アル=ヴァン・ランクスとは、GBAソフト『スーパーロボット大戦J』(以下:J)に登場するキャラクターである。
後にPS3/PS4用ソフト『スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ』(以下:OGMD)にも登場。
担当声優は石川英郎(OGMD)。
※↓ネタバレ全開なので、これからJもしくはOGMDを真っ新な状態で遊びたい人はブラウザバック推奨。↓※
遥か昔に地球圏に移動してきた異星人種族「フューリー」の一人。
総代騎士の命令の元、フューリーの準騎士を束ねる若き騎士。
過去の大戦の数少ない経験者であり、当時の悲惨な結末からフューリー復興の元暗躍し続けていた。
地球人殲滅のために命令を受けたアル=ヴァンは、手筈を整えるために宇宙連合軍に入隊。
しかしそこで出会った地球人の女性「カルヴィナ・クーランジュ」との恋に堕ちてしまう。
木星開戦と同時に軍を抜けたアル=ヴァンは、同時に怪我で除隊を考えていたカルヴィナをフューリーが利用しているアシュアリークロイツェルのスタッフとして誘う事にした。順風満帆な日々を過ごしていたが、自らの使命と殲滅対象であるカルヴィナとの恋に挟まれ日々苦悩する。
カルヴィナが入社して十カ月後、地球人殲滅のための戦力が整ったため用済みになったアシュアリークロイツェルの破壊を指示。自ら恋人との関係を共に過ごした地球人の仲間と一緒に断った。
その後フューリーとして本格的に地球侵攻を企てるが、騎士としての師匠にあたる「エ=セルダ・シューン」の裏切りにより実験に使用していた地球人三人が逃亡。それを追跡するもエ=セルダに阻まれる。ラフトクランズ同士の決闘となったが、最終的には師匠を上回り殺害した。
しかし恋人を裏切ってしまった事と、裏切ってなお尊敬する師匠をその手に掛けてしまった事がさらに彼を苦しめ、やがて贖罪を求めるようになる。
その後幾度も対峙する主人公と最後の決闘後、敗北を察したアル=ヴァンは全てを打ち明けようとするものの、弟子のジュア=ムに阻まれ月に帰還。その一連の行動が総代に触れたせいで騎士として失脚した。
その後は穏健派に付き暴走を続ける総代グ=ランドンと対峙。暴走を止めるものの船の起動が止まらず、コアまで主人公と共に駆け抜ける。コアを完全に停止させると自らの死に場所を見つけたのか主人公達を逃がすために暴走を最後まで食い止めようとする。ここでルート分岐が入り全8ルート中の5ルートでは生きてフューリーと地球の和平のために罪を償うが、残りの3ルートでは主人公を叱咤激励して死亡する。
ちなみに物語当初から統夜の事はフューリーの騎士で唯一把握しており、「あの時は何も知らない子供だから見逃した」「後にこうなるのが分かっていたら始末していた」等の台詞から、昔対面していたことが分かる。恐らくエ=セルダの妻死亡後、一人で生きるのはまだ難しい年齢の統夜を月に一緒に連れて、皇族のシャナ=ミアの元に匿ったと思われる。(この時にシャナと統夜は幼馴染になったのだと思われる)皇族の親戚でありエ=セルダの弟子であるアル=ヴァンならば会う事はそう難しくない。
序盤から主人公に絡み続けるライバルキャラである。
搭乗機は黒に緑がかった騎士機ラフトクランズ。ラフトクランズと言えば彼の搭乗するソード特化版をイメージするファンは多い。
専用機はラフトクランズ・アウルン。
今作ではラフトクランズのデザインが搭乗者ごとにバリエーションが増えており、アル=ヴァンのラフトクランズ・アウルンはオリジナルの『J』の物とほぼ同じデザインになっている。
基本的に『J』と同じ扱いである。しかし、序盤の設定が大幅に変更された。
トーヤ・シウンの父であり、皇家を護衛する禁士団の長エ=セルダ・シューンが玉座機グランティードを持ち出し、追撃の為にラフトクランズ・アウルンで出撃。ガウ=ラのカタパルトにて追いついて交戦。
