クリエイター奨励プログラムとは、ニコニコで活動するユーザーが収入を得ることができるプログラムである。
クリエイター奨励プログラムであり、クリエイター推奨プログラムではない。
ユーザーは投稿した作品をプログラムに登録することで「作品収入(ドワンゴから奨励金が支払われる)」を得ることができるほか、「クリエイターサポート」からも奨励金を受け取ることできる。
獲得した奨励金の残高確認や受け取り手続きは「クリエイター収入窓口」で行う。
※2022年10月5日のアップデートで、従来のコンテンツに応じた奨励金に加え、ニコニ広告およびギフトの収益と、クリエイターサポートの収益を統合し、収益化の枠組全体を「クリエイター奨励プログラム」と呼称するように改められている。[1]
作品を登録することで、
を得ることができる。個々の対応サービスについては→ 作品収入とは
プレミアム会員、及び本人確認手続を完了させた一般会員が作品を登録でき、動画、生放送、静画、コモンズ(素材)、立体、ゲーム(ゲームアツマール)を登録することができる。(生放送の登録は配信後24時間以内のみ可能[2]。)
コンテンツツリーによって作品間同士で親子関係が登録されると、子作品の人気に応じて親作品にも収益が分配される。※親と子が同一アカウントの場合は収益分配は行われない。
このため、派生作品が作られやすい作品ほど、より多くの収益を得られる可能性がある。具体的にはボカロ曲やニコニ・コモンズ素材、動画制作に必要なフリーソフトなどが挙げられる。
フリーソフト自体はniconicoにアップロードできないのでニコニコ静画にロゴをアップするか、紹介動画をアップロードするといった方法が考えられる。
また、ニコニコ外で提供されているコンテンツのライセンス情報のみでもニコニ・コモンズに登録できるようになっているため、他サイトで提供されているフリーソフトや素材なども間接的に収益化が可能となっている。
詳細 → ニコニ・コモンズ「素材ライブラリー」がリニューアル!ツールやMMDモデルなども登録可能に!
2018年6月より、ニコニコ生放送に関してはニコニ広告のポイントが収益化の対象に、2018年8月からはニコニコ生放送の「ギフト」(いわゆる投げ銭機能)も収益化の対象になった。[3]
ニコニ広告やギフトが贈られた作品については、従来の盛り上がりによる分配に加え、ニコニ広告のポイントや贈られたギフトに応じた分配が行われる。ニコニ広告やギフトのポイントは一旦原資に加えられた上で分配される(ユーザー間で直接送金をしているわけではないので「還元率」という概念は存在しない)[4]
作品収入の原資はプレミアム会員収入の一部と、2014年4月から始まった再生前動画広告の収益で賄われている[5]。2018年6月からはニコニ広告・ギフトの収益の一部も原資に組み込まれ、配信者・投稿者に送られたポイントに応じた額が配分されるようになった。
※クリエイターサポートの原資はサポーターの月額料金の一部から賄われる。
2022年10月6日より始まる、クリエイター個人に対するサポート機能[6]
月額330円(税込)でクリエイター活動を行う任意のユーザーのサポーターに登録できる。サポーター登録を行った人にはサポーターカード(デジタル券面)が発行される。
クリエイター側はユーザーレベル18以上のユーザーが対象となるが、作品や配信ではなくユーザー個人に対しての支援になるためニコニコの各種サービスの実績を問わずサポートを受ける事ができる。ユーザーレベルを満たせば従来ではクリエイター奨励金の対象にならなかった大百科編集者なども対象となる。
クリエイター奨励プログラムで得られた収益金は、以下の流れで換金される。
登録された作品に月ごとに収益金が付与される。収益金は作品の人気度、派生作品の数や人気度等で計算されるが、詳しい計算方法は公開されていない[7]。登録された作品にコンテンツツリー経由で子作品が登録されている場合は子ども手当(後述)も付与される。収益金が実際に付与されるまでは1ヶ月の審査期間があり、その間に作品が削除されたり規約違反が発見された場合は収益金は無効になる。
また収益金にもニコニコポイントと同じように有効期限(1年)がある。
サービス開始当初は、複数の人間がかかわった作品であっても作品を登録したユーザーしか収益金を受け取ることができなかったが、コラボレーター登録が実装され、最大50%までの範囲で複数の人間に収益金を分配することが可能になっている。
