ゴールデンイーグル

ゴールデンイーグル(golden eagle)とは、英語でイヌワシという意味である。

曖昧さ回避

1. 東北楽天ゴールデンイーグルス - 2005年設立のパシフィックリーグ所属の日本プロ野球球団。
2. ビアンカの大冒険 ゴールデン・イーグルを救え! - 1990年公開のディズニー制作のアニメーション映画。
3. ゴールデンイーグル - オーストラリアで施行される競馬の競走。本稿で詳述する。

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ゴールデンイーグル(Golden Eagle)とは、オーストラリアのローズヒルガーデンズ競馬場^[1]で行われる競馬の競走である。格付けは無し。

2023年時点の開催条件は10月下旬～11月上旬、芝1500mコース。出走資格は南半球産馬4歳・北半球産馬3歳限定。

概要

2019年、オーストラリアターフクラブによって設立。総賞金750万豪ドルという、世界的にも上位に入る高額賞金レースである。
2023年には総賞金1000万豪ドル(約9億7000万円)、1着賞金525万豪ドル(約5億1000万円)へ増額。

一種のチャリティー競走でもあり、優勝馬の関係者（陣営）は、獲得賞金の10%を寄付することが推奨されている。

日本馬は2023年のオオバンブルマイが初制覇。名前が名前だけに「大盤振る舞いの寄付」として話題になった。

格付けについて

高額の賞金が出る国際レースには、必然的に世界の強豪馬が集い、グループ/グレード認定に参照されるレースレーティングも高くなる。同じような超高額賞金レースとして2020年に始まったサウジカップは第3回（2022年）開催時点で、Ｇ３・Ｇ２をすっ飛ばしてG１へ昇格している。

なのになぜ、ゴールデンイーグルほどのレースが第6回まで格付けなしだったのか。身もふたもない話だが、これは「ニューサウスウェールズ州競馬協会とヴィクトリア州競馬協会の仲が悪いせい」である。国内の競馬協会の満場一致が得られないと国際G１申請は出せないのだ。

2024年9月20日、オーストラリア競馬メディア「Racenet」にて、2024年開催からジ・エベレストなどと共にグループ1に格付けされることが報じられた。

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https://twitter.com/RacenetTweets/status/1836889533633417568

が、実際にG１へ昇格したのはジ・エベレストと2025年開催のオールスターマイルの2レース^[2]でゴールデンイーグルは対象に含まれていなかった。

2025年もオーストラリアからG１昇格申請を行ったものの、アジア競馬連盟の格付け統括機関であるアジアパターン委員会によって却下されてしまった^[3]。

歴代優勝馬

※日本語読みの前の「*」は競走・繁殖用途を問わず日本に輸入されたことのある(=JRAないしJAIRSの公式な日本語表記が存在する)馬を示す
※太字は大百科に個別記事のある馬
※回数にリンクが付いている回はニコニコに個別動画あり

回数 (開催年)	優勝馬 (日本語読み)	性齢	タイム	優勝騎手	管理調教師(調教国) ※表記がない場合調教
第1回 (2019年)	Kolding (コールディング)	騸4	1:28.28	G.ボス	C.ウォーラー
第2回 (2020年)	Colette (コレット)	牝4	1:32.67	K.ジェニングス	J.カミングス
第3回 (2021年)	I'm Thunderstruck (アイムサンダーストラック)	騸4	1:27.90	H.ボウマン	M.プリンス&M.ケントJr.
第4回 (2022年)	I Wish I Win (アイウィッシュアイウィン)	騸4	1:28.19	L.ノーレン	P.ムーディー
第5回 (2023年)	Obamburumai (オオバンブルマイ)	牡3	1:29.26	J.パー	吉村圭司
第6回 (2024年)	Lake Forest (レイクフォレスト)	牡3	1:27.98	C.ファロン	W.ハガス
第7回 (2025年)

関連項目

• 競馬
• 海外競馬 / オーストラリア
• 競馬の競走の一覧

脚注

1. *ニューサウスウェールズ州・シドニー近郊に位置する。
2. *Racing Australia Announces Group 1 Upgrades(PDF) - レーシングオーストラリアより
3. *アジアパターン委員会が40以上のレース格上げを却下（オーストラリア） - JAIRSより