妻はホワイトベースの操舵手だったミライ・ノア(ミライ・ヤシマ)。ハサウェイ・ノアとチェーミン・ノアの二人の子供がいる。
歴代ニュータイプに関わってきはしたものの、彼自身はオールドタイプである。
地球連邦軍の士官候補生。ホワイトベースに乗艦してサイド7へ訪れたところを、シャア・アズナブルの強襲に遭い正規軍人の殆どを失った結果、ホワイトベースの艦長代行を務める事になる。
この時は、19歳の若手士官であった。尉官であるため士官学校の卒業生と思われるが、軍人となってわずか半年である。
実はシャアよりわずかに年下である。
素人同然の民間人のパイロットと避難民をホワイトベースに乗せ、軍の上層部には振り回され、先輩は皆戦死と言う悲惨な状況で戦い続けた彼の苦労は心身共に、筆舌に尽くし難いモノがあったと推測される。
そうしたプレッシャーや焦燥感が特に表に出てしまったのが、かの有名なアムロ修正シーンとも言えるであろう。アムロ「親父にもぶたれたこと無いのに!」
そんな中でブライトの支えになっていたのが、自分と同じ若い職業軍人であるリュウ・ホセイの存在で、アムロたちには兄貴分として、ブライトとは戦友として接しており、ホワイトベースの潤滑油的な人物となっていた。だが、第21話で彼は特攻して戦死してしまい、ブライトは膝から崩れ落ちて涙を流す。普段「大人」として振舞うブライトが溢れ出る気持ちを止められずに弱音を吐く、数少ない印象的なシーンである。これが完全に引き金となり、次の第22話以降しばし過労により体調を崩してしまい、操舵手のミライ・ヤシマにホワイトベースの指揮権を委ねた事もあった(劇場版ではこの辺はカットされている)。
連邦軍本拠地ジャブローに辿り着くと、正式に中尉(劇場版では大尉)に任官。指揮官としても精神的にも成長してゆき、アムロとの関係もだいぶ改善される。
宇宙世紀0087年。時系列としてはグリプス戦役の時代。
一年戦争の功績にも関わらず、ニュータイプの存在を恐れた連邦上層部の意向で左遷される。当時の階級は中佐。連絡船の艦長を務めていたが、紆余曲折を経てエゥーゴの戦艦「アーガマ」の艦長に就任すると共に大佐に昇進。実力は周囲に知れ渡っていたことから作戦などを任され、左遷中のブランクを感じさせることはなかった。
なおこの頃になると、かつて「ブライトさん」と呼んでいたアムロたち元ホワイトベースクルーとは呼び捨て・タメ口で会話するようになっていた。
アーガマは自力で大気圏離脱が出来ない艦であるため、この時期は宇宙での指揮に専念しており、地上の指揮はかつてのホワイトベース隊の一員、ハヤト・コバヤシに任せた。
終盤、エゥーゴ・ティターンズ・アクシズとの三つ巴の中、コロニーレーザー「グリプス2」を奪取する「メールシュトローム作戦」を成功させると、コロニーレーザーの発射命令を下してティターンズ艦隊を壊滅させた。だがカミーユ、クワトロ(シャア)らの主力パイロットを失ってしまう。
宇宙世紀0088年、グリプス戦役を激闘の末制したエゥーゴはハマーン率いるネオ・ジオンとの戦いに突入しブライトも引き続きアーガマの艦長を務める事になる。
しかし当初、正規パイロットはファしか残っておらず、機体もZガンダムとメタスがなんとか動かせるという状況であった。そんな中で修理のために立ち寄ったシャングリラ・コロニーにおいてジュドー・アーシタらと出会うと、彼らを成り行きからパイロットとしてスカウトし、ガンダム・チームを結成する。
途中「ラビアンローズ」艦長代理のエマリー・オンスに近づかれて不倫疑惑が立ったりした。
終盤はガンダム・チームに最新鋭の戦艦「ネェル・アーガマ」を預け、自らは異動させられた月でネェル・アーガマへの援助に尽力。ジュドーらガンダム・チームの原動力となった。
しかし肝心の増援は決戦に間に合わず、ガンダム・チーム単独でネオ・ジオンとの戦いは終結。後からのこのこやってきた大人たちを見てジュドーの怒りが爆発しそうになると、自ら「情けない大人」の一人としてジュドーの鉄拳制裁を受けてみせた。
宇宙世紀0093年。シャア率いるネオ・ジオンによる地球へのアクシズ落下を阻止するためにロンド・ベル旗艦「ラー・カイラム」を持って第二次ネオ・ジオン抗争に向かう。
作戦前に遺書を書かせるなど軍人としての生き方を垣間見せる(実際地球には彼の妻子が居た為、アクシズ落下=家族を失うことと同義)。
作戦終盤では極限状況な為自分もおかしくなっていたのは気付いていたが、艦長であるのに自らプチモビを駆りアクシズ内部での破壊作業を行うなどアグレッシブに活躍した、が頑張り過ぎでアクシズの破片が地球に落ちそうになった。しかしアムロとシャア二人のニュータイプが起こした奇跡でアクシズは地球から逸れその光を見届けた。
宇宙世紀0096年。ロンデニオンにて指揮官を務める。ジオン残党のトリントン基地襲撃に迅速に対応してみせた。
これを機に後にラプラス事変と呼ばれる騒動に巻き込まれることとなる。非常事態を理由に指揮下のネェル・アーガマへ特命を下し、実質的にユニコーンガンダムとバナージ・リンクスの逃亡を手引きすると同時に、自身も独自に行動を開始。後に参謀本部においてマーサ・ビスト・カーバインを拘束する。
宇宙世紀0105年。地球で実戦をした経験を見込まれ地球に降下する命令を承諾する(代わりに退役する約束を取り付けた)。
退役した後は家のあるロンデニオン・コロニー内で、湖の近くでレストランでもしばらくやった後、気力を養ったら政治に出馬する考えを持っていた。レストランをやる時は妻も一緒で、娘も誘おうと思っていた。クッキング学校に通う計画も立てていたが通えてはいない。