月初めの数日間は収益金の集計が行われるため、予想金額などは「計算中」と表示され、確認ができない。
2022年10月5日より、収益金の価値をより明確にするため、単位が「スコア」から「円」に改められた。
貯まった収益金は以下の3種類と交換できる。[8]
交換された収益金は税制上雑所得として取り扱われる。現金・ニコニコポイント・Amazonギフト券の種別を問わず「交換金額=雑所得」として取り扱われるので注意。
1年間の(ニコニコ以外も含めた)雑所得の合計金額が20万円を超える場合は確定申告が必要である[9]。
現金は楽天メルマネを利用して受け取るようになっており、個人情報の入力と口座振り込みの手続きも必要。また、現金交換の場合は手数料が差し引かれる。
換金申請は毎月10日締めとなっており、20日頃に口座振込手続きの案内メールが送付される。例えば2012年4月11日~5月10日の間に申請すれば、5月20日前後に案内が送られ、振込手続きが行える。
詳細は「クリエイター奨励スコアを現金に換える|ニコニコヘルプ」を参照。
ユーザーが受領した収益金には消費税(10%)が含まれている。
開業届を出さず、Pixivなど他のサイトの収益を含めた金額が年間1000万円を超えないのであれば免税事業者[10]とみなされ受け取った消費税を納税する義務は発生しない。開業届を出して青色申告を行っている場合は、経費や外注などで支払った消費税との差引計算(仕入額控除)を行うために必要に応じてインボイス制度における適格請求書発行事業者に登録する必要がある。
これはAmazonギフトカード・ニコニコポイントで受け取る場合でも同様となる。
目安としては、収益が年間1000万円以下であれば、2023年10月以降も開業届やインボイス登録をする事無く収益金を受け取れる。
審査により無効となった収益金および分配されたにも関わらずユーザーが期限までに受け取らず失効を迎えた収益金は、再び原資に組み込まれ再分配される仕組みとなっている。
現在対応している著作物は、クリエイター奨励プログラムに対応している著作物一覧|ニコニコヘルプを見て確認ができる。
会社や団体によっては以下のように「クリエイター奨励プログラムに登録する用の動画」が投稿されており、その動画を親作品に指定することでクリエイター奨励プログラムへ登録されたこととなる。なお、登録をしても審査によって収益化の対象から外れてしまうことがあるので予め注意が必要である。
また、ニコニコ動画許諾楽曲検索に掲載されている楽曲を利用した動画もプログラムに登録することが出来る。
著作権を侵害した作品の登録は参加規約で禁止されており、規約違反が疑われるものについては、運営側で収益化を保留する[11]。
クリエイター奨励プログラムの収益化が保留された作品については、運営側から投稿者に対してその旨のメールが送信されるが、投稿者が権利侵害でないと認識している場合には、1週間異議申し立てをすることができる期間があり、異議申し立てを受けて権利侵害でないと判断された場合には、通常通りクリエイター奨励金を受けることができる。
ただ、クリエイター奨励プログラムに登録された作品それ自体が権利侵害物であるかどうかの判定基準が曖昧な部分があるとの指摘がなされている。
いつでもタイムシフト視聴可能(クリエイター奨励プログラムの説明は0:45~)
掲示板
2137 ななしのよっしん
2024/09/04(水) 11:42:02 ID: pQrJEshD9h
>>2133
俺も知りたいぜ...
「サービス停止期間中の奨励金の補償」が
投稿・配信している時の約14倍だったからなぁ~
運営がその時の気分で計算しているんじゃないw?
2138 ななしのよっしん
2024/09/04(水) 23:12:02 ID: 8H2C4QXJy7
原資と分配って概念知らない?
2139 ななしのよっしん
2024/10/13(日) 13:10:13 ID: 727q+CBrtk
YOUTUBEと違って出典引用を記載した記事でも
うちは法律の専門家じゃないんで~とか責任丸投げして
引用があるから収益化できないとか言われた
そら皆、YOUTUBEにいくし通りで実写や著作権きれている歴史関連以外の
解説やレビュー動画がYOUTUBEより大幅に少ない訳だわ……
急上昇ワード改
最終更新:2024/12/21(土) 20:00
最終更新:2024/12/21(土) 20:00
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