しかし、60m級の巨体の玉座機にパワーで押されつつも取り押さえている最中、闇から放たれた凶弾が玉座機に直撃。それは玉座機を取り戻す為に現れた諜士長カロ=ラン・ヴイの「ラフトクランズ・カロクアラ」からの攻撃。カロ=ランから「造反者エ=セルダの討伐」を言われるものの、隙をついた玉座機に逃げられてしまう。
エ=セルダが最初に接触するであろうAK社に赴いた際には愕然と立ち尽くす。そこにあったのは既に何者かによって壊滅し廃墟と化したAK社の無残な姿であった。と書いた通り、師エ=セルダの討伐とAK社の壊滅にはノータッチという良くも悪くも……というか暗躍する諜士団に汚れ仕事を取られて因縁らしきものを丸ごと分捕られたアル=ヴァンの姿であった。
しかし、間の悪い事にカルヴィナが壊滅したAK社でアル=ヴァンのラフトクランズを目撃してしまい、更に間の悪い事にエ=セルダが出血多量で死亡してからトーヤの前に現れた事で「親父を死なせた奴らの一味」と思われてしまい、直接手を下さなかった代わりに『間の悪さで恨まれる』という妙な扱いを受ける事になっている。
しかしその代わり、「J」での主人公達との決定的な因縁がなくなったことで、比較的スムーズにカルヴィナ達と和解することができた。ストーリーでは無条件でラフトクランズ・アウルンと共に、専用BGMをひっさげ自軍に参入してくれる。『因縁のある敵→和解して自軍入り』『専用BGMが追加』など、扱い的には前作のグラキエース達に近い。エースボーナスは『カルヴィナとツインユニットを組むと一度だけ「愛」が発動する』というもの。カルヴィナと組ませたくなるが、実は性能的には格闘寄りなので統夜のグランティードと相性がいい。
また、大剣つながりかゼンガー・ゾンボルトと戦闘する際に騎士VS武士を思わせる専用の掛け合い台詞がある。
AK社に潜入していた頃はアリスター・リンクスと名乗っており、カルヴィナからは「アリー」と呼ばれていた。
掲示板
10 ななしのよっしん
2017/01/25(水) 00:53:13 ID: jsIUaeRxcF
アル=ヴァンのJでの悪行(エ=セルダ殺害、アシュアリー・クロイツェル社月面支社壊滅)はOGMDだと諜士の仕業になったけど、
もしOGMDでもアル=ヴァンの仕業だったとしたら
「恩師を自らの手で殺めてしまい、恋人に愛した人に裏切られる絶望を与えてしまった上、恋人に協力する三人の少女から両親と家庭を奪ってしまった」
というアル=ヴァンが精神崩壊してもおかしくないレベルの自責の念にかられそうな罪状だよね
でももしOGMDでもアル=ヴァンが悪行を背負うことになっていたとしたら
フューリーとの最終決戦後、自責の念に耐えきれず自害しようとするアル=ヴァンを
統夜が「騎士道不覚悟!」と喝破し
カルヴィナが「あなたの贖罪の道を、あたしも一緒に歩むから!」と縋り付く甘々な展開だったかも……?
11 ななしのよっしん
2017/05/13(土) 21:38:33 ID: jsIUaeRxcF
ところで
アル=ヴァン×カルヴィナ(カルヴィナ×アル=ヴァン?)
のカップルの略称ってどうすればいいんでしょうか
アルカル?カルアル?
OG版での愛称にちなんで
アリーカリン?カリンアリー?
アリカリ?カリアリ?
12 ななしのよっしん
2017/06/05(月) 22:15:54 ID: Ut6L++YadG
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最終更新:2025/01/07(火) 09:00
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