チキン南蛮とは、宮崎県延岡市を発祥とする鶏肉を使った郷土料理である。コンビニエンスストアーの弁当のおかずやスーパー等の惣菜として全国に広く知れ渡っている。
かつて、宮崎県延岡市内にあった、洋食店「ロンドン」のまかない料理が原型と言われている。この延岡市発祥の郷土料理は当初、「南蛮」というその名の示すように、鯵の南蛮漬けなどと同様に、衣を付けて揚げた鶏肉を甘酢にさっと浸しただけの単純なものだった。
1960年代にこの洋食店での修行を終えた料理人が独立をした料理人・後藤直(ごとうなおし・故人)氏が延岡市内に開いた大衆食堂「直ちゃん(なおちゃん)」で慣れ親しんだまかない料理を商品として開発。安価で手に入りやすい鶏の胸肉料理を一品150円で売り出したのが、今日の「チキン南蛮」のそもそもの始まりであった。なお、当時から現在にいたるまで、「直ちゃん」の元祖チキン南蛮はタルタルソースを用いていない。
一方、現在よく知られているタルタルソースを用いたチキン南蛮を開発したのは、延岡市出身の料理人で「ロンドン」で修行をし、後に宮崎市を中心として親族が経営していた「おぐらグループ」に参画する甲斐照幸氏であった。タルタルソース・チキン南蛮は、宮崎市の「おぐらグループ」内の、延岡の本家と同名の「洋食屋ロンドン」で、1965年に初登場をしている。当初は売れなかったが口コミでジワジワと売れるようになっていった。なお、タルタルソースとチキンという組み合わせのヒントは、するめとのマヨネーズの組み合わせにあったという話も伝わっている。
こうして宮崎県内のお弁当屋などでは、メニューにチキン南蛮弁当が加わるようになり、これが次第に全国に伝わっていくこととなる。現在では宮崎県内はもとより、全国に広まった料理である。
上記のような経緯から、一義的には「直ちゃん」を、二義的には「おぐら」をチキン南蛮の元祖とするべきであるが、一般的に知られているのはタルタルソースかけの方である。ほぼ同じ料理を、同じ店で修行をした二人の料理人が、ほぼ同時期に生み出したという偶然には驚くばかりである。なお、後藤直氏と甲斐照幸氏は修行の苦楽を共にした仲間であった。
レシピはあえて書かないから、動画の方を参考にしてくださいねw。
2009年に、延岡市は「チキン南蛮発祥のまち」を宣言し、マスコットキャラクターを公募したところ、県内外、海外からも応募が寄せられ、選考委員会の検討と市民投票の結果、「チキなん番長」に決定した。
チキン南蛮のレシピを紹介していてそのうp主の手際の良さで驚く動画も多いが、宮崎県=チキン南蛮という認識が強いので、宮崎県に関連する動画に“チキン南蛮”のタグを打たれる動画も多い。
掲示板
31 ななしのよっしん
2022/09/06(火) 03:51:00 ID: ZPcr3sOhxQ
>>30
東京のパチモンなんかより地元の方が美味しいという東京下げを出汁にした地元賛美でしょ。
この手の話毎回東京を馬鹿にすることから始まる感じなので酷い…
そして当の宮崎県民とやらも色々な派閥があるので結局イチャモンでしかない。
悪く言うとたこ焼き揚げだこ論争と同レベルの低次元の争い…
32 ななしのよっしん
2023/12/10(日) 01:39:08 ID: kogJYt3+hD
東京でチキン南蛮を食べたいなら秋葉原(ほぼ末広町)にいいお店あるからおすすめ
店主が本場宮崎のチキン南蛮にこだわって作ってて本当に美味しい
33 ななしのよっしん
2023/12/10(日) 01:45:03 ID: e09D6S5GBq
ここで文句言ってる奴らも生クリーム使ったカルボナーラもどきはウマイウマイって食ってそう
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最終更新:2024/05/19(日) 16:00
最終更新:2024/05/19(日) 16:00
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