オスカー・コラスとは (オスカーコラスとは) [単語記事]

オスカー・コラス（Oscar Luis Colas Leon, 1998年 9月17日-）とは、キューバ出身のメジャーリーガー（外野手・投手）である。

概要

シカゴ・ホワイトソックス　 #22
オスカー・コラス Oscar Colas
基本情報
国籍	キューバ共和国
出身地	サンティアーゴ・デ・クーバ州
生年月日	1998年 9月17日
身長体重	186 cm 95kg
選手情報
投球･打撃	左投左打
守備位置	外野手、一塁手、投手
プロ入り	2016年
経歴
アビスパス・デ・サンティアーゴ・デ・クーバ(2016年-) 福岡ソフトバンクホークス(2017年-2020年)
メジャーリーガーテンプレート

2015年のU-18ワールドカップでは、投手登録ながら4番・指名打者として出場。2016年-2017年シーズンから、キューバ国内リーグのアビスパス・デ・サンティアーゴ・デ・クーバでプレー。野手登録ながら、投手としても登板した。

1年目の2017年はまだ18歳ということもあり、三軍メインで育成。野手をメインにしながら、投手としても起用され、日本でも二刀流に挑戦した。

2年目の2018年からは野手に専念。右翼手・一塁手として二軍で55試合に出場し7本塁打を挙げたが、打率.212と確実性に欠けた。

2019年は二軍の4番打者に定着。5月には打率.333、5本塁打の活躍でファーム月間MVPを受賞した。6月までに打率.296、9本塁打と結果を残し、6月24日に支配下登録された。背番号46。
7月半ばにジュリスベル・グラシアルが国際大会出場のため離脱するのを見据えての支配下登録だったが、7月頭に右膝を痛めて1ヶ月離脱してしまいチャンスを逃す。8月18日、アルフレド・デスパイネの離脱で一軍昇格、同日の埼玉西武ライオンズ戦で7番・ライトでスタメン起用、十亀剣からプロ初打席初球本塁打をマークした（史上9人目、球団初）。しかし9月1日にデスパイネが復帰したのに伴い二軍落ち、7試合の出場でシーズンを終えた。

2020年もソフトバンクの契約保留選手となっていたが、1月にMLB移籍を目指してキューバから亡命したという報道がなされ、消息不明となる。契約更新のないまま2月のキャンプになっても来日しなかったため、2月19日に制限選手として公示された（2015年のルルデス・グリエル Jr.以来、史上4人目）。MLBおよび韓国・台湾・中国との協約により、制限が解除されるまで協約を結んでいるプロリーグ他球団でのプレーは不可能となる。

その後、MLB球団のトライアウトを受験した等の報道があったが、結局シーズンが終わるまでソフトバンクへのコンタクトはなく、オフに「来日する見込みがない選手に枠を使うのは得策ではない」との判断で自由契約となった。

外野手登録ながら、直球 145km/hを計測する二刀流。左投げのため、ポジションは外野手（主に右翼手）と一塁手。

日本では2年目から野手に専念したが、オフにはキューバの国内リーグに参加し、そっちでは投手としても登板しているらしい。

通訳を担当しているのは、2010年から2011年に広島東洋カープに育成選手として所属していたことがあるウィルフィレーセル・ゲレーロ。公私ともにコラスをサポートしているらしい。と言ってもゲレーロの方も日本語はカタコトで、コラスからは「俺の方が日本語が上手い」と弄られているとか。

年度 Year	球団 Team	試合 G	打席 PA	打数 AB	得点 R	安打 H	二塁打 2B	本塁打 HR	打点 RBI	盗塁 SB	犠打 SH	犠飛 SF	四球 BB	死球 HB	三振 SO	併殺打 GDP	打率 AVG	出塁率 OBP
2019年	ｿﾌﾄﾊﾞﾝｸ	7	21	18	2	5	0	1	2	0	0	0	1	2	6	0	.278	.381
2023年	CWS	75	263	245	32	53	9	5	19	4	2	2	12	2	71	5	.216	.257
NPB：1年		7	21	18	2	5	0	1	2	0	0	0	1	2	6	0	.278	.381
MLB：1年		75	263	245	32	53	9	5	19	4	2	2	12	2	71	5	.216	.257