息子のハサウェイがテロリスト「マフティー・ナビーユ・エリン」である事実は処刑時点でも知らず、子殺しにならないよう気を遣った前任者のケネス・スレッグがハサウェイを処刑した。
しかし新聞が一方的に事実を捻じ曲げ、息子を処刑したのはブライトであったと発表、そこで初めてブライトはハサウェイ=マフティーという事実を知る。その後は軍内ではいくらでも事実を隠蔽出来るのでブライト単独でマフティーの正体を調べ事実関係を調査しようとしても、もう手遅れな状態であり真相も分からぬまま退役になったと予想された。
ちなみに階級はグリプス戦役の時代から最後まで大佐のまま変わっていない。当時19歳で最新鋭艦の艦長を務めたにも関わらず、ニュータイプを恐れる連邦上層部からよく思われていないためである。
本人もそれを自覚していたが、閃光のハサウェイでは軍内ではニュータイプが反乱を起こした時用の人質扱いが噂として流れていた。
ブライトは「弾幕」という言葉を劇中で何度か口にしており、日常生活で使う機会がそうあるとは思えない「弾幕」を世に広めるのに一役買ったといって良いだろう。ニコニコ的にもある意味重要な役割を果たしていた人物かもしれない。
またブライトは弾が疎らであるときには「薄い」と形容すべきだという指針も示した。
しかしその反対の状態をどう形容するかについてはついぞ言及しなかったため、薄いの反対語を使った弾幕が厚い派と弾幕が濃い派が存在し統一した表現は生まれていない。
有名な台詞だが実は原作では言っていない。初出は第3次スーパーロボット大戦である。「言っていない台詞」の項も参照。元の台詞は下に書かれているZガンダムでの台詞で、左舷も「さげん」ではなく「ひだりげん」と読む。
恐らく、上記の弾幕関連の台詞を一躍有名にしたと思われるゲーム作品。
(ゲーム中でも、作品によっては乗艦が被弾すると上の台詞を喋る事がある。)
アムロ共々、大抵のシリーズに艦長として出演している。原作では乗っていないトロイホース、アルビオン、リーンホースJrに乗ることもあるが、最終的にはラー・カイラムに落ち着くことが圧倒的に多い(終始アーガマ、もしくはネェル・アーガマという作品もある)。
もっとも作中では、他作品から出演している母艦や艦長がブライトより優遇されている(ステータスや精神コマンド的な意味で)ケースが少なくなかったためか、プレイヤーからはイマイチな評価を下されている場合が多かった。
(寧ろブライトが冷遇されている、といった方がいいのか。)
近年ではステータスも精神コマンドも強化され、サブパイロットとして「Z」のトーレス&サエグサや「逆シャア」のメランがついてきたり、さらに周囲のユニットをサポートできる「指揮官技能」が導入された事もあり、前線で充分活躍できるようになった作品も多い。例えばスパロボDの「愛の核ミサイル」などは語り草となっている。
ちなみに「スーパーロボット大戦α」では、プレイヤーの立ち回り方によってはブライトが乗艦で使徒イスラフェルを倒す、という活躍を見られるミッションがある。(達成すると熟練度やボーナス資金も獲得できる。)
「う、うむ。まさか私もリーンホースで使徒を倒せるとは思わなかった・・・」
声は鈴置洋孝が務めていたが、2006年に逝去。その後の作品ではトーレスやサエグサの掛け合い台詞を新録することで対応していたが、第3次スーパーロボット大戦Z(2014年)で「ガンダムUC」が参戦して以降は成田剣に交代。サブパイロットもトーレス&サエグサからメランに変わった。
初期の作品「第3次スーパーロボット大戦」では必中と幸運(当時は経験値も2倍)を覚え、アーガマ以降の戦艦に広範囲のマップ兵器が搭載されているため、運用次第でとんでもないレベルにまで上げることも可能。
左:リーンホースで使徒を倒す。右:マップ兵器でレベル59まで上げる。
掲示板
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410 ななしのよっしん
2025/02/15(土) 05:28:07 ID: oSL37ZxxJR
>>404
ビッチとは思わんけど普通にクソ女寄りのムーブしとるよなあとは思う
ミライは戦争で死ぬ目に遭ってるから
中立コロニーで当事者感がないカムランに冷たいのはそういうものかも知れんが
それにしてもカムランに非がないどころか行動が大体男前だし
その上ミライ絡みでは結構健気に振舞うブライト尻目に
よりによってスレッガーみたいな男に言い寄るのはなあ……
まあよくできてる
スレッガーも勿論言うまでもなく人間性かっけえからミライをダシに男の話やってる感ある
そういう意味では初代ガンダムらしい話回しでもある
411 ななしのよっしん
2025/02/15(土) 07:13:38 ID: J+EPFKAxl6
>>410
> その上ミライ絡みでは結構健気に振舞うブライト尻目に
よりによってスレッガーみたいな男に言い寄るのはなあ……
それに関しては別に当時のミライとブライトは交際していたわけじゃないし問題ないと思うがなあ
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最終更新:2025/02/17(月) 14:00
最終更新:2025/02/17(月) 13:00